Marshall Motif ll A.N.C. をオーディオ専門店スタッフがレビューします。前モデルのMotif A.N.C.と比較しながら、アップデートした機能性や専用アプリ、高解像度な音質はそのままに表現力がアップした音質について詳しく紹介します。
目次
Marshallとは
Motif ll A.N.C.の特徴
Motif ll A.N.C.の装着感レビュー
Motif ll A.N.C.の音質レビュー
製品仕様
まとめ
MARSHALL(マーシャル)は、世界を代表するイギリスのギターアンプメーカーです。1962年に初の自社製品となるギターアンプ「JTM45」を開発し、UKのライブハウスに採用されました。その後60年以上音楽ファンに愛され続けています。
そのマーシャルブランドが2009年にヘッドホンとスピーカーの開発をスタートし、Bluetoothスピーカーやワイヤレスヘッドホン・イヤホンなどのオーディオ製品を次々に発表。デザイン性の高さと重厚感のあるサウンドが広く受け入れられ、若者を中心に最も勢いがあるオーディオブランドのひとつです。
今回は、Marshallのノイズキャンセリングイヤホン「 Motif ll A.N.C.」を前モデル「 Motif A.N.C.」と比較しながら紹介します。
前モデルと比較すると、耳穴に直接触れる部分と耳から出る部分も含めて、全体的に若干大きくなりました。イヤホン本体内側にあるLRの表示も大きくなりましたね。
耳から出る部分の底部分も黒からゴールドになり高級感があります。大きくなったことでイヤホン片耳で約4.25gから片耳約4.31gへ変更となっています。
前モデルは、ケースを開けると『EST.1962』という金色の印字がありましたが、 Motif ll A.N.C.はそれがなくなり、シンプルなデザインになりました。質感については変更がなく、お馴染みのマーシャルのギターアンプのような意匠とグリップ感のある滑りにくい質感です。
軸が短めで、傘も短く柔らかめの質感なので、しっかりと耳にフィットします。
6mmダイナミックドライバーを採用しています。
イヤーチップ(S/M/L)、USB Type-C 充電ケーブル(約 20cm)が同梱されています。
前モデルと比較しながら機能について紹介していきましょう。まず、Bluetoothがver.5.2からver.5.3 LEへ変更されました。5.3 LEとなることで、LE Audio使用時の転送データ量の増強と消費電力節減など、効率化が可能になります。
対応コーデックは、SBCのみからSBC、AAC、LC3に変更されました。そのほか、連続再生時間は、充電ケース使用で約20時間再生から約10時間長くなり、約30時間の音楽再生が可能に、マルチポイント対応など最新の機能にしっかりと対応しています。
イヤホン本体のノズルが短く、それに合わせてイヤーピースの軸も短くなっているため、耳穴に隙間なく収まっているように感じます。歩きながらでも、イヤホンがずれることはないので、安心して使用できます。
また、耳から取り外す際も、イヤホンから飛び出ている棒の部分とイヤホン本体をしっかりと持てるので、滑ってポロっと落としてしまうことも少なくなりそうです。
前モデルとMotif ll A.N.C.を比較して音質レビューをしていきます。
ドライバー | 6mmダイナミック型 | Bluetooth | ver.5.3 LE |
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ノイズキャンセリング | 対応 | マルチポイント | 対応 |
対応コーデック | SBC、AAC、LC3 | 防滴・防水 | IPX5(イヤホン)IPX4(充電ケース) |
充電時間 | 約1.5時間(イヤホン)約1.5時間(充電ケース) | 連続再生時間 | 約6時間(ANC オン) 、約30時間(充電ケース使用時) |
【商品情報】Marshall Motif ll A.N.C.
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