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2023.10.04
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GEEKWOLD GK20 レビュー | 1万円ちょっとでトリプルドライバーのサウンドが楽しめる有線イヤホン

GEEKWOLD GK20 レビュー | 1万円ちょっとでトリプルドライバーのサウンドが楽しめる有線イヤホン

GEEKWOLD GK20 をオーディオ専門店スタッフがレビューします。BA、ダイナミック、ピエゾの3種類・計7基のドライバーを搭載しながら、各音域を絶妙にチューニングした安定感抜群のサウンドが楽しめる有線イヤホンを詳しく紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
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GEEK WOLDとは

GEEK WOLD(ギークウォード)は2018年にヘッドホン市場に参入を開始したブランドです。ギーク(技術オタク)というブランド名が示すとおり、非常に個性的な製品づくりでイヤホンマニアの間で話題となり、日本国内では2023年4月に発売を開始した「GK100」で正式デビューを飾りました。

【商品情報】GEEK WOLD GK100

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GEEK WOLD GK100

そのGEEK WOLDから、国内デビュー第2弾となるイヤホンが発売されました!それがこちらの「GK20」です!

GEEK WOLD GK20の全体画像
GEEK WOLD GK20

今回はこのGK20について、特徴および音質レビューをお届けいたします。

GK20の外観と特徴

パッケージ

スリーブを外して箱を開けると、鮮やかなブルーを基調としたフェイスプレートが現れます。

GEEK WOLD GK20の箱を開けた画像
箱を開けた様子

こちらがGK20のパッケージ内容です。グレーのセミハードケースにケーブル、イヤホン本体、保証書、イヤーピース(2種類・各3サイズ)とシンプルな構成です。

GEEK WOLD GK20のパッケージ画像
パッケージ内容

保証書にはブランドの成り立ちが日本語で記載されていました。

GEEK WOLD GK20の保証書の画像
成り立ちが日本語で記載

ケーブル

ケーブルは2pinタイプの4.4mmバランスプラグとなっています。プラグのスリーブにはブランド名も刻印されていました。

GEEK WOLD GK20のケーブル画像
ケーブルは2pinタイプの4.4mmバランスプラグ

イヤーピース

イヤーピースは2種類、半透明のものとブラックのものがそれぞれ3サイズ付属しています。ご覧のとおり高さや口径が異なっているので、好みに応じて選択して下さい。

GEEK WOLD GK20のイヤーピース
イヤーピースは2種類・各3サイズ

フェイスプレート

フェイスプレートは左右とも、濃淡パターンのあるブルーにブランド名「GEEK WOLD」の名が刻まれたものになっています。

GEEK WOLD GK20のフェイスプレートの画像
フェイスプレート

ケーブルコネクタは0.78mmの2pinタイプで、イヤホン側はフラットです。ステム(軸)の太さも一般的なので、他社製イヤーピースの装着も問題ないかと思います。先端部にはパンチングメタル状のフィルターがはめ込まれていました。

イヤホン本体

GEEK WOLD GK20のイヤホン本体画像
イヤホン本体

ドライバー構成

さて、GK20が”ギーク”である理由はそのドライバー構成にあります。一見普通のエントリークラスイヤホンに見えるそのシェルの中には、

・2基の高域用BAドライバー+1基の中域用BAドライバー
・2基の低域用8mm径ダイナミックドライバー
・2基の超高域用ピエゾ(圧電)ドライバー
と、3種類・計7基のドライバーを内蔵した、いわゆるトリプル・ハイブリッド・ドライバー構成となっているのです。

GEEK WOLD GK20のドライバー構成図
GK20のドライバー構成

さらにダイナミックドライバーは自社開発の同軸ダブル・キャビティ・ムービングコイル構成となっていて、2つの異なるダイアフラムが低周波と低域の補強をそれぞれ担当しています。

同軸ダブル・キャビティ・ムービングコイルのイメージ図
同軸ダブル・キャビティ・ムービングコイル

GK20の音質レビュー

それではGK20の音を確認してみたいと思います。プレイヤーにはAstell&Kern KANN ALPHAを組み合わせてみました。

GK20とKANN ALPHAの画像
GK20とKANN ALPHA

ややウォームさを感じさせる中低域とドッシリした低域に、左右に広めの音場と定位の良さが加わった安定感抜群のサウンドです。

逆にブランド名やドライバー構成などから「イロモノ」的なものを期待しているとやや肩透かしを食らってしまうような、各音域のまとまりの良さが感じられます。

特にBA・ピエゾと高域部分を担当するドライバーが多いことから、高域がキツめになるのでは…と予想する方も多いかと思いますが、明瞭感やヌケ感の良さはありながら刺激的にはならないギリギリのところで収まっている絶妙なチューニングに仕上がっているのが特徴です。

では、国内デビューモデル・GK100と比較してみるとどうでしょうか。GK100はGK20と同じく3種類のドライバーを搭載したモデルですが、その構成は「2BA・3ダイナミック・4ピエゾ」とそれぞれのドライバー数が異なっています。また、GK100ではケーブルがハイクラスケーブルブランド・HAKUGEI製の3.5mmシングルエンド接続となっているという違いもあります。

GK100とGK20の比較画像
左:GK100、右:GK20

全体的なサウンド傾向は非常に似通っていて、どちらも落ち着きのあるややウォーム感のある音作りとなっています。

よく聴き込むと、GK100の方が奥行き感・回り込み感に優れているのでより臨場感のある音場が味わえるほか、低域がGK20よりもスッキリとしているので全体的な音の見通しが良いようです。

とはいえ、GK20の方も価格がGK100のほぼ半分、ということを考えると、かなりお買い得なモデルになっているのではないでしょうか。

製品仕様

ドライバー 3BA+2DD(8mmLCP ダイアフラム+チタンコンポジット・ダイアフラム)+2Piezoelectric ドライバー 周波数特性 20Hz-40000Hz
インピーダンス 10Ω 出力音圧レベル 105db

【商品情報】GEEK WOLD GK20

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GEEK WOLD GK20

まとめ

GEEK WOLDの国内デビュー第2弾モデルGK20は、
・BA、ダイナミック、ピエゾの3種類・計7基ものドライバーを搭載
・トリプルドライバー構成なのに1万円ちょっとという価格
・異なるドライバーの各音域を絶妙にチューニングした、まとまりの良い安定感抜群のサウンド

と、エントリークラスとしては内容・音質とも非常にお得感の高いイヤホンになっています。

GK20は、現在発売中!店頭試聴機もご用意しております。攻めたブランド名にインパクト大のドライバー構成ながら意外なほどまとまりの良いサウンドが楽しめますので、ぜひお試しください!

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