PI7は充電ケースがBluetoothトランスミッターになるという世界初の仕様を採用。春のヘッドフォン祭ONLINE 2021でいち早く試聴していただいた小岩井ことりさんのレビューも併せてご紹介します!
Bowers&Wilkins(ビーアンドダブリュー)とは?
B&W初の完全ワイヤレスインイヤーヘッドフォン登場!
9.2mmの大口径ダイナミックドライバー
PI7には世界初!充電ケースがBluetoothトランスミッターに!?
カラーはそれぞれホワイトと チャコールの2色展開
小岩井ことりさんレビュー
フジヤエービックスタッフ試聴レビュー
【PI7仕様】
【PI5仕様】
まとめ
1966年イギリスで設立。ビートルズで有名なアビーロードスタジオを始め、多くのレコーディングスタジオでリファレンススピーカーとして採用されているスピーカーブランドです。
上位モデル「PI7」と弟分「PI5」どちらもアクティブノイズキャンセリング機能が付いている完全ワイヤレスイヤホン。
PI7のみの機能として、再生デバイスとケースを接続すればケースからPI7にaptX Low Latencyで送ることができる仕様となっており、例えば付属の3.5mmのステレオミニケーブルで接続して音楽を楽しんだり、aptX Low Latencyに対応していないプレイヤー等からUSBケーブルで接続・送信することで高音質で音楽を楽しむことができます。
さらに、オーバーイヤー型ヘッドホン「Bowers&Wilkins PX7」と「PI7」のケースとを組み合わせて使用することが可能!音源や場所によってイヤホン・ヘッドホンを使い分けていただくことができます。
春のヘッドフォン祭ONLINE 2021でいち早く試聴していただいた小岩井ことりさんのレビューをご紹介!ディーアンドエムホールディングス様より概要のご説明していただきました。
フジヤエービックスタッフもその後、短時間ですが試聴させていただきました!
こちらがPI5のパッケージ内容。イヤーピースはMサイズが本体装着済みのためS/Lがパックされています。
付属のUSBケーブルは両端がType-C端子です。
そしてこちらがPI7のパッケージ内容。世界初の"充電ケースがBluetoothトランスミッターになる機能"に対応するため、片側が3.5mmステレオミニプラグになったType-Cケーブルが付属しています。
この機能については後ほど試してみましょう。
それでは音質チェックを。
PI5については小岩井さんも触れていた通り、B&Wのスピーカーを思わせるゆったりした低域の量感と柔らかさがあり、落ち着いた音色であると思います。ジャズやアンビエントミュージックなど、リラックスした状態で音楽を楽しみたい時に最適ではないでしょうか。
PI7はBAドライバが追加されたことが大きいのか、PI5に高域のシャープさと解像感の向上が加わった印象です。ドシッとすわった低域と高域の明瞭感はEDM系の音楽にも合っているように思いました。
また、PI5/PI7どちらにも搭載されているノイズキャンセリング機能については、周囲の騒音を一切カットするという感じではなく、空調の音のような暗騒音のみ軽減するタイプのようです。
そのため、人の話し声やアナウンスといったものは普通に耳に入ってきますが、街中での使用シーンを考えると必要充分な性能を持っています。
なお、ノイズキャンセリング機能のON/OFFによる音質変化はほとんど感じられなかったので、「ノイキャンは音質が犠牲になるのでは…」という心配はご無用です。
さて、ではPI7のみに搭載されているトランスミッター機能を試してみましょう。
付属の3.5mm-Type Cケーブルを使えば、例えばLUXURY&PRECISION LP6のような「Bluetooth機能を持たないプレイヤー」でもお手軽に完全ワイヤレスイヤホンとして接続することが可能になります。
接続もパッケージ同梱のケーブルで充電ケースとプレイヤーをつなぐだけ。
さすがにスマートフォンで使う時のような細かい設定はできないようですが、それでもなにか機材を追加することなく手軽にワイヤレス環境が構築できてしまうこのアイデアに「こんな手があったとは!」と軽く衝撃を受けてしまいました。
