Astell&Kern AK HB1をオーディオ専門店スタッフがレビューします。有線接続・ワイヤレスモード、カーモード搭載、さらにゲーミングDACとしても使用可能で、マルチに活躍するBluetoothレシーバーDACアンプを詳しく紹介します。
目次
Astell&Kern(アステルアンドケルン)とは
Astell&Kern AK HB1の外観
Astell&Kern AK HB1の特徴
Astell&Kern AK HB1の音質レビュー
製品仕様
まとめ
2012年に韓国ソウルで設立されたHi-Fiオーディオブランド「Astell&Kern」は、ポータブル製品を中心に高く評価される、ポタオデファンなら誰もが知っているブランドです。
そんなポータブル製品を多く輩出するAstell&KernからBluetoothレシーバーDACアンプ「AK HB1」が登場しましたので音質を含めて詳しく紹介していきましょう。
フロント側中央にAstell&Kernのメーカーロゴが入ったシンプルなデザインです。
右側側面にボリュームダイヤル・操作ボタンが設置されています。50段階の音量調節が可能なボリュームホイールです。中央のペアリングボタンを2回短く押すとボリュームのロック、再度ペアリングボタンを2回短く押すとロックが解除されます。
ディスプレイはなく、本体側面のLEDランプで再生中のファイルタイプやバッテリー情報など、デバイスの現在のステータスの状態を表示します。
入力は底面のUSB Type-C (UAC 1.0 / UAC 2.0 切替可能)で接続します。
出力は3.5mmのアンバランスと4.4mmのバランス接続に対応しています。
AK HB1は専用アプリの「AK Control」を使用することで便利にお使いいただけます。
DACは、統合型ICチップ、ESS社のES9281AC PROを搭載しています。
Bluetoothバージョンは5.0、対応コーデックはSBC・AAC・aptX HD・LDACとなっています。
UAC2.0/UAC1.0切替機能搭載で家庭用ゲーム機との接続にも対応しています。
まずは、有線接続モードで複数のイヤホンと手持ちのType C to 3.5mm変換アダプタと比較試聴します。
続いて、ワイヤレスモード(LDAC)で試聴します。イヤホンの全体的な音質傾向は変わらず、解像度は高く分析的な鳴らし方をしますが、機械的ではなくより自然に表現しているように感じました。サーというホワイトノイズは気になりません。手軽に高音質で再生できるワイヤレスモードはやはり便利ですね。
DAC | ESS ES9281AC PRO | サイズ (W×H×D) | 39.8mm × 68.4mm × 16.5mm |
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重量 | 約40g | Bluetooth | ver.5.0 |
Bluetoothコーデック | SBC、AAC、aptX HD、LDAC | 入力 | USB Type-C (UAC 2.0 / UAC 1.0 切替可能) |
出力 | 3.5mmアンバランス出力 (CTIA規格4極マイク・コントローラー入力対応)、4.4mmバランス出力(5極GND結線あり) | 再生時間 | 約6時間 (AAC接続時) |
【商品情報】Astell&Kern AK HB1
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今回は、3機種のイヤホンで試聴しましたが、有線接続モードの音の変化が大きく感じられました。どのモデルも共通して、解像度の向上と、より骨太な聴き応えのあるサウンドに変化し、物足りない苦手とするポイントをうまくフォローしています。
Astell&Kern AK HB1 は、
・ワイヤレスも有線も接続可能
・50段階の音量調節が可能なボリュームホイール
・USB Type-C (UAC 1.0 / UAC 2.0 切替可能)入力
・3.5mmのアンバランスと4.4mmのバランス接続に対応
・専用アプリ「AK Control」の使用が可能
・解像度が高く、分析的でいながら自然なサウンド
が特徴のBluetoothレシーバーDACアンプです。
機能面でも、有線接続・ワイヤレスモード、カーモード搭載・ゲーミングDACとしても使用可能で、マルチに活躍してくれるので、お手持ちのイヤホン・ヘッドホンの音質向上や利便性の向上を検討している方、ぜひ、お試しください。