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2022.07.28
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【音質レビュー】Bowers & Wilkins Px7S2は外見も中身も充実した大人のワイヤレスヘッドホン

【音質レビュー】Bowers & Wilkins Px7S2は外見も中身も充実した大人のワイヤレスヘッドホン

イギリスの名門オーディオブランド「Bowers & Wilkins」の人気のワイヤレスヘッドホンシリーズ最新作「Px7S2」が本日発売を迎えました。上品なデザインと表情豊かなサウンドが特徴の「Px7S2」の詳細と音質レビューをお届けします。

フジヤエービック店舗イメージ
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Bowers & Wilkins (B&W)とは

Bowers & Wilkins(バウワース・アンド・ウィルキンス、以下「B&W」)は1966年、ジョン・バウワース氏により設立されたイギリスのオーディオブランドです。オリジナルの音楽に何かを加えるものでも取り去るものでもなく、アーティストが意図した通りに、本来のあらゆるニュアンスを忠実に再現する「True Sound」を設立以来50年以上にわたって追求してきました。

B&Wを代表するスピーカーNautilus(ノーチラス)のイメージ画像
B&Wを代表するスピーカー「Nautilus(ノーチラス)」
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そのB&Wから、ワイヤレスヘッドホンの人気シリーズ最新モデルが本日発売を迎えました!それがこちらの「Px7S2」です!

Bowers & Wilkins Px7S2の全体画像
本日発売を迎えた「Px7S2」

今回はこのPx7S2について、詳細と音質について詳しくお届けいたします。

Bowers & Wilkins Px7S2の外観と特徴

パッケージ

Px7S2のパッケージ内容は本体、専用キャリーケース、有線接続用ケーブル(USB Type-C→3.5mm)、USBケーブル( 両端Type-C)、マニュアルとなっています。なお、Px7S2は48kHz・24bit対応のUSB-DAC機能も内蔵しているため、USBケーブルでPC等と接続することで充電しながら音楽を楽しむことも可能です。

Px7S2はブラック、ブルー、グレーの3色展開となっていますが、今回はサンプルとしてブラックをお借りしました。

Px7S2のパッケージ画像
Px7S2のパッケージ内容

ドライバー

Px7S2はB&Wの名だたるプレミアムスピーカーから着想を得ながら、ヘッドフォンの要件に合わせて新たに開発された専用設計のバイオセルロース製40mmカスタムドライブユニットを搭載しています。aptX HDやaptX adaptiveといった高音質コーデックにも対応する、ノイズキャンセリング機能つきワイヤレスヘッドホンです。

Px7S2をフラットにした画像
Px7S2は直径40mmのダイナミックドライバーを搭載

ハウジング

ハウジングは丸みを帯びた長方形で、すっぽりと耳を覆うタイプとなっています。

Px7S2の長方形ハウジング部分の画像
ハウジングは長方形

イヤーパッド

イヤーパッドは従来製品より改良を加えたメモリーフォーム製で、厚みも充分に確保されています。内側にしっかりと「L」「R」表記があるため、装着時に左右を取り違えることもありません。

Px7S2のイヤーパッド部分の画像
Px7S2のイヤーパッド

ヘッドバンド

ヘッドバンドもクッション性充分です。外側はファブリック素材となっています。カジュアルやビジネスといったファッションを選ばず合わせやすい、上品なデザインのヘッドホンです。

Px7S2のヘッドバンド部分の画像
Px7S2のヘッドバンド

右ハウジング

右ハウジングの側面(うしろ側)には電源およびペアリングスイッチと、ボリュームアップ・マルチファンクション・ボリュームダウンの各ボタンが並びます。真ん中にあるマルチファンクションボタン(ギザギザ模様が刻まれています)はいわゆる再生・停止のほか、クリックする回数により曲戻し・曲送りや通話受信などが可能です。

右ハウジング部分の画像
右ハウジングには基本操作用のボタンを装備

左ハウジング

左ハウジング側面にはクイックアクションボタンがひとつだけ配置されています。このボタンは初期状態ではノイズキャンセリング・パススルー(外音取り込み)・機能オフを順番に切り替える「環境コントロール」に設定されていますが、後述するアプリでGoogleアシスタントやSiriといった機能を呼び出す「音声アシスタント」ボタンに変更することが可能です。

