水月雨 (MoonDrop) 蘭 - LANをオーディオ専門店スタッフがレビューします。ステンレス筐体で高強度ながら軽くてコンパクト、1DDドライバー構成で、耳あたりが良く聴きやすいサウンドが特徴の有線イヤホンです。
目次
水月雨 (MoonDrop)とは
水月雨 (MoonDrop) 蘭 - LAN の特徴
水月雨 (MoonDrop) SSRと比較
蘭 - LAN 音質・装着感レビュー
まとめ
水月雨は、中国のHiFi ブランドで、2015 年に設立されました。設立当初から自社で設計と研究開発を行い、現在は体系的なフルチェーンの独立開発能力、一流のハードウェア設備、アイディアが豊富なソフトウェアとハードウェアの研究開発チーム、ユニークな音響研究開発チームで構成されています。(メーカー資料より引用)
ステンレス製筐体ではありますが、重さは気にならず軽くてコンパクトで、高強度という特徴があり、見た目と質感、どちらも価格以上のクオリティの高さが感じられます。
一般的なイヤーピースで、軸も柔らかく耳馴染みが良いです。
ステム部分もステンレス製筐体なので、金属系楽器の残響感も余すところなくしっかりと感じられました。
0.78mmの2Pinタイプで、お好みのケーブルにリケーブルができます。
耳掛け部分はワイヤーが入っておらず、癖が付けられており、装着しやすいです。柔軟性があり、取り回しの良いケーブルなので、付属ケースにしまいやすいところも良いですね。
10mmのデュアルチャンバーダイナミックドライバーが搭載されています。
同社のエントリーモデル、SSRと比較すると全体的な解像度が高くなり、よりモニターライクなサウンド傾向になった印象です。
ステンレス製筐体になったことにより、音の余韻までしっかりと表現しているように感じました。
小ぶりで角がない丸みを帯びた形をしているので、圧迫感がなくフィット感は良好です。
一音一音のアタック感に程良い優しさが感じられ、耳当たりが良く聴きやすいです。カラッとしたモヤのないクリアな音色は音の輪郭を明瞭にし、解像感が高く感じられ、特に中高音域の煌びやかさと伸びの良さはバランスドアーマーチュアドライバーのような繊細さをも表現していると感じました。
1万円以下というリーズナブルな価格帯で1DDというドライバー構成でありながら、余裕たっぷりの鳴らし方で、ポップス・吹奏楽音源・ロックなど幅広いジャンルに対応できるハイクオリティな仕上がりとなっています。
ドライバー | 10mm デュアルチャンバー ダイナミック型 | 感度 | 120dB/Vrms(@1kHz) |
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インピーダンス | 32Ω±15%(@1kHz) | 再生周波数帯域 | 15Hz-37,000Hz |
コネクタ | 0.78 - 2Pin | プラグ | 3.5mm |
【商品情報】水月雨(MoonDrop)蘭 - LAN
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耳あたりが良く聴きやすいサウンドが特徴の有線イヤホン「蘭 - LAN」は
・ステンレス筐体で高強度ながら軽くてコンパクト
・1DDドライバー構成
・耳あたりが良く聴きやすいサウンド
・1万円以下のリーズナブルな価格帯
1ダイナミックドライバーのサウンド傾向が好きな方と、エントリーモデルでデザインとサウンドクオリティの高い製品をお探しの方におすすめです。
また、筐体がコンパクトで角がなく耳への負担が少ないので、付けてると耳が痛くなる等、イヤホンのフィット感にお悩みの方にもおすすめしたいです。ぜひお試しください!