ヘッドホンで音楽を楽しむ際、ヘッドホンアンプを使うことでスマホやPCに直接繋ぐよりも高音質な音を楽しむことができます。据え置きタイプやポータブルタイプ、ハイレゾ対応DACなど多種多様な製品の中からおすすめのヘッドホンアンプと選び方を解説します。
目次
ヘッドホンアンプの必要性
ヘッドホンアンプの方式
ヘッドホンアンプの選び方
ヘッドホンアンプのココを事前にチェック
おすすめの据え置き型ヘッドホンアンプ
おすすめの真空管ヘッドホンアンプ
おすすめのUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ
おすすめのポータブルヘッドホンアンプ
おすすめの小型USB-DAC&ヘッドホンアンプ
まとめ
最近は各種サービスの充実で、サブスク音楽配信を気軽に楽しむことができるようになりました。スマホとワイヤレスイヤホンを手軽にBluetooth接続して聴くという方が多いのではないでしょうか。好きな音楽をさらに高音質で聴きたい、物足りなさを感じるという方にはスマホやポータブルプレーヤー、PCなどの音質を向上させる「ヘッドホンアンプ」の導入がおすすめです。
しかし、いざ初めてヘッドホンアンプを買おうと思っても種類が多くてわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、ヘッドホンアンプの選び方や種類ごとにおすすめのヘッドホンアンプをご紹介します。
ヘッドホンアンプはアンプの中でもヘッドホン用途に特化した音を増幅する装置のことで、音声信号を増幅させたり、音量を調節したり、音質の向上を目的としています。
しかし、ヘッドホンアンプがなくても音は聞こえます。そのためヘッドホンアンプ の必要性について、さまざまなところで議論されていますが、「本当にヘッドホンアンプは必要なのか?」「どういう点から必要性があるといわれているのか?」など、気になる疑問についてご紹介していきます。
オーディオプレーヤーやスマートフォンなどからヘッドホンやイヤホンで音楽を楽しむ場合に、ボリュームを上げても音量が小さく音のダイナミックさを感じることができないケースがあります。 これは、ポータブル機器にパワーのあるアンプが搭載されていないため、高出力のヘッドホンアンプで駆動することを前提に作られているヘッドホン・イヤホンを接続しても、音量が取れないということが起こるためです。
デジタル接続ならその間の劣化は起き難いのですが、人間の耳で音を聞くには電流を振動に変えて空気を動かす、トランスデューサー(変換器)が必要となります。トランスデューサーにはアナログ電流が流れる仕組みとなっており、そのアナログ伝送回路部分の弱点をカバーしたり、より強化する役割をヘッドホンアンプが担っています。
ヘッドホンアンプはそのほかにも、音の解像度を上げる、ノイズが低減されるなどの機能も備わっています。
「無くても音は聴こえる。しかし、あればより良い音になる可能性がある」これがデジタルにおいてもアナログにおいても、ヘッドホンアンプが存在する理由といえるでしょう。このように、ヘッドホンアンプの導入にはさまざまなメリットが存在します。
以上の点をふまえてイヤホン、ヘッドホンが本領を発揮するためにヘッドホンアンプが必要といえるでしょう。
アンプが音を増幅するための方式はトランジスタ方式と真空管方式があります。アンプの方式について解説します。
一般的なアンプはアンプの増幅に「トランジスタ(半導体)」を使用して出力しています。トランジスタアンプは音の情報量が多く、ノイズは少なめで広範囲の音域をとらえます。真空管アンプと比べると、シャープで解像度の高い音と表現されることがあります。
トランジスタは真空管に比べ容積が小さいのに、電気信号を増幅する効率が良く、パワーを得られる割に電気を要しません。また歪が少なく解像度が高い、性能の良い音が得られます。
真空管方式は、アンプの増幅に「真空管」を使用したものです。トランジスタが開発される以前に用いられていられた方式で、信号増幅時に自然の音に含まれる偶数次の歪みが多く付加されるため、人間が好む倍音を増加できます。一般的なアンプと比べて、柔らかくて温かみのある自然な音が特徴です。
真空管アンプは、電気を多く使う割にパワーが少なく歪も多い、寿命により真空管の交換が必要となるなどデメリットもありますが、その特徴的な音色をより追求したい、温かみのある音をリラックスして聴きたいという方におすすめです。
ヘッドホンアンプはPCに繋いで手軽に高音質で音楽を楽しむことができるUSB-DAC内蔵のヘッドホンアンプや、スマートフォンに繋いで簡単に高音質を楽しめるポータブルヘッドホンアンプなど、種類もさまざまです。
ヘッドホンアンプは、使いたいシーンやヘッドホンアンプの設置場所に応じて選びましょう。ここからはヘッドホンアンプの種類と選び方をご紹介します。
主に家庭用AC電源に対応しているのが据え置きタイプのヘッドホンアンプです。本体サイズが大きい分、各メーカーが独自の回路を組めるので、ポータブルタイプに比べて音質的に有利となります。また、さまざまな入出力端子を備えているモデルが多いのも特徴。
室内で音楽を楽しみたい方や、PCに繋いで使用したい方におすすめです。
現在発売されているヘッドホンアンプはUSB DACが内蔵されているものが主流となっています。
USB DACとはPCとUSBケーブルで接続することをメインとしたDACのことです。
