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2022.02.03
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【試聴レビュー】限定!KOJO Doyaguはポタアンファン必聴のこだわりポータブルヘッドホンアンプ

【試聴レビュー】限定!KOJO Doyaguはポタアンファン必聴のこだわりポータブルヘッドホンアンプ

クリーン電源装置などで知られるKOJO(光城精工)から久々にポタアンが登場!KOJO Doyaguは”砲金削り出し”ボディの限定300台という希少なポータブルヘッドホンアンプです。「Doyagu」の詳細を音質レビューを交えてご紹介します。

▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
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KOJO(コージョー)とは

KOJOは青森県平川市に本社を構える株式会社光城精工のオーディオブランドです。1990年の設立以来、オーディオ用途はもちろんのこと産業・医療の分野で使用される電源装置を中心に”電源”にこだわり続けるメーカーです。

KOJOを代表するクリーン電源装置・Aray MKII
KOJOを代表するクリーン電源装置・Aray MKII

そのKOJOからポータブルヘッドホンアンプの新作が発表されました。2013年に発売された真鍮削り出しボディの「KM01-BRASS」をリバイス(改訂)したポータブルヘッドホンアンプ「Doyagu(どやぐ)」がこちらです!

ポータブルヘッドホンアンプの新作・Doyagu
ポータブルヘッドホンアンプの新作・Doyagu

【商品情報】KOJO Doyagu

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今回はこの「Doyagu」について、詳細および音質レビューをお届けしたいと思います。

KOJO Doyaguとは

KOJOのポータブルヘッドホンアンプといえば、先ほども触れましたが2013年に発売されたモデル「KM01-BRASS」を覚えている方も多いのではないでしょうか。今回発売となる「Doyagu」はその「KM01-BRASS」をさらにブラッシュアップした、進化版ともいえるモデルとなっています。

しかもなんと限定300台のみ販売というレアモデルです!

Doyaguは限定300台のみ販売
Doyaguは限定300台のみ販売

KOJO Doyaguの外観チェック

砲金ボディ

「Doyagu」のボディには砲金が使われています。砲金とは銅と錫(スズ)の合金で、同じ銅合金の真鍮(銅と亜鉛)よりも銅の配合成分率が高いことから粘り強さを備えています。”砲金”という名前はその昔、その粘り強い性質から大砲の砲身の材料として使用されたことからつけられたものです。

この砲金削り出しボディにはその質感を楽しんでいただきたいという想いからあえて表面処理を施さず、使うほどに深まる風合や経年変化によるアンティーク感を楽しんだり、定期的なメンテナンスで煌びやかさを保つなど、ユーザーが自分好みに仕立てることができるようになっています。

また天板部分にはシボ加工を施した本革を貼り付けてあり、モデル名の刻印もされています。

本革部分にはモデル名の刻印
本革部分にはモデル名の刻印

縦横は名刺サイズ

縦横のサイズは57mm×93mmとほぼ名刺サイズ、厚さは19mmとなっています。とはいえさすがは砲金削り出し、重さは約327gとかなりのものとなっていますのでうっかり足に落としたりしないようご注意ください。

なお、Doyaguという個性的なネーミングについては特に説明はないのですが、東北地方の方言に「どやぐ(=親友)」というものがあるそうです。

ほぼ名刺サイズ
ほぼ名刺サイズ

3.5mmステレオミニプラグ

「Doyagu」は純粋なアナログアンプということで、入力・出力ともに3.5mmステレオミニプラグのみと非常にシンプルな構成です。電源はボリュームスイッチ連動式となっています。ボリューム部には削り出しの利点を活かした、ガッシリとしたガードが設けられているのも特徴です。

シンプルな入出力パネル
シンプルな入出力パネル

電源

電源はなんと驚きの「単4電池1本のみ」!たったこれだけですが、そこは電源に並々ならぬこだわりを持つ光城精工です。

大容量のコンデンサを搭載、信号増幅段のオペアンプには低い電源電圧ながらもダイナミックレンジを広く確保することのできるRail to Railオペアンプを採用するなど、徹底した音質追及を行っています。

電源は単4電池1本のみ
電源は単4電池1本のみ

KOJO Doyaguの音質レビュー

さて、それではDoyaguの音質チェックとまいりましょう。プレイヤーにはAstell&Kern KANN ALPHA、イヤホンにはSENNHEISER IE 900をそれぞれセレクトしてみました。

DoyaguとKANN ALPHA、IE 900で試聴
DoyaguとKANN ALPHA、IE 900で試聴

【商品情報】Astell&Kern KANN ALPHA

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【商品情報】SENNHEISER IE 900

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「KANN ALPHA」も出力の高さには定評のあるDAPですが、やはりポータブルヘッドホンアンプを導入することで低域表現が大きく変わることを実感します。

「KANN ALPHA」単体では締まった低域という感じだったところに、「Doyagu」をはさむことにより量感がややアップ、深みと沈み込みがさらに増してきました。

もうひとつ、ボーカル域やピアノなどの高域に関しても大きな変化を感じます。「KANN ALPHA」単体では硬質であっさりとした高域ですが、「Doyagu」がそこにほどよい響きと艶を加えることで生々しさがぐっと際立たせてくれるようです。

女性ボーカルや生楽器の音を追求したい、という方にはぜひ聴いていただきたいと思います。

製品仕様

入力端子 ステレオミニジャック(φ3.5) 出力端子 ステレオミニジャック(φ3.5)
推奨負荷インピーダンス 16~300Ω 周波数特性 10-100KHz(+0dB、-0.5dB)
定格出力 8mW + 8mW(32Ω負荷) S/N 比 80dB 以上
全高調波歪率 0.05%以下 電源 単四電池×1(アルカリ、充電電池)
連続動作時間 約14 時間(使用条件によって変動。) サイズ W57×H93×D19 [mm]
重量 約 327g(電池含まず)

【商品情報】KOJO Doyagu

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まとめ

今回ご紹介したKOJO Doyaguは、
・限定300台のみ販売の特別モデル
・砲金削り出し、表面処理なしのボディは使い込むほどに風合いUP
・豊かな低域と絶妙な響き・艶を感じさせる音質
が主な特徴のポータブルヘッドホンアンプです。

KOJO Doyaguは2月17日発売予定、ご予約は本日より受付開始しております。
なお、限定生産モデルのため当店入荷数もかなり限られております。ご予約・ご購入はお早めにどうぞ!

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