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2022.04.01
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【レビュー】Violectric HPA V340 の音質は?ハイレベルなアナログヘッドホンアンプ登場!

【レビュー】Violectric HPA V340 の音質は?ハイレベルなアナログヘッドホンアンプ登場!

ドイツのオーディオブランド「Violectric」から据え置き型アナログヘッドホンアンプ「HPA V340」が登場しました。上位機種ゆずりのハイレベルな骨太サウンドが特徴のヘッドホンアンプ「HPA V340」を音質レビューいたします。

フジヤエービック店舗イメージ
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Violectricとは

Violectric(バイオレクトリック)はドイツの放送・レコーディングスタジオ向けプロ機器メーカー、「Lake People(1986年創立)」のハイファイ部門ブランドです。

日本では主に据え置き型ヘッドホンアンプを中心に展開しており、日本でもUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「DHA V226」、アナログヘッドホンアンプ「HPA V550 PRO」の2モデルが先日発売されました。

【商品情報】Violectric DHA V226

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Violectric DHA V226商品イメージ

【商品情報】Violectric HPA V550 PRO

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Violectric HPA V550 PRO商品イメージ

そのViolectricから本日、新しい据置型ヘッドホンアンプがまた1台デビューいたしました。

今回はさらに追加されたモデル「HPA V340」について、音質レビューをまじえつつご紹介したいと思います。

Violectric HPA V340全体イメージ
さらなる新モデル「HPA V340」

HPA V340の外観レビュー

パッケージ内容

まずはパッケージ内容を確認してみましょう。

マニュアル類、電源ケーブル、そしてHPA V340本体と今回もシンプルな内容です。なお、電源ケーブルはこちらもアースつきの3ピンタイプですので、コンセントの形状によっては2ピンへの変換アダプタ等が必要となります。

パッケージ内容イメージ
パッケージ内容はとてもシンプル

フロントパネル

フロントパネルにはViolectricの特徴ともいえる巨大なボリュームノブ、入力および出力切替のトグルスイッチ、ヘッドホン出力端子と電源ボタンが並びます。

HPA V340のフロントパネル
HPA V340のフロントパネル

上段が入力切替のトグルスイッチで、左に倒すとRCA1、右に倒すとRCA2の各端子に切り替わります。真ん中にすることでどちらの入力もオフになるミュート状態となります。

下段は出力切替のトグルスイッチとなっており、こちらは左に倒すとヘッドホン出力、右に倒すと背面のライン出力にそれぞれ切り替わります。真ん中にすることでヘッドホン・ラインの両方から出力します。

入力・出力切替のトグルスイッチ
入力・出力切替のトグルスイッチ

ヘッドホン出力端子は先週ご紹介したHPA V550 PROと同じく、6.3mmシングルエンド・XLR4pinバランス・6.3mmシングルエンドとなっており、4.4mmバランス端子はありません。

ヘッドホン出力端子は6.3mmとXLR4pinのみ
ヘッドホン出力端子は6.3mmとXLR4pinのみ

リアパネル

リアパネルの左側には3ピンタイプのインレット、RCA入力端子(2系統)、RCA/XLRの出力端子が並びます。

HPA V340のリアパネル
HPA V340のリアパネル

RCA入力には左・右チャンネルそれぞれ独立して設定可能なゲイン設定変更用ディップスイッチが用意されていますが、これはRCA1/2共用です。

ディップスイッチでRCA入力のゲイン変更可能
ディップスイッチでRCA入力のゲイン変更可能

ちょっと変わっているのがライン出力端子です。

こちらはRCA入力の信号を他の機器にも送る際に使うのですが、RCAとともにXLR端子も備えています。出力ボリュームの固定・可変もボタンで切替できるようになっているので、たとえばパワードスピーカーに接続してボリュームはこのHPA V340で調整する、というような使い方も可能です。

ライン出力端子にはRCAとXLRの2種類を装備
ライン出力端子にはRCAとXLRの2種類を装備

サイズ

HPA V340のサイズは先週ご紹介したV550 PROと同じく、デスクトップサイズとなっています。A4用紙の1.5倍くらいの大きさで重さは約3.4kgとなっています。

フロントパネルを見比べると、「センターボリュームがある・リモコン対応・入出力切替がボタン式」のHPA V550 PROに対し、「入出力切替がトグルスイッチ」のHPA V340という違いはあるものの、Violectricというブランドが統一したデザインのもと製品を生み出していることがよくわかります。

上:HPA V550 PRO、下:HPA V340
上:HPA V550 PRO、下:HPA V340

HPA V340の音質レビュー

続いて音質もチェックしていきましょう。

HPA V340はアナログヘッドホンアンプなので、今回もDAコンバータとして音にクセのないRME ADI-2 DAC FSを、ヘッドホンもSENNHEISER HD 800 Sを組み合わせて聴いてみます。

HPA V340とHD 800 S
HPA V340とHD 800 S

【商品情報】SENNHEISER HD 800 S

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SENNHEISER HD 800 S商品イメージ

Violectricの持ち味であるキレの良さ・中低域メインの骨太サウンドはこのHPA V340にも引き継がれており、頭のうしろまで回り込むよう立体感を持った音場もそのまま、一定の音量であればほとんど違いを感じられないほどHPA V550 PROに非常に似た音質です。

しいて挙げれば、HPA V340ではかなりボリュームを下げた状態・上げた状態での音域バランスがやや変化する(特に低域が小ボリュームではやせる、大ボリュームでは強めに出る)という違いがありますが、通常のリスニングでは気にならないレベルかと思います。

HPA V340もけっしてお安い価格帯の製品ではありませんし、XLR入力がないため入出力をバランスで統一したいという場合には適しませんが、HPA V550 PROとの価格差を考えるとこちらも充分”アリ”なハイクラスヘッドホン向けのヘッドホンアンプに仕上がっています。

製品仕様

入力 アナログ:アンバランス / RCA × 2系統 ヘッドホン出力 4pin XLR×1、6.3mmステレオフォーンジャック×2
ライン出力 バランス / XLR × 1系統、アンバランス / RCA × 1系統 ダイナミックレンジ 131 dB
電源電圧 230 / 115 V AC max 25VA サイズ W 290 / H 90 / D 282 mm

【商品情報】Violectric HPA V340

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Violectric HPA V340商品イメージ

まとめ

Violectricの新型ヘッドホンアンプ「HPA V340」は
・デスクトップサイズで高音質なヘッドホン環境を手軽に構築可能
・他のアンプやパワードスピーカーと組み合わせて使用可能なプリアウト機能
・上位機種ゆずりのViolectricらしい上質な骨太サウンド

が特徴です。

お手持ちのヘッドホンが持つ実力を充分に発揮してくれる、堅実な職人的モデルとなっています。

Violectric HPA V340は本日より発売を開始、デモ機もさっそくご用意いたしましたのでぜひ一度店頭でお試しください!

もちろん先にご紹介したDHA V226、HPA V550 PROのデモ機もありますので比較試聴もOKですよ!

【試聴レビュー】Violectric HPA V550 PROは上質な実力派ヘッドホンアンプ

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