DAC(Digital to Analog Converter/デジタルトゥアナログコンバーター)とは、音楽を再生する際に、CDなどに入っているデジタル信号をアナログ信号に変換する機器のことです。
PCにもDACは内蔵されていますが汎用の物のため、「高音質」というわけではありません。USB-DACはノイズ源からの分離・隔離設計を施すことで、ノイズが少ない状態で音楽再生が可能です。また、音楽用に作られているため、より高音質で音楽を楽しめます。
「ヘッドホンの本領を発揮するためのヘッドホンアンプ」と「ノイズの軽減や高音質再生をするDAC」、両方の力を発揮するUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプなら一台で高音質な音を楽しむことができます。
ポータブルヘッドホンアンプは、主に屋外で使用するためにバッテリーで駆動するように作られています。ポタアンを通して出力することにより、屋外でも高音質の音楽を楽しむことができるようになります。スマートフォンやDAP(ポータブルデジタルオーディオプレイヤー)と接続して手軽に高音質を追求したい方におすすめです。
スマートフォンやDAPは内蔵電池で画面、DAC、アンプ、HDDなど様々な機能を動かす必要があるため省エネ設計になっており、音質が制限されている場合もありますので、音質に不満を感じたらぜひポタアンをお試し下さい。
USB経由で電源をとる小型のスティックタイプのUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプは、小型のためスマートフォンやDAPと繋いで持ち歩くことができ、低価格帯の製品も多く、手軽に高音質再生が可能になるため人気となっています。
初めてのUSB-DAC&ヘッドホンアンプにおすすめです。
ヘッドホンアンプの入力方式はデジタルとアナログの2種類あります。
デジタル
・USB、光(オプティカル)、同軸(コアキシャル)など
ヘッドホンアンプに内蔵されているDACを用いて、デジタルからアナログへ音声信号を変換します。
アナログ
・RCA、XLRなど
オーディオ機器側で信号変換が行われた後、RCA、XLRなどを使用してヘッドホンアンプへ入力します。
最近はPCやスマートフォンなどからUSBデジタル入力をおこなうタイプが主流となっています。
端子や規格の違いにより、ヘッドホンアンプによってはiPhoneやAndroidとデジタル接続ができないものも存在しますのであらかじめ確認をしましょう。
出力は主にヘッドホン・イヤホンに出力する端子ですが、機種によってはスピーカーに繋げるための端子も備えているものがあります。
主流のヘッドホン端子は「3.5mm3極」「6.3mm3極」です。ハイエンド向けのヘッドホンアンプには、「バランス接続」に対応したタイプもあります。
バランス接続は左右の音声信号干渉を防ぎ、音質を高める効果があるため、搭載されているヘッドホンアンプやDAPが増えてきています。
お使いのヘッドホン・イヤホンに合わせて出力端子をチェックしましょう。また、ヘッドホン以外にスピーカーや外部アンプにも出力したい場合は出力端子の数をチェックしておきましょう。
電源にはAC、USB、電池の3つの形式があります。
AC電源は主に据え置き型アンプに多く採用されており、高音質を意図した強力な電源回路を設計することもできます。
USB電源はPCやスマートフォンなどの端子に接続することで電源を確保します。
ポータブルヘッドホンアンプには電池が内蔵されてされています。
バッテリーの容量によって駆動時間が異なりますのでバッテリーの持続時間もあらかじめチェックしておきましょう。
ワイヤレス対応のものであれば、プレイヤーとヘッドホンアンプの間にケーブルが不要となるため、設置場所の幅が広がります。
スマートフォンやPCとBluetooth通信を使用するのであれば、「コーデック」が送信・受信ともに同じコーデックに対応しているか確認しましょう。また、高音質を求めるのであれば、ハイレゾ音質伝送が可能なaptX HDやLDACに対応したモデルがおすすめです。
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 330mm x 260mm x 56mm | 重さ | 約6.5kg |
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接続方式(入力) | バランス(XLR)、シングルエンド(RCA) | 接続方式(出力) | プリアンプ出力:XLRバランス・RCAシングルエンド、ヘッドホンアウト:6.35mmシングルエンド(コンボジャック)、 4.4mmバランス、 4ピンXLR バランス |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】HiFiMAN GoldenWave PRELUDE
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 158mmx100mmx35mm | 重さ | 約352g |
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接続方式(入力) | (RCA)3.8Vrms、(3.5mm)1.92Vrms | 接続方式(出力) | 6.3mm、4.4mmS-Balanece |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】iFi Audio ZEN Air CAN