左ハウジング部分の画像
左ハウジングにはクイックアクションボタンのみ装備

スマートフォン用アプリ

Px7S2は、B&Wが提供しているスマートフォン用コントロールアプリ「Music」からバッテリー残量の確認や設定変更が可能です。先ほど挙げたクイックアクションボタンの設定はもちろん、ノイズキャンセリング・パススルー(外音取り込み)・機能オフを直接切り替えることや…

B&Wの「Music」アプリの画像
B&Wの「Music」アプリで設定変更が可能

イコライジング

高音・低音のイコライジングもこちらから行うことができます。また、将来的にPx7S2本体のファームウェアアップデートが行われた場合もこのアプリから実施することになります。

イコライジングのイメージ画像
「Music」アプリではイコライジングも可能

Px7S2音質レビュー

スマートフォンとワイヤレス接続

それではPx7S2の音質チェックです。今回はスマートフォンとの組み合わせで、サブスク音源を数曲聴き込んでみました。

Px7S2とスマホの画像
Px7S2とスマホでサブスク音源を再生

中低域をメインとしたサウンドバランスに、音場は広めで前後左右に展開されるイメージです。高域は柔らかめで刺激が少なく、スッと耳に入ってきます。低域も量感豊かながらこちらも柔らかめですが、音場の広さもありこもった感じはしません。B&Wらしさを感じる、非常に落ち着きのあるサウンドで、装着感に優れたヘッドバンド・イヤーパッドのおかげもあって長時間聴いていても疲れないヘッドホンではないでしょうか。

機能面についても確認してみましょう。ノイズキャンセリング機能についてはエアコンなどの暗騒音を中心に打ち消すタイプで、人の声などはあまり減衰させずそのまま通すような効き具合になっています。パススルー(外音取り込み)機能は風切り音が若干目立つ感じはあるものの、それ以外の音の聴こえ方はかなり自然です。Px7S2のボリュームを下げてBGM的に音楽を楽しみつつ他の作業をする「ながら聴き」にちょうど良いかも知れません。

また、これらの機能をチェックしていて気がついたのですがノイキャン・パススルーとも機能のオン・オフが音質にほぼ影響しないこともポイントです。1回の充電で30時間再生が可能とバッテリーの持ちも良いので、使用シーンに合わせて積極的に機能を切り替えながら1日中音楽を楽しめる製品だと思います。

もうひとつ、操作系がすべてボタン式になっていてあまり機能が多くないため、他のノイキャンヘッドホンと比べると正直物足りなさを感じるところもありますが、実際に使ってみると、ボタンがそれぞれ分かれているのでやりたい操作がしやすい、どこを何回押すとどの機能になるかなどで迷わない、という「シンプルならではの良さ」に気がつきます。日常よく使うアイテムとしては、Px7S2の操作系は複雑すぎず使いやすい設計になっていると感じました。

製品仕様

装着方式 ワイヤレス・オーバーイヤー型 ドライブユニット 40mm ダイナミック型フルレンジドライバー×2
Bluetoothコーデック aptX™ Adaptive、aptX™ HD、aptX™、AAC、SBC 内蔵マイク ノイズキャンセリング型用マイク×4、通話用マイク×2
バッテリー駆動時間 30時間 充電時間 2時間(15分の充電で7時間の再生が可能)
音声入力 Bluetooth、USB-C端子 質量 307g (キャリングケースを除く)

【商品情報】Bowers & Wilkins Px7S2/B

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Bowers & Wilkins Px7S2/B

まとめ

名門オーディオブランド・B&Wによる最新モデル「Px7S2」は
・ノイズキャンセリング機能やパススルー機能を搭載した40mm径ダイナミックドライバー採用のワイヤレスヘッドホン
・カジュアルにもビジネスにも合わせやすい上品な大人のデザイン
・B&Wらしい柔らかで低域豊かなサウンドと、シンプルで使いやすい操作系

と、毎日使うアイテムだからこそ外見、中身とも充実した仕上がりが嬉しいワイヤレスヘッドホンとなっています。

Px7S2は本日から発売開始となりましたので、普段使い用でも音質・機能に妥協のないワイヤレスヘッドホンをお探しという方はぜひご検討ください。

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