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2022.05.27
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【音質レビュー】DITA Audio Perpetuaは注目の最新フラッグシップイヤホン!

【音質レビュー】DITA Audio Perpetuaは注目の最新フラッグシップイヤホン!

「春のヘッドフォン祭2022 mini」で最大級の注目を集めたDITA Audioの最新フラッグシップイヤホン「Perpetua」がついに登場!ブランド10周年記念にふさわしい高品位なモデル「Perpetua」をレビューを交えてご紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
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フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
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DITA Audio(ディータオーディオ)とは

DITA Audio(ディータオーディオ)はシンガポールのイヤホンブランドです。2013年頃から海外のイヤホンマニアの間で話題となり、その年の10月に開催された「秋のヘッドフォン祭」で日本デビューを果たしています。

デビュー当時のイヤホン界はマルチBAドライバー全盛の時代でしたが、それまでのダイナミックドライバーのイメージをガラリと変えるキレの良さとスピード感を持った「Answer」「Answer Truth」を投入したことで、DITA Audioはあっという間に人気ブランドに成長しました。設立以来、一貫してダイナミックドライバーにこだわったイヤホンを生み出しているブランドでもあります。

DITA Audio代表・ダニー氏イメージ
DITA Audio代表・ダニー氏

DITA Audioから先月の「ヘッドフォン祭mini」で発表・展示された最新フラッグシップイヤホンがついに正式リリース!それがこちら「Perpetua」(パーペチュア)です!

DITA Audioの新型フラッグシップモデル「Perpetua」イメージ
DITA Audioの新型フラッグシップモデル「Perpetua」

今回は、英語のパーペチュアル(永遠)から名付けられたというこのPerpetuaについて、その特徴と音質をレビューでいち早くお届けしたいと思います。

DITA Audio Perpetuaの外観と特徴

パッケージ

まずはパッケージの内容物をチェックしましょう。輸送箱を開けると現れるのがこちらのグレーのボックスです。箔押しのモデル名とブランドロゴ、それにエンボス加工で「Always and forever. Now.」というメッセージが刻まれています。

いわゆるギボシ金具に紐を引っかける形のフタになっているところにも、ただならぬこだわりが感じられます。

DITA Audio Perpetua外箱画像
外箱からも気合の入り方が伝わります

金属ケースとレザーケース

グレーのボックスをオープン!すると、まるで日本茶の茶筒のような金属ケースと、保護紙に包まれたレザーケースが現れます。

DITA Audio Perpetua収納ケース画像
さらに期待が高まる収納ケース

内容物

フタの裏には特製ポストカードやDITAロゴをかたどったペーパークリップといったグッズが収納されているほか、レザーケースの中にはイヤーピースと交換用プラグ、特製クロスが収められています。

DITA Audio Perpetua内容物一覧画像
内容物一覧

イヤホン本体とケーブル

茶筒のような金属ケースのフタを引き上げると、ようやくPerpetua本体とケーブルの登場です。

Perpetua本体とケーブル画像
Perpetua本体とケーブル

チタン製のボディ

Perpetuaの筐体は歴代フラッグシップモデルであるDream、Dream XLSに引き続きチタン製です。フェイスプレート部には高級時計にも使用されるサファイアガラスがはめ込まれており、ずっしりとした重みを感じます。

Perpetua本体画像
Perpetua本体

2pinケーブルコネクタ

ケーブルコネクタは2pinですが、Perpetua本体に深く刺さるようなデザインとなっています。これにより接続部の強度が確保され、より安定した音質で音楽を楽しめるわけです。

Perpetua2pinコネクタ画像
コネクタは2pin

イヤーピース

イヤーピースはfinal製TYPE E(5サイズ・Mサイズは本体に装着済み)が付属しています。

Perpetuaイヤーピース画像
イヤーピースはfinal製TYPE E

ステム

ステム(軸)は標準的な長さと形状なので、付属品以外のイヤーピースとも組み合わせがしやすそうです。

Perpetuaステム部分画像
ステムは標準的な長さと形状

ドライバー

内蔵するドライバーはもちろんシングルダイナミックドライバーで、このPerpetuaのために新規開発された12mm径の「PPT-D (Perpetua-Driver)」を採用しています。

大口径12mmドライバーイメージ
大口径12mmドライバー搭載

素材として使われているのは帝人製の特殊樹脂「テオネックス」です。テオネックスは一般的なドライバーの素材として使用されるPET(ポリエチレンテレフタレート)と同じような製法で製造されるものですが、耐熱性、耐加水分解性などに優れる高品位な素材となっています。