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ
FOCAL CLEAR MGでチェック
スッキリしてザワザワ感のない、きれいな音場の中に各楽器が存在感を持ってビシッとした定位で鳴らしてくれます。CLEAR MG自体もラックスマンで十分鳴らしていたのか、あるいはアンプがしっかりドライブしているからか、とても軽々と振動板が鳴っている印象を受けます。
高音から低音の各パートがどこも朗々と歌っていながらメタリックにならない、ラックスマン伝統の音質がこのコンビでも出ているように感じました。余韻やエコー成分のような弱い音までもっと耳に届いてくる印象を受けます。より視界がクリアになるというか、よく言う「ヴェールを1枚はがした」って感じに近く、ベースラインなども一層締まって聞こえるようになった感じがします。(スタッフレビューより引用)続きをみる
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 440mm×92mm×400mm(奥行きは前面ノブ14mm、背面端子6mmを含む) | 重さ | 約13.3kg |
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接続方式(入力) | アンバランス、バランス×2 | 接続方式(出力) | 4P XLRバランス、3P XLRバランス、6.3mm標準ジャック、スルー出力 |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】LUXMAN P-750u MARKII
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
Violectricの持ち味であるキレの良さ・中低域メインの骨太サウンドはこのHPA V340にも引き継がれており、頭のうしろまで回り込むよう立体感を持った音場もそのまま、一定の音量であればほとんど違いを感じられないほどHPA V550 PROに非常に似た音質です。
しいて挙げれば、HPA V340ではかなりボリュームを下げた状態・上げた状態での音域バランスがやや変化する(特に低域が小ボリュームではやせる、大ボリュームでは強めに出る)という違いがありますが、通常のリスニングでは気にならないレベルかと思います。(スタッフレビューより引用)続きをみる
入力 | アナログ:アンバランス / RCA × 2系統 | ヘッドホン出力 | 4pin XLR×1、6.3mmステレオフォーンジャック×2 |
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ライン出力 | バランス / XLR × 1系統、アンバランス / RCA × 1系統 | ダイナミックレンジ | 131 dB |
電源電圧 | 230 / 115 V AC max 25VA | サイズ | W 290 / H 90 / D 282 mm |
【商品情報】Violectric HPA V340
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 442mm×130mm×431mm | 重さ | 約14.4kg |
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接続方式(入力) | アンバランス×5、Phono(MM)×1、POWER AMP IN × 1 | 接続方式(出力) | 2.1ch プリアウト×1、REC アウト× 1、ヘッドフォン × 1 |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】Marantz MODEL50
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
Meze Audio Empyrean IIと接続して試聴しました。電源をONにすると真空管の灯りがふわっと灯り、音楽を再生するとメーターが動く、少しの時間見惚れてしまいました。このような仕掛けにもアナログの良さを感じます。
当然試聴するときはできるだけ音に集中するのですが、HA-300 MK2に繋いでヘッドホンを装着してからあまりにも自然なのでしばらく時間を忘れてしまいました。それほどナチュラルで遠くまで見渡せるような透明感のあるサウンドで、どこかの帯域が際立つような印象ではなく音を自然と受け入れるような感覚でした。
リラックスして音楽に浸りたいという方にぜひご試聴いただきたい真空管アンプです。続きをみる
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | アンプ部:286mm×368mm×210mm、電源部:150mm×345mm×210mm | 重さ | アンプ部:約19kg、電源部:10kg |
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接続方式(入力) | バランス(XLR)、シングルエンド(RCA) | 接続方式(出力) | スピーカーアウト:1系統、ヘッドホンアウト:6.3mmシングルエンド、 4.4mmバランス、 4ピンXLR バランス |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】Cayin HA-300 MK2
