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2022.03.18
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【試聴レビュー】Violectric DHA V226 新ヘッドホンアンプはコンパクトでも骨太サウンド!

【試聴レビュー】Violectric DHA V226 新ヘッドホンアンプはコンパクトでも骨太サウンド!

ドイツのオーディオブランドViolectric(バイオレクトリック)から据え置き型ヘッドホンアンプ「DHA V226」が登場しました。コンパクトサイズながら骨太なサウンドが特徴です。今回は「DHA V226」の音質レビューをお届けします。

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Violectricとは

Violectric(バイオレクトリック)はドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州の都市コンスタンツに拠点を置く、放送局やレコーディングスタジオ向けプロ機器メーカー「Lake People(1986年創立)」のハイファイ部門ブランドです。日本では主に据え置き型ヘッドホンアンプを中心に展開しています。

【商品情報】Violectric商品一覧

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Violectric商品一覧商品イメージ

そのViolectricから据え置き型ヘッドホンアンプの新モデルが複数登場しました。今回はその中のひとつ「DHA V226」について音質レビューをまじえつつご紹介します。

DHA V226の外観レビュー

パッケージ内容

まずはパッケージ内容を確認してみましょう。「DHA V226」本体にマニュアル類、電源ケーブルといたってシンプルな構成です。こうしたところにもなんとなくドイツの質実剛健としたイメージが感じられます。

なお、電源ケーブルはアースつきの3ピンタイプですので、コンセントの形状によっては2ピンへの変換アダプタ等が必要となります。

パッケージ内容イメージ
パッケージ内容はシンプル

フロントパネル

こちらがフロントパネルです。

DHA V226のフロントパネルイメージ
DHA V226のフロントパネル

回すと軽いクリック感のある大き目なボリュームノブ(アルプス電気製RK27使用)に、6.3mmシングルエンド・XLR4pinバランス・4.4mmバランスの各ヘッドホンジャックが並びます。

入力切替(RCA1/RCA2/USB)と出力切替(ヘッドホン/OFF/ライン)はそれぞれトグルスイッチとなっており、バチンバチンと切り替えるのがちょっと楽しくもあります。

リアパネル

リアパネルの左側には3ピンタイプのインレット、中央にはRCA出力端子(ボタンで出力の固定・可変が変更可能)、右側にはRCA入力端子(2系統)とUSB端子が並びます。

DHA V226のリアパネルイメージ
DHA V226のリアパネル

一番右のディップスイッチはゲイン設定変更用ですが、左・右チャンネルそれぞれ独立して設定可能なあたりはさすがプロ機材メーカーのブランドという感じですね。

USB-DAC端子

「DHA V226」はPCM32bit/384kHz・DSD256(11.2MHz)対応のUSB-DAC機能(シーラスロジック社製DACチップ・CS43131採用)を内蔵していますが、ひとつ注意しておきたいのが接続端子がUSB Type-Cであるという点です。

USB-DACの端子Type-Cイメージ
USB-DACの端子はType-C

上記のとおり付属品にUSBケーブルは含まれていませんので、USB-DAC機能を使用する際には必ず別途「Type-Cの」USBケーブルをご用意ください。

サイズ

「DHA V226」はViolectricのヘッドホンアンプにおけるエントリーモデルに位置づけられていることもあってか、A4サイズの紙にすっぽりと隠れてしまうほど非常にコンパクトです。

A4より小さいコンパクトサイズイメージ
A4より小さいコンパクトサイズ

サイズとしては小さめですが、重さは約3kgと中身の充実ぶりを感じさせてくれる重量があります。

DHA V226の音質レビュー

続いて音質もチェックしていきましょう。DHA V226にはUSB-DAC機能が内蔵されているので、今回はiPhone(カメラコネクションキット経由)でApple Musicの音源をいくつか聴いてみます。

組み合わせるヘッドホンには同じくドイツ生まれのSENNHEISER HD 800 Sを選んでみました。

DHA V226とHD 800 Sのセットイメージ
DHA V226とHD 800 S

【商品情報】ゼンハイザー HD 800 S

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ゼンハイザー HD 800 S商品イメージ

高域は伸びよりもキレを重視、中低域はドッシリとした硬派で骨太なサウンドという印象です。音場は頭部を中心にやや広がる程度で、左右よりも前後方向への広がりがはっきりと現れるかと思います。音場が狭い反面、音の位置関係は非常に把握しやすいようです。

また、ボリュームノブには軽いクリック感はあるものの、再生中に回してもノイズ等は乗らないため安心して音量変更が可能です。

…とここまで書いてきて、音の傾向が以前レビューした小型USB-DAC「Violectric CHRONOS」とほぼ同じであることに気がつきました。こうした音傾向がおそらくViolectricの意図するサウンド、ということなのかと思われます。

派手な味付けをしてくれるようなヘッドホンアンプではありませんが、接続する機器やヘッドホンの持ち味をそのまま活かしたいという場合には最適ではないでしょうか。

【商品情報】Violectric DHA V226

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Violectric DHA V226商品イメージ

【試聴レビュー】小型USB-DAC「Violectric CHRONOS」はドイツの頑固おやじサウンド!?

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Violectric DHA V226ブログメインイメージ

製品仕様

DAC シーラス社CS43131 入力 RCA アンバランス入力×2、デジタル入力 PCM 32 bit 384 kHz、DSD 64 - 256対応のUSB-C入力
ヘッドホン出力 バランス出力としてXLR-4pin×1、 Pentaconn ×1、アンバランス出力として6.3mm ヘッドフォンジャックを搭載 ライン出力 RCAアンバランス出力
ダイナミックレンジ 130 dB サイズ W 170 / H 65 / D 252 mm

まとめ

Violectricの新型ヘッドホンアンプ「DHA V226」は
・コンパクトながら重厚感ある質実剛健デザイン
・PCM32bit/384kHz、DSD256(11.2MHz)対応のUSB-DAC機能搭載
・安定感抜群のドッシリ、ガッシリした骨太サウンド

見た目から連想されるイメージを裏切らない出来栄えのヘッドホンアンプとなっています。

「Violectric DHA V226」は本日より発売開始、デモ機もさっそくご用意しておりますのでぜひ一度店頭でお試しください!特にデスクトップを中心にヘッドホンオーディオを楽しんでいる方にオススメですよ。

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