内部配線

内部配線には国内高級オーディオブランドであるオーディオ・ノート社製の純度99.99%の純銀線を採用しています。オーディオ・ノート社は海外でも「KONDO(コンドー)」という名称で知られ、設立以来トランスやアナログカートリッジなどに銀線を用いることで非常に高い評価を得てきたブランドです。

内部配線イメージ
内部配線はオーディオ・ノート社製の純銀線

ドライバーの素材や内部配線といった細かい部分にも妥協のないパーツを採用するというのも、自身が大変なオーディオマニアであるDITA Audio代表・ダニー氏らしいこだわりです。

ケーブル

ケーブルはPerpetuaのオープンなサウンドステージを実現するために設計されたという、新開発の「コイルオーバーケーブル」です。これは導体に高純度無酸素銅(PCOCC)を使用し、芯線に6mm間隔で線材を巻き付けた特殊なコイル構造を持つケーブルとなっています。編み込みがされているため一見太く見えますが、実際はかなり柔らかく取り回しは良好です。

ケーブル画像
新開発の「コイルオーバーケーブル」を採用

プラグ

プラグ部分には接合部がさらに進化した交換式の「Awesome Plug2」を新たに搭載、2.5mmバランス・3.5mmシングルエンド・4.4mmバランスの3種類のプラグが使用可能です。今でこそさまざまなメーカーがプラグ交換システムを採用していますが、DITA Audioは2015年のDream開発時期からこの方式を取り入れてきました。

交換式プラグ3種画像
プラグ交換システム「Awesome Plug2」を採用

ソケット

Dream XLSの旧Awesome Plugと比較してみたのですが、プラグ固定ネジの径と内部ピンの太さが異なるため互換性はありません。

ソケット比較画像
左:旧Awesome Plug、右:Awesome Plug2

DITA Audio Perpetua音質レビュー

DITA Audio PerpetuaとAstell&Kern KANN ALPHAを接続

それではいよいよ音質チェックに移りましょう。今回はプレイヤーに「Astell&Kern KANN ALPHA」を選び、4.4mmバランス接続で試聴してみます。せっかくのフラッグシップモデルですので、試聴前に20時間ほどエージングも行ってみました。

DITA Audio PerpetuaとAstell&Kern KANN ALPHAを接続画像
PerpetuaをKANN ALPHAで試聴
■ 関連商品はこちら
>>Astell&Kern KANN ALPHA Onyx Black

これまでのフラッグシップモデルである「Dream」や「Dream XLS」のような高域の鮮烈さは持ちながら、そこにDITA Audioのデビュー作「Answer Truth」のような豊かな低域が加わった印象で、音域ごとの壁を感じさせない比較的フラット傾向の音質です。音場はやや頭のうしろに回り込むように広がり、伸びやかな高域と豊かな低域という音質傾向も手伝って自然なサウンドステージを再現しているように感じます。

音楽ジャンルも幅広く楽しめるサウンドであると思いますが、ボーカルの伸びと弦楽器の響きなど、生音を非常に高いレベルで再現してくれるイヤホンではないでしょうか。特にボーカルは、アーティストがどう口を動かしているか思い浮かぶような生々しい表現力を持っています。

一方で、ハウジング自体の重さが結構あるためイヤーピースのサイズ・種類の選定はしっかり行った方が良さそうです。つけたまま激しい運動をおこなうタイプのイヤホンではありませんが、イヤーピースが耳穴にぴったりとはまっていないと自重ですき間が空いてしまったりする場合もあるのでお気をつけ下さい。

製品仕様

ドライバー シングルダイナミックドライバー型 インピーダンス 20Ω
感度 108 dB 周波数特性 20-20,000Hz
ケーブル PE Triple-C コネクタ 3.5mm TRS、2.5mm TRRS、4.4mm TRRRSの付属品付き

【商品情報】DITA Audio Perpetua

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DITA Audio Perpetua商品イメージ

まとめ

ブランド設立から10年という節目を記念したDITA Audioの最新フラッグシップイヤホン「Perpetua」
・チタン製シェルやサファイアガラス製フェイスプレートなど高級感ある仕上がり
・12mm径PPT-Dやコイルオーバーケーブルなど、高品位な素材を用いた新開発パーツを結集
・鮮烈な高域と豊かな低域の、歴代フラッグシップモデルの要素が融合した自然な音質

DITA Audioが10年の間に培った技術が余すところなく発揮された、まさに記念モデルにふさわしいハイレベルなイヤホンとなっています。

DITA Audiio Perpetuaは当店フジヤエービックおよび国内代理店final直販ストアにて、特別先行販売を行います。
ご予約は本日より受付開始、先行発売は6月10日です。デモ機も本日よりご用意しておりますので、ぜひ一度店頭でお試しください。

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