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 130mm×75mm×133mm(突起物含まず) | 重さ | 約0.74kg |
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接続方式(入力) | RCAピンジャック L/R、3.5mmステレオミニジャック(AUX優先)、Type B、S/PDIF (IEC-60958) 2ch リニアPCM | 接続方式(出力) | スピーカーターミナル L/R、Φ6.3ステレオ標準ジャック |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】SOUND WARRIOR SWL-T01
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 345mm×210mm×320mm | 重さ | 約18kg |
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接続方式(入力) | LINE:3系統、PHONO(MM):1系統 | 接続方式(出力) | スピーカー1系統、Φ6.3ステレオ標準ジャック |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】Triode TRV-A150XR
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:唐木
音の情報量が多く濃厚なサウンドで、各楽器の細かなニュアンスまで緻密に表現し、楽曲を余すところなく楽しませてくれます。
キラキラとした派手なサウンドではないものの、一音一音を丁寧に鳴らすので、腰を据えてじっくりと音楽を楽しむにはとても良いですね。味付けが少なく、ヘッドホンの個性をしっかりと鳴らしくれる製品です。逆に、個性を求める方には不向きだと感じました。続きをみる
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 200mm×72mm×224.5mm | 重さ | 約2.6kg |
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接続方式(入力) | デジタル入力:USB Type-C×1系統、USB Type-B×1系統、RCA同軸×1系統、TOS光×1系統、Bluetooth×1系統、アナログ入力:4.4mmバランスライン×1系統、RCAライン×1系統 | 接続方式(出力) | アナログ出力:XLRバランスライン×1系統、RCAライン×1系統、ヘッドホン出力:4ピンXLRバランス×1系統、4.4mmバランス×1系統、6.3mmシングルエンド×1系統 |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LL、aptX Adaptive、LDAC |
【商品情報】FIIO K9 AKM
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 215mmx44mmx160mm | 重さ | 1.2 kg |
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接続方式(入力) | アナログ(ライン)入力(XLR/TRSコンボジャック) × 2、ADAT入出力(SPDIF互換) × 1、AES/EBU入出力 × 1、SPDIFコアキシャル入出力(AES/EBU互換) × 1 | 接続方式(出力) | アナログXLR出力 × 2、アナログTRS出力 × 2、ヘッドフォン出力 × 2 もしくは 4.4mm 5極バランス・ヘッドフォン出力 × 1、トリガーアウト × 1 |
電源方式 | AC電源 | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】RME ADI-2/4 Pro SE
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 158mm×35mm×100mm | 重さ | 約491g |
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接続方式(入力) | USB3.0 Bメス(USB2.0互換) | 接続方式(出力) | 6.3mmシングルエンド、4.4mmバランス、RCAシングルエンド |
電源方式 | USBバスパワー / AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】iFi Audio ZEN DAC
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
NEO iDSD2とArya Organicを接続して試聴しました。iFi Audioらしさを感じるシャープなサウンドにキレのある力強い低域が加わり、非常にクリアネスの高い音が楽しめるモデルです。音場の広さはほどほどですが、音の分離感や前後の立体感などもはっきりと際立たせるような音作りとなっているので組み合わせるヘッドホン側の実力も充分に活かしてくれるかと思います。
