フジヤエービック

 

分類

分類

  •   
2023.10.26
おすすめ・ランキング,

レコードプレーヤーのおすすめ8選!選び方を解説

レコードプレーヤーのおすすめ8選!選び方を解説

レコードプレーヤーのおすすめをオーディオ専門店スタッフが紹介します。また、アナログレコードに興味があってもレコードプレーヤーやアンプを選ぶのは難しそうで不安という方に必要な機材や選び方を解説します。

フジヤエービック店舗イメージ
▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
フジヤエービックは販売・下取・買取をWEBサイトでスピード対応。1,000点以上の中古在庫検索、最新のヘッドホン・イヤホンの購入、オーディオプレーヤーやハイレゾ対応機器などのお悩み相談、下取・買取についてなどお気軽にお問い合わせください。

▶SHOP INFORMATION
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内はこちら
オンラインストアはこちら

アナログレコードの魅力

Technics SL-1200GRでレコードをプレイしている画像

アナログレコードの魅力は、何といっても人が音として認識できないとされる音の振動を楽曲の空気感として伝える点ではないでしょうか。また、アナログレコードを聴くためには、プレーヤーのスイッチを入れ、レコードを取り出し、レコードをセットして針を落とすまで工程があります。スマホをタップしてすぐに音楽を聴ける手軽さとは異なり、"手間"がかかることこそが魅力のひとつです。

実は今、世界中でアナログレコードの人気は上昇しており、人気のJ-POPシーンからインディーズシーンまでレコードを発売するアーティストが増えています。

アナログレコードは高音質?

レコードプレーヤーとCDプレーヤーが並んでいる画像

CDは、人間の音が聞こえる範囲である可聴域20Hz-20,000Hzの音だけを取り出して、デジタル処理されています。そのためノイズが入りずらくクリアに聞こえる点がメリットですが、アナログレコードは可聴域を超える音も収録しているため臨場感や空気感が伝わるとされています。

ただし、アナログレコードは、ノイズや針の音が入り込むためクリアさではCDに軍配が上がります。また、ハイレゾ音源の音域は人の可聴帯域を超える4Hz-80,000Hzとされており、よりアナログに近いクリアな音を楽しむことができます。

音質という点においてはアナログレコードは高音質と言えますが、ノイズが入り込んでしまう点やアンプやスピーカーなどの機器、音楽を聴く環境によっても音質は変わりますので、ご自身にとって最適なオーディオ環境に合わせて選びましょう。

レコードプレーヤーとは

レコードプレーヤーを操作している画像

レコードプレーヤーとは、CDやカセットテープより以前、年代では80年以前に普及されていたアナログレコードを再生するための機器のことです。音の信号を円盤の溝に記録されたアナログレコードの音を再生するために信号を読み出し、電気信号として増幅して送り出す役割を担います。

レコードプレーヤーが読み込む音の信号はとても小さいため、音楽を楽しむためには、音の信号を増幅してスピーカーに届けるアンプが必要になります。

ここからは、アナログレコードを聴くために必要なものを解説していきます。

レコードを聴くのに必要なもの

基本のオーディオシステム例

オーディオシステムイメージ図

レコードプレーヤー

レコードプレーヤーの画像

まずはレコードプレーヤーです。文字通りレコードを再生するためのプレーヤー、ターンテーブルです。プレーヤーは再生機器なのでこれだけでは音を聴くことができません。RCAケーブルでフォノイコライザーやアンプに接続して音を増幅させ、さらにスピーカーやヘッドホンを介して音を耳に届けます。

針・カートリッジ

カートリッジの画像

レコードの溝からレコード針で音を拾い、その情報を電気信号に変換する役割を担うのがカートリッジです。カートリッジとレコード針はメーカーや製品によって特徴が異なります。

フォノイコライザー

フォノイコライザーの画像

フォノイコライザーは、レコードプレーヤーから出力される音の信号をアンプで使えるように昇圧して高めるための機器です。レコードプレーヤーに内蔵されているものやアンプに内蔵されていることもありますので事前に確認をしましょう。

アンプ

オーディオアンプの画像

アンプは、音の電気信号を増幅する役割を担います。レコードプレーヤーからフォノイコライザーを介しても信号はとても小さいため、そのままではスピーカーやヘッドホンを鳴らすパワーがありません。そのため、音を大きくしてスピーカーやヘッドホンに届けるためのアンプが必要になります。

主に音量のバランスや音質を調整するのがプリアンプ、プリアンプで調整された音の信号をスピーカーから聞こえるように増幅する役割を担うのがパワーアンプです。このプリアンプとパワーアンプが一体化しているものがプリメインアンプです。一般的にオーディオアンプは、一体化したプリメインアンプのことを指します。こだわるのであればプリアンプとパワーアンプをそれぞれ用意しますが、基本的にはプリメインアンプで充分でしょう。

