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2021.12.17
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【試聴レビュー】final ZE3000は完全ワイヤレスイヤホンの新たな定番モデル!?シンプルな機能と音質をご紹介

【試聴レビュー】final ZE3000は完全ワイヤレスイヤホンの新たな定番モデル!?シンプルな機能と音質をご紹介

完全ワイヤレスイヤホン「final ZE3000」は高い評価を受けた定番有線イヤホン「E3000」の自然な音作りを超えることを目標に設計されました。新たな定番モデルとしての実力を備えた「ZE3000」を音質レビューと共に詳しくご紹介します。

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final(ファイナル)とは?

final(ファイナル)は2007年に設立された日本のオーディオブランドです。

当初は「final audio design(ファイナルオーディオデザイン)」という名称でハイクラス製品を中心に製品をリリースしていましたが、2014年にブランド名を現在の「final」に変更。2,000円台から40万円台までのイヤホン・ヘッドホンを取り揃える、幅広いラインナップで人気を集めています。

特に2017年に発売された『E3000』は、5,000円以下のイヤホンの中でも大変な人気を誇ったイヤホンで、今なお低価格有線イヤホンの定番モデルとして多くの方に愛されています。

2017年発売のE3000
2017年発売のE3000

【商品情報】final E3000

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finalブランド初の完全ワイヤレスイヤホン登場!

そのfinalからワイヤレス専門のサブブランド「ag」ではなく、ついに初となる”finalブランドの”完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。

「ワイヤレスでも定番モデルE3000の音質を超える製品をつくりたい」という想いから開発が始まり、営業担当氏が「どうしても発売をしたかった」と語るほど強く推すのがこちらの『ZE3000』です!

新製品「ZE3000」
新製品「ZE3000」

今回はこのZE3000について、さっそく実機をお借りしましたので外観・音質レビューをお届けいたします。

final ZE3000 外観レビュー

イヤホン本体

それでは外観チェックから。今回お借りしたサンプルはブラックモデルですが、まったくの黒一色というわけではなくグレーの模様が入った天然石のようなカラーリングとなっています。

ZE3000の外観
ZE3000の外観

横から見るとやや厚みがあるようですが、装着時の安定性はしっかりとしています。

ZE3000を横から見た図
ZE3000を横から見た図

イヤーピースはTYPE E完全ワイヤレス専用仕様

付属イヤーピースはおなじみ、final製TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様モデル(SS/S/M/L/LL)の5種です。

ステム(軸)も完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的なもので、他のイヤーピースに差し替えて楽しむことも可能です。

ZE3000のステム
ZE3000のステム

「f-Link(エフリンク)ダンピング機構」搭載

ぐるっとZE3000の本体を見回して気がついたのですが、ダイナミックドライバー搭載モデルなのにベントホール(通気孔)が見当たらない?!

実はZE3000にはイヤホンの筐体内部の音響空間の圧力を最適化し、筐体外部へのベント無しで有線イヤホンと同等の音作りを可能にする「f-Link(エフリンク)ダンピング機構」が搭載されています。

「f-Link(エフリンク)ダンピング機構」搭載

この機構によって、防水性能(IPX4)と低域の適切な音作りを両立することが可能になり、過去にE3000で実現した「強調された帯域を作らない自然な音作り」を完全ワイヤレスイヤホンにおいても実現しているとのことです。

新設計のドライバーユニット「f-Core for Wireless」

また、外側からは見えませんが内部に搭載された新設計のダイナミックドライバーにも注目です。

現在、優れたオーディオ機器、アンプなどの電子機器の歪み(信号波形が変形すること)は0.0001%程度と極めて低くなっているのに対して、イヤホン内部のドライバーユニット(スピーカー部分)で発生する歪みは優れた製品でも低域では1%以上と、10,000倍以上の歪みが発生します。この歪みを大幅に低減して音質を飛躍的に向上させるため、新たに製造方法から全てを見直し完成させたのが、超低歪を実現した新設計のドライバーユニット「f-Core for Wireless」です。

これにより、他の音に埋もれて聴こえにくかった一音一音の細かな部分を明瞭に聴き分けることが可能になり、さらには残響音が減衰していく過程を最後まで聴きとれることで、音楽の音空間の広さまでもしっかりと感じられるようになっています。

タッチ操作

ZE3000の操作はタッチパネル方式ですが、そのタッチ範囲にはちょっと注意が必要です。一見、一番広い部分をタッチすればいいのかな?と思ってしまいますが、実際のセンサー部分は赤で塗られた場所になります。

赤く塗った部分がタッチセンサー
赤く塗った部分がタッチセンサー

意外にも思えますがしばらく使ってみると”誤タッチ防止”の意味を持たせていることに気づきます。

一番広い面はどうしても着け外しなどで触りやすいため、思わぬところで思わぬ操作をしてしまいがちですが、ZE3000では明確にタッチ範囲が「うしろ側」にセットされているのでその心配が軽減されます。

また、ZE3000には専用アプリがありません。1回タップすると再生・停止、右側(左側)を長押しで次の曲(前の曲)、右側(左側)を2回タップでボリュームアップ(ダウン)といった使用方法含め、いたってシンプルな設計となっています。

final ZE3000 音質レビュー

それでは音質チェックに移りましょう。ZE3000はaptXコーデックに対応しているので、プレイヤーも同じく対応モデルのSE100を使用してみました。

ZE3000とSE100
ZE3000とSE100

中高域のスピード感と元気の良さ、音ヌケの良さを感じさせ、目標としていたE3000の音に匹敵するクリアなサウンドに仕上がっていると感じました。むしろ音場の広さ、定位の良さなどE3000を上回っている点も多く、設計時の目標はしっかりと果たされているのではないかと思います。

やや量感控えめですがしっかりと芯のある低域も組み合わさることで、閉そく感のない開放的な音が楽しめる完全ワイヤレスイヤホンとなっています。

ノイズキャンセリング機能や専用アプリがない点については好みが分かれるところかもしれませんが、機能の豊富さより音質面を重視したいという方には選択肢のひとつとなるイヤホンではないでしょうか。

製品仕様

通信方式
BluetoothR5.2
再生周波数帯域
20Hz~20KHz
対応コーデック
SBC、AAC、Qualcomm aptX™、aptX™ adaptive
対応プロファイル
A2DP、 AVRCP、 HSP、 HFP
連続音楽再生時間
最大7時間(ケース込み最大35時間)
バッテリー容量
イヤホン片耳35mAh/ケース300mAh

【商品情報】final ZE3000

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まとめ

finalがワイヤレス専門のサブブランド「ag」ではなく、あえて本家ブランド「final」として送り出す完全ワイヤレスイヤホン「ZE3000」は、

・定番イヤホンE3000を超える音作りを実現
・クリアな中高域とタイトな低域で開放的なサウンドが楽しめる
・シンプルな操作感


がポイントです。

final ZE3000は本日12月17日より発売開始、試聴機も用意しておりますのでぜひ店頭でその音質をお確かめ下さい。クリスマスプレゼントにも最適ですよ!

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