それでは旧NEO iDSDと比較した場合はどうでしょう。全体的な音の傾向そのものは変わりませんが、音質面で一番変化を感じるのが「XBass II機能」と「ゲイン調整機能」が追加されたことによる低域表現の違いでしょうか。旧NEO iDSDではこうした機能がないため、低域の力強さを増したい場合にはボリュームを上げることでしか対応できませんでしたが、このNEO iDSD2ではXBass IIとゲインの切り替えで「全体のボリューム自体は上げずに低域だけ強調したい」が可能となります。”あとちょっと”を調整できるかどうか、というのは小さなようで大きな変更ではないでしょうか。
また、実際に操作している中で「ライン出力のボリュームパスON/OFF」切替の方法がより手軽になっている点も見逃せません。より直感的に操作できるようになったのは良い改善点かと思います。(スタッフレビューより引用)続きをみる
デジタル入力 | USB3.0-Bメス(USB2.0互換)、S/PDIF(同軸/光)、Bluetooth 5.4 | アナログライン入力 | アンバランス入力 |
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ライン出力 | XLR、RCA | ヘッドフォン出力 | 4.4mmバランス、6.3mmシングルエンド |
対応フォーマット | aptX Lossless、aptX Adaptive、aptx、LDAC、HWA/LHDC、AAC and SBCコーデック | サイズ | 214×158×41mm |
【商品情報】iFi audio NEO iDSD2
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
YAMAHA HA-L7AとYH-5000SEを組み合わせて試聴しました。やや硬質さを感じさせる、キレの良い端正なサウンドです。モニター調というほど無機質ではないものの、ヘッドホンアンプとしての味付けはあまりな音源・ヘッドホンそのもののキャラクターを素直に表現するための道具に徹している印象を受けます。
反面、「PURE DIRECT」という名前のとおり録音状況の良くない音源でも容赦なくそのまま再生してしまうところがあるため、ストリーミング音源などでランダムに聴いている場合は曲ごとの音質の落差を感じてしまうかもしれません。できればヘッドホンと同じように、音源も良質なものを用意して聴き込みたいと思わせる組み合わせでした。続きをみる
周波数特性 | 4Hz-80kHz、-3dB | 全高調波歪率 | 0.003%以下(1kHz、300mW、32Ω) |
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SN 比 | >120dB | 入出力端子(音声入力) | アナログ 1(RCA×1)、デジタル 2(光×1、同軸×1※1)、USB 1(Type-B)、※1:PCM 2ch のみ、192kHz/24bit まで。 |
入出力端子(音声出力) | ヘッドホン 3(標準 6.3mm×1、バランス 4.4mm×1、XLR 4 極×1) プリアウト/ラインアウト 2(アナログ L/R[RCA]×1、アナログ XLR 3 極×1) | USB(Type-B) 対応フォーマット | PCM※2、DSD※3 ※2:384kHz/32bit まで。32bit-float ファイル非対応。※3:11.2MHz まで。 |
寸法(幅×高さ×奥行) | 333W×133H×189D mm(脚部、突起物を含む) | 質量 | 5.3kg |
【商品情報】YAMAHA HA-L7A
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
やや硬質さを感じさせるサウンドで、タイトな低域の力強さやくっきりとした中低域の表現が際立つ音作りとなっています。旧Diabloの特徴でもあった分離感の良さもさらに明確になったかのような印象で、定位感にも優れているのでリスニングだけでなくモニター的な用途にも向いているのではないでしょうか。音だけを聴いていると、このDiablo2が(そこそこ大きくはあるものの)ポータブル機であることを忘れるほど堂々とした鳴らしぶりです。
旧Diabloと比べた場合、その明確な違いは音場の広がり方であるように感じました。旧Diabloが左右方向に広いのに対し、Diablo2では左右は若干近くになるものの前後・上下方向へも空間が広がり、音場が球形に展開されるイメージです。(スタッフレビューより引用)続きをみる
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 166mm×85mm×28.5mm | 重さ | 約455g |
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接続方式(入力) | USB-C、S/PDIF(3.5mm同軸/光丸)、Bluetooth 5.4、4.4mmバランスライン入力 | 接続方式(出力) | 4.4mmバランスライン出力、4.4mmバランスヘッドフォン出力、6.3mmシングルエンドヘッドフォン出力 |
電源方式 | USB-C(BC V1.2対応、最大1.9A充電) | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | aptX Lossless、aptX Adaptive、aptX、LDAC、HWA/LHDC、AAC、SBC |