実はこのPI7の充電ケース兼トランスミッター、USBでのデジタル接続も可能です。が、付属ケーブルは両端Type-C。iPhoneユーザーであるフジヤエービックスタッフとしてはちょっと残念…と思いつつ、ダメでもともと!とApple純正のLightning-USBカメラアダプタ(以前はカメラコネクションキットと呼ばれていました)とType A-Cケーブルを用意して試してみると…
音が出ました!念のためiPhoneの設定も確認してみましたが、こちらのBluetooth機能はしっかりとOFF状態になっているので、充電ケース経由で接続されていることは間違いないようです。
もちろんiPhoneとPI7とは(AACコーデックとなりますが)そのまま接続することが可能なので「どうしてもaptX Low Latencyを使ってみたい!」という状況以外あまり意味はないかも知れませんが…こうした楽しみ方も可能ですよ、というご紹介でした。
技術的特徴 |
True 24 bit オーディオ コネクション |
---|---|
仕様 |
完全ワイヤレス インイヤー ヘッドフォン |
対応コーデック |
aptXTM Adaptive |
対応Bluetoothプロファイル |
A2DP v1.3.1 |
無線周波数帯域 |
Tx mode: 2402MHz to 2480MHz, ISM Band, |
ドライブ ユニット |
バランスド アーマチュア トゥイーター |
マイク |
左右にそれぞれ3つのマイクを内蔵 |
周波数帯域 |
10Hz - 20kHz |
歪率 |
<0.3% (1kHz/10mW) |
バッテリー タイプ |
充電式 リチウムポリマー電池 |
バッテリー駆動時間 |
本体:最大4時間 |
急速充電 |
15分充電で2時間再生可能 |
ワイヤレス充電 |
ワイヤレス充電パッドでの充電に対応 |
防塵・防滴等級 |
IP54(ヘッドフォン本体のみ) |
入力 |
Bluetooth |
付属品 |
20cm USB-C to 3.5mm オーディオケーブル |
寸法 (充電ケース) |
60mm (w) x 28mm (d) x 57mm (h) |
カラー |
ホワイト /チャコール |
重量 |
ヘッドフォン:7g x2 |
技術的特徴 |
TrueWirelessTM Stereo Plusテクノロジー |
---|---|
仕様 |
完全ワイヤレス インイヤー ヘッドフォン |
対応コーデック |
aptXTM |
対応Bluetoothプロファイル |
A2DP v1.3.1 |
無線周波数帯域 |
Tx mode: 2402MHz to 2480MHz, ISM Band, |
ドライブ ユニット |
9.2mm ダイナミック ドライバー |
マイク |
左右にそれぞれ2つのマイクを内蔵 |
周波数帯域 |
10Hz - 20kHz |
歪率 |
<0.3% (1kHz/10mW) |
バッテリー タイプ |
充電式リチウムポリマー電池 |
バッテリー駆動時間 |
本体:最大4.5時間 |
急速充電 |
15分充電で2時間再生可能 |
ワイヤレス充電 |
ワイヤレス充電パッドでの充電に対応 |
防塵・防滴等級 |
IP54(ヘッドフォン本体のみ) |
入力 |
Bluetooth |
付属品 |
20cm USB-C to USB-C 充電ケーブル |
寸法 (充電ケース) |
60mm (w) x 28mm (d) x 57mm (h) |
カラー |
ホワイト / チャコール |
重量 |
ヘッドフォン:8g x2 |
B&W伝統のどっしりとした低域再現に加え、充電ケースがBluetoothトランスミッターになる(PI7のみ)というユニークさ。B&W PI5/PI7はこれまで完全ワイヤレスイヤホンにはあまり興味がわかなかった…という方にもぜひお試しいただきたい製品となっています。
発売は6月28日を予定、ご予約受付も開始しておりますのでぜひご検討下さい。