DUNU-TOPSOUND(デューニュートップサウンド)は、1994年に設立された中国のイヤホンメーカーです。

当初はOEM専門メーカーでしたが、自社ブランドモデルの発売をスタート。日本国内では、2012年10月秋のヘッドフォン祭に初出展され、現在では多くのイヤホンマニアから定評を獲得しています。世界初のピュアベリリウム振動板を搭載した「DUNU LUNA」や静電型ドライバ搭載の「EST112」、6BAドライバ搭載の「Studio SA6」などがラインナップされています。

イヤホン本体は、高密度合金を使用、表面には艶を消し、デコボコすることで繊細な手触りと優れた質感となるサンドブラスト加工が施されています。多面形のハウジング部も印象的です。

ノズル部分は金メッキ真鍮素材が使用されています。

コネクタ部分は、リケーブルが可能なフラット2Pin(0.78)タイプが採用されています。

ケーブルは、4芯高純度単結晶銅+シルバーコーティングケーブルが付属します。

3.5mm TRSシングルエンドプラグ

4芯高純度単結晶銅+シルバーコーティングケーブル、イヤホンケース、イヤーチップS/M/L

ダイアモンドライクカーボン（DLC）振動板に、10mmデュアルチャンバーダイナミックドライバーを搭載したダイナミックドライバーのみの構成です。

試聴する際にはSサイズを使用しているので、同じようにSサイズで試聴しました。

全体的に音抜けを感じたので、Lサイズに変えたところ、音抜けなく耳にしっかりとフィットして聴けました。いつも小さめのイヤーピースを使用している方は、少し大きめのサイズで試聴することをおすすめします。

一聴して感じたのは、ダイアモンドライクカーボン(DLC)コーティングを施した振動板が搭載されているためか、10mmのダイナミックドライバーのみとは思えないほどの中高音域のレスポンスの良さと細かな音の動きの表現力の高さを感じました。

音色傾向としては、サッパリとした清涼感のある明るめの音色で、音にキレの良さがありパワフルに再生します。ノリよく楽しく聴けるため、ロック・ポップスとの相性が抜群です。

DUNU-TOPSOUND Kima Classic は
・印象的な多面形のイヤホン筐体
・10mmダイナミックドライバー搭載
・明るめの音色とキレのあるパワフルなサウンド

ダイナミックドライバー1基というシンプルなドライバー構成でありながら、繊細さと力強さを感じられるKima Classicは、エントリーモデルではありますが、非常にクオリティの高い仕上がりとなっています。