【商品情報】iFi audio iDSD Diablo2
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
やや硬質さを感じさせる、中高域メインのサウンドバランスでボーカルものが聴きやすい音作りとなっています。タイトで量感控えめな低域と、全体的にスッキリした印象はH7やH5ゆずりという感じです。
組み合わせたイヤホン・3T-154はその名のとおり直径15.4mmという大口径のダイナミックドライバーを搭載しているのが特徴ですが、ローゲイン設定でもその大口径ドライバーを悠々と鳴らしているかのようなドライブ能力の高さを感じさせます。
また、H5発売時あたりから「Eddict Player」と組み合わせた際の使い勝手も格段に上がっていることもあり、特に今回のようにローカルファイル再生で使ってみると「手元で操作可能な便利さ」と「充分なドライブ能力を持ったプレイヤー」とのコンビネーションが非常に快適です。(スタッフレビューより引用)続きをみる
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 71.5mm×100mm×21.5mm | 重さ | 約185g |
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接続方式(入力) | USB-C、Bluetooth 5 | 接続方式(出力) | 3.5mm シングルエンド、4.4mmバランス |
電源方式 | USB-C(BC V1.2対応、最大1.9A充電) | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | LDAC 、AAC、SBC |
【商品情報】Shanling H2
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:唐木
SENNHEISER HD660 S2と接続して試聴
ボリュームを上げても音割れすることなく、クリアな音でしっかり鳴らしてくれます。出力が足りないと、ベースラインが薄くなったり、全体的な解像度が落ちてしまい、聴き応えがなくなるように感じますが、Q15ではその心配はありません。出力不足で頑張って鳴らしている、という感じがなく、余裕を持って鳴らしてくれるので、様々な音源で試聴したくなるような、そんなワクワクするような感じがして楽しいです。
Noble Audio VIKING RAGNAR Damascusと接続して試聴
ミドルクラスのDAPで試聴しているような鳴らし方でした。サウンドバランスが崩れることもなく、しっかりとした音圧感、ベースラインのアタック、高音域の伸び、どの帯域にフォーカスを当てても十分な聴き応えはあります。ただ、狭い空間で頑張って鳴らしているというような窮屈な鳴らし方でしたので、余裕はありません。
このクラスを鳴らすのであれば、しっかりとしたDAPを用意する必要がありますね。しかしながら、7万円台のヘッドホンアンプでここまで鳴らすのは技術力の進化が感じられます。(スタッフレビューより引用)続きをみる
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 143.5mm ×71.8mm ×21.8mm | 重さ | 約305g |
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接続方式(入力) | USB2.0 Type-C端子、RCA同軸デジタル入力端子 | 接続方式(出力) | 3.5mmシングルエンドヘッドホン端子、4.4mmバランスヘッドホン端子 |
電源方式 | PD 9V、DC給電による充電 | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | AAC、SBC、aptX、aptx LL、aptX Adaptive、aptx HD、LDAC |
【商品情報】FIIO Q15
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
Mojo 2の持ち味であるスピード感に、AK ZERO1のキレの良さが加わって非常にエッジの効いたサウンドが楽しめます。
この組み合わせではMojo 2から搭載されたもうひとつの機能「クロスフィード」も試してみました。これはヘッドホンやイヤホンのような音の発生源がはっきり分かれてしまう再生環境でも、自然環境と同じように「左右の音が若干混ざり合う」現象を再現するという機能ですが、4段階中最大の状態にしてもそれほど強力に音を混ぜる感じではありません。
逆にいえばあまり違和感のないレベルで頭内定位を和らげる効果をもたらしています。ステレオ録音黎明期の古いジャズなどで試してみると面白い機能です。
なお、イコライゼーションやクロスフィードなどの機能はMojo 2の電源を切っても直前の設定はしっかり記録されますが、いじりすぎて今の状態がわからなくなった…という場合に備えてリセットモードもしっかり用意されていますのでご安心下さい。(スタッフレビューより引用)続きをみる
デジタル入力 | 光デジタル(角型)、同軸デジタル(3.5mm/デュアルデータ同軸兼用)、Micro USB、USB Type-C | ヘッドホン出力 | 3.5mm/3 極ステレオミニジャック×2 |