スピーカー

スピーカーの画像

スピーカーは、音の出口となります。レコードに収録された音を針、カートリッジ、フォノイコライザー、オーディオアンプを介して増幅された信号を振動に変えて音声にする機器のことです。スピーカーの中でも外部アンプから接続して使うタイプのスピーカーをパッシブスピーカー、アンプが内蔵されているスピーカーをアクティブスピーカーと呼びます。

レコードプレーヤーの選び方

再生方法で選ぶ

レコードを再生している画像

再生方法は自分で盤に針を落として再生する手動再生とボタンを押すだけでプレーヤー側が自動で針を落とす自動再生があります。現在ではほとんどが手動再生を採用しています。

回転方式で選ぶ

レコードの盤をターンテーブルに設置して再生しますが、ターンテーブルの再生方式には静かで安定した回転に優れたベルトドライブ方式とコンパクトなシステムのダイレクトドライブ方式があります。現在はベルトドライブ方式が主流となっています。

SPレコード対応するか

レコードにはLPレコード、EPレコード、SPレコードの3種類あります。それぞれ記録可能な時間や回転数、サイズに違いがあります。現在一般的なレコードはLPレコードとなりますが、戦前のモノラル録音レコードはSP方式となりますので古いレコードを再生するのであれば、SPレコード対応のプレーヤーを選びましょう。

カートリッジの種類で選ぶ

カートリッジの画像

カートリッジは、より繊細な音が聞こえるMC型と出力が高く導入しやすいMM型があります。MC型は周波数のレンジが広く、繊細な音を出せる一方で出力が低いため別途昇圧トランスが必要になります。カートリッジをMM型からMC型へ交換できるタイプであれば、まずはMM型から始めてより繊細な音を求めるのであればMC型へ交換が可能なのでおすすめです。

トーンアームの種類をチェック

トーンアームの画像

トーンアームとは、カートリッジを支える固定装置のことです。カートリッジの水平バランスを保ち、レコードに圧力をかける働きをします。トーンアームにはトーンアームとカートリッジが一体化したインテグレーテッドタイプとトーンアームからカートリッジの取り外しが可能なユニバーサルタイプがあります。カートリッジを交換することによる音の変化を楽しみたいのであればユニバーサルタイプがおすすめです。

フォノイコライザーの有無で選ぶ

レコードプレーヤーの背面の画像

レコードプレーヤーにフォノイコライザーが搭載されているモデルであれば、アンプに接続すればすぐにレコードの音を楽しむことができます。エントリー向けのレコードプレーヤーには搭載しているモデルがありますが、基本的には非搭載のモデルが主流です。

フォノイコライザーが搭載していないモデルの場合は、別途フォノイコライザーを用意する必要があります。また、アンプ側にフォノイコライザーが搭載しているモデルもありますので、事前にプレーヤーとアンプを確認しておきましょう。

デジタル化できるUSB対応を確認

レコードプレーヤーのUSB出力部分の画像

デジタル音源化対応のモデルであれば、USB接続ができるプレーヤーを使うことでレコード音源のデータ化が可能です。PC側に専用ソフトのインストールが必要になりますので事前に確認しておきましょう。

ワイヤレスならBluetooth機能をチェック

Bluetooth対応のレコードプレーヤーの画像

ワイヤレス(Bluetooth)イヤホン・ヘッドホン・スピーカーで聴くのであればBluetooth対応を確認しましょう。また、レコードプレーヤー側にBluetooth受信機能があれば、PCやスマホなどから送信する音楽データをレコードプレーヤーを介してアンプ、スピーカーやヘッドホン・イヤホンに接続してホームオーディオとして音楽を楽しむことも可能です。

おすすめのレコードプレーヤー

初めてでも安心の入門向けのレコードプレーヤー

DENON DP-300F

DENON DP-300Fの画像

カートリッジの交換が可能なフルオートプレーヤーです。ベルトドライブ方式を採用し、フォノイコライザーアンプ内蔵、カートリッジの交換が可能なタイプです。低価格帯ながら強度・密度に優れた高品位なボディを採用した高コスパなプレーヤーです。また、フルオート動作対応なので初めてレコードプレーヤーを購入するという方にも安心してお使いいただけるのではないでしょうか。

House Of Marley STIR IT UP WIRELESS TURNTABLE

House Of Marley STIR IT UP WIRELESS TURNTABLEの画像

自然素材とナチュラルサウンドを特徴とした House Of Marley のレコードプレーヤーです。キャビネットは竹の集成材を採用したデザインはひと際目を惹きます。Bluetooth機能を搭載しているのでBluetooth搭載のアクティブスピーカーやワイヤレスイヤホン・ヘッドホンで気軽に音楽を楽しめるところも魅力です。USBからPCへの記録機能、オートスタート/ストップ機能など利便性にも優れており、オーディオシステムにちょっと追加してみたいという方にピッタリの入門機です。

