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2022.02.04
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【試聴レビュー】LUXURY&PRECISION W2-131はなにが変わったのか?!復活した小型USB-DACを徹底解説します

【試聴レビュー】LUXURY&PRECISION W2-131はなにが変わったのか?!復活した小型USB-DACを徹底解説します

高音質・高出力で人気だったLUXURY&PRECISIONの小型USB-DAC「W2」がアップグレードして再登場!今回はブルーのボディが印象的な新モデル「W2-131」をスマホと繋いで音質チェックしましたので、詳しくレビュー解説します。

▶この記事の監修
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LUXURY & PRECISIONとは

LUXURY & PRECISION(ラグジュアリーアンドプレシジョン、以下L&P)は中国語で楽彼(ルー・ビー)と発音される中国のオーディオブランドです。

より忠実な音の再現、より贅沢な使い心地を追求し、高性能HIFIポータブルミュージックプレイヤーを中心に生産販売しています。

最近では、R-2Rラダー型DAC回路を搭載したポータブルプレイヤー「P6 PRO」が47万円以上というお値段にもかかわらず人気を誇っています。

L&PのフラッグシップDAP「P6 PRO」
L&PのフラッグシップDAP「P6 PRO」

そんなL&Pから、今もっとも熱いジャンルである小型USB-DACの新製品が登場!それがこちら、「W2-131」です!

W2-131
W2-132

今回はこの鮮やかなブルーが印象的な「W2-131」についてレビューをお届けいたします。

LUXURY & PRECISION W2-131とは

さて、まずこの姿かたち、そしてモデル名を見て「あれ、なんだか見覚えが…」という方もいるかもしれません。実はこのW2-131、昨年5月に発売された「W2」のアップグレードモデルなのです。

W2(左)とW2-131(右)
W2(左)とW2-131(右)

W2-131の外観チェック

ボディーカラー

W2-131はなにが変わったのか?について、まずは外観から見ていきましょう。

先ほどの写真からもわかるとおり、ボディカラーがブラックからプルシアンブルーに変更となりました。

W2-131のフロントパネル
W2-131のフロントパネル

本体上部にはボリューム・項目選択用のシーソー式ボタンと、液晶ON/OFFおよび設定変更用のModeボタンの2つが配置されています。

出力端子

出力には3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2種類を装備しています。なお、別途ケーブルが必要となりますが3.5mm端子の方はSPDIF(同軸)出力も可能です。

3.5mm端子と4.4mmバランス端子の2つを装備
3.5mm端子と4.4mmバランス端子の2つを装備

USB端子

USB端子にはいまや標準ともいえるType-Cを採用しています。

USB端子はType-C
USB端子はType-C

Lightningケーブル付属

こちらが内容物となります。W2-131本体にマニュアル(中国語・英語・日本語での表記あり)、USBケーブル(C to CおよびC to Lightning)、Type-A変換アダプタが同梱されていますが、これらの同梱物に関しては、あくまでメーカーからの好意によるプレゼント品扱いとなります。

そのためプレゼント品の細かい仕様(色や長さ等)に関しては、告知なしで仕様変更される可能性があるとのことです。

W2-131の内容物
W2-131の内容物

背面パネルも地味に変更されていました。旧W2がカーボンパターンだったのに対し、W2-131では真っ黒のパネルとなっています。

背面パネルは真っ黒に変更
背面パネルは真っ黒に変更

ここまで見てきたようにカラーリング以外の外見は旧W2とまったく同じなのですが、もうひとつの違いは中身の方にありました。

DACチップがシーラスロジック社製CS43198のデュアル構成(旧W2)から、CS43131のデュアル構成(W2-131)に変更されたというものです。CS43131はCS43198とほぼ同じスペックですが、ヘッドホンアンプを内蔵しているという点とさらなる低消費電力化が図られている点が異なります。

特にこのW2-131では、4.4mmバランス出力の数値も旧W2の230mW(32Ω負荷)から260mW(32Ω負荷)へと向上しています。

W2-131の音質レビュー

スマートフォンと繋いでサブスク音源を再生

それでは音質レビューです。今回はスマートフォンに接続してサブスク音源を再生するという、一般的な小型USB-DACの用途にあわせて試聴してみました。

イコライザはNormal設定としています。また、4.4mmバランス出力のパワーアップが図られているということなので、イヤホンにはSONY IER-Z1R(4.4mmバランスケーブル)を使用しました。

W2-131とIER-Z1R
W2-131とIER-Z1R

【商品情報】SONY IER-Z1R

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ややカッチリとした感じでメリハリの効いた音質と、解像度の高さがパッと耳に飛び込んでくる印象です。

旧W2と比較すると、やはり出力の向上が影響しているのか低域の質感がアップしているのを感じます。今回選んだIER-Z1Rは接続する機器によっては低域表現の難しいイヤホンでもあるのですが、量感・質感ともに充分鳴らせているのではないかと思います。

また、イコライザ設定が非常に豊富なのでNormalの音質が素直すぎて面白味に欠ける、という場合でもRockやPopなどに設定変更することで手軽に音質変更も可能なため、これは積極的に活用していただきたい機能です。

製品仕様

デジタル入力端子 USB-C アナログ出力端子 3.5mm (Unbalance)、4.4mm (Balance)
最大出力 125mW@32 ohm (Unbalance)、260mW@32 ohm (Balance) ゲイン High/Low
サイズ W60×H22×D12.5 [mm] 重量 22g

【商品情報】LUXURY & PRECISION W2-131

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まとめ

今回ご紹介したW2-131は
・シンプルな操作性と豊富なイコライザ設定
・Lightningケーブル同梱でiPhoneユーザーも安心
・バランス接続派にオススメの高出力設計

無骨な見た目によらず遊び心のある小型USB-DACとなっています。

L&P W2-131の発売日は2月15日、本日よりご予約受付も開始しております。さっそく試聴機もご用意しましたのでぜひ店頭でお試し下さい!

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