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出力インピーダンス | 0.06Ω | ダイナミックレンジ | 125.7dB |
クロストーク | -118dB(1KHz/300Ω) | 出力レベル 1KHz/300Ω | 90mW(5.2Vrms) |
出力レベル 1KHz/30Ω | 600mW(4.2Vrms) | 充電ポート | Micro USB(充電電流 1.5A ※2A 以上の AC アダプターを推奨) |
作動電圧 | 5V DC | 駆動時間 | 約 8 時間 |
サイズ | 約W83mm×H62mm×D22.9mm | 重量 | 単体約 185g(Poly ドッキング時合計約 270g) |
【商品情報】Chord Electronics Mojo 2
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
リスナーを中心に柔らかく広がる音場、やや中低域寄りで落ち着いた音色ながらひとつひとつの音の輪郭をハッキリ描き出す様子など、同じDACチップを搭載するDX320やDX320MAX Tiの特徴を継承した美音系のサウンドです。当然ながら細かいところまで追求していくと解像感、アタック感などはDX320系と比べれば一歩譲りますが、このDC-Eliteがバッテリーも搭載せず、たった1本のUSBケーブルでスマートフォンとつなぐだけのお手軽な構成でこれだけの音を出しているというのはなかなか驚きです。
また、今回組み合わせたMonachaaはダイナミックドライバーを片側4発も搭載していることもあり、出力の弱いプレイヤーでは音のエッジが甘くなったり、低域に締まりがなくぼやけてしまうという難しさを持ったイヤホンなのですが、DC-Eliteではキレの良さ・量感は充分ありつつ他の音をマスクしない低域などがしっかり表現されているので出力の面でも不安はなさそうです。(スタッフレビューより引用)続きをみる
DAC | ROHM BD34301EKV | サイズ (W×H×D) | 64mm x 35mm x 14.5mm |
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重量 | 60.5g | 入力 | USB |
出力 | 4.4mmバランス、3.5mmシングル | 対応サンプリングレート | PCM 最大 768kHz / 32bit、DSD Native DSD512 |
【商品情報】iBasso Audio DC-Elite
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入力 | USB Type-C | 出力 | 3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス |
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DAC | ES9069Q×2 | 対応形式 | PCM768kHz/32bit、DSD512/1bit、MQA |
サイズ | 約64.0mm x 27.7mm x 12.7mm | 重量 | 33.5g |
【商品情報】FIIO KA17
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:唐木
左右の分離感が良くなり、音の情報量がグッと増え、音圧も高くなりました。一音一音のアタック感が明瞭になり、楽曲の全てを余すところなく表現しているように聴けます。
また、縦と横の音の広がり、奥行き感も感じられ、どこでどの楽器が鳴っているのか頭の中でイメージしやすく、その場で聴いているかのうような臨場感と迫力があります。音の情報量だけでなく、音に立体感もあるので、いつも聴いている楽曲も新たな発見があり楽しいです。
Astell & Kern のDAPにも搭載されているDAR(デジタルオーディオリマスター)も試聴しましたが、音質はミドルクラスのDAPレベルに仕上がっていると感じました。(スタッフレビューより引用)続きをみる
入力 | USB Type-C (UAC 2.0 / UAC 1.0 切替可能) | 出力 | 3.5mmアンバランス出力 (3極)、4.4mmバランス出力(5極GND結線) |
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DAC | AKM AK4493S | 対応形式 | PCM : 384KHz/32bit、DSD : DSD256(11.2MHz/1bit) ステレオ |
サイズ | 29.5mm × 64.5mm × 14.5mm | 重量 | 約31g |
【商品情報】Astell&Kern AK HC4
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ヘッドホンアンプを選ぶポイントは
・据え置き型かポータブルか
・入力はアナログ、デジタル、ワイヤレスのどれを使用するか
・使用するヘッドホンの端子をチェック
・音質をどこまで追求したいか
さまざまな要素があります。手軽に楽しみたいならUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ、音を追及するなら真空管アンプなど自分の好みに合わせて最適なものを見つけてくださいね。