【商品情報】House Of Marley STIR IT UP WIRELESS TURNTABLE

» 詳細を見る

House Of Marley STIR IT UP WIRELESS TURNTABLE

慣れてきたら定番から中級向けのレコードプレーヤー

TEAC TN-3B-SE

TEAC TN-3B-SEの画像

TEACのスタンダードレコードプレーヤー。内蔵のフォノイコライザーには日本無線製のオーディオ用高精度オペアンプ「NJM8080」を採用、フォノ入力がないアンプへ接続しても高品位な音が楽しめます。ベルトドライブ方式、カートリッジの交換に対応、また、フォノイコライザーはスイッチでオン・オフが可能なのでステップアップしたい場合でも交換や変更することで長く使用できるところもメリットです。

【商品情報】TEAC TN-3B-SE

» 詳細を見る

TEAC TN-3B-SE

REGA Planar3 mk2

REGA Planar3 mk2の画像

2023年に50周年を迎えたイギリスの老舗オーディオメーカー REGA の定番レコードプレーヤー。接続端子はフォノイコライザーへの接続のみ、耐久性に優れたパーツや軽さや硬さ、防振にすぐれたキャビネット、さらにガラスプラッター搭載や上位モデルに搭載されている Advanced EBLT Drive Beltを採用するなどシンプルかつ高品位な構造にすることでレコード再生に特化したレコードプレーヤーです。

【商品情報】REGA Planar3 mk2

» 詳細を見る

REGA Planar3 mk2

Technics SL-1200GR-S

Technics SL-1200GR-Sの画像

「SL-1200」シリーズは、世界中のDJが愛して止まない、伝説的なターンテーブルシリーズです。すべてのアナログレコードファンのために生まれたSL-1200シリーズの新たなスタンダードモデルSL-1200GR-Sは、安定した回転を実現する新開発のコアレス・ダイレクトドライブ・モーター、高剛性と耐振性を強化。美しい音を支える強靱な筐体構造に優れた初動感度とトレース性能を追求したトーンアームなど上位機種の構成を受け継ぎながら最新技術を搭載したターンテーブルです。

【商品情報】Technics SL-1200GR-S

» 詳細を見る

Technics SL-1200GR-S

こだわるなら上級向けのレコードプレーヤー

TEAC TN-5BB

TEAC TN-5BBの画像

本格派ベルトドライブ搭載やこだわりの素材を採用したTEACの最上位レコードプレーヤーです。人工大理石、和紙、MDFの異素材を組み合わせて構成した本体は、重く剛性を持たせることで音への影響を低減。XLRバランス出力が搭載されており、バランス対応のフォノアンプに繋げることでよりクリアな音の再生が可能です。

【商品情報】TEAC TN-5BB

» 詳細を見る

TEAC TN-5BB

DENON DP-3000NE

DENON DP-3000NEの画像

DP-3000NE は、1970年代に大ヒットしたレコードプレーヤー DP-3000 から技術と設計思想を引き継ぎながら、DENONのサウンドクオリティを管理するエキスパートであるサウンドマスターにより現代の感性を融合して生まれたモデルです。伝統のスタティックバランスS字型トーンアームやサウンドマスターによる厳しいチェックを経て選定された高音質パーツが採用された電源回路に使用するコンデンサーなど高いこだわりと技術が詰まったDENONの最上位レコードプレーヤーです。

【商品情報】DENON DP-3000NE

» 詳細を見る

DENON DP-3000NE

LUXMAN PD-151 MARKII

LUXMAN PD-151 MARKIIの画像

オーディオファンの人気を集めたロングセラーモデルがリニューアル、新設計サエクコマース社のナイフエッジ技術を採用したオリジナルアームや新開発のインシュレーターの搭載など細部に渡って再検討された新たなリファレンスモデルです。初代モデルから一貫して高いS/N性能を継承しながら高い描写力でさらに魅力が増しました。

【商品情報】LUXMAN PD-151 MARKII

» 詳細を見る

LUXMAN PD-151 MARKII

中古のレコードプレーヤーの購入について

中古のレコードプレーヤーの画像

レコードプレーヤーの歴史は古く、名機とされるレコードプレーヤーの中には生産終了しているものもあります。

特に高級機は中古であれば比較的安価に手に入ることがありますが、中古製品はパーツが付属していないものがあったり、劣化している場合がありますので、写真やコメントを確認しましょう。

また、初心者やどのパーツが足りないか、どこをチェックするべきかわからない場合は、新品の入門機からスタートすることをおすすめします。慣れてきたらぜひ中古品にもチャレンジしてみてください。

まとめ

・"手間"がかかることこそが魅力のアナログレコード
・アナログレコードは可聴域を超える音も収録しているため臨場感や空気感が伝わる
・音の信号を増幅してスピーカーに届けるフォノイコライザー、アンプを用意
・ワイヤレスで楽しみたいならBluetooth対応
・初心者は入門機から始めるのがおすすめ