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2021.03.08
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フジヤエービック FUJIYA AVIC

【試聴レビュー】Acoustuneからアップグレードケーブル「ARS100」シリーズが登場!10日間ほど使用してみました。

人気メーカー・Acoustuneのアップグレードケーブル「ARS100」シリーズの中から特に気になる4.4mmバランス端子・ARS133をHS1300と組み合わせての試用レビューです。

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Acoustune「ARS100」シリーズ
シルバーコートOFC線と極細OFC線のハイブリッド16芯構造アップグレードケーブル

Acoustuneの新作アップグレードケーブル「ARS100」シリーズ

Acoustuneより、イヤホン用アップグレードケーブル「ARS100」シリーズが発売されました。

ARS100シリーズ
ARS100シリーズ

2pin/MMCX/Pentaconn Earの各種コネクタに、2.5mmバランス/3.5mmアンバランス/4.4mmバランスの各種プラグの組み合わせとなる9モデルのラインナップ!今回はそのうち、特に最近お問合せの多いPenntacon Earモデルの「ARS133」を10日間ほど実際に使ってみてのレビューを交えてご紹介いたします。

Acoustuneとは

Acoustune(アコースチューン)は2013年設立のイヤホンメーカーです。HS1004/1005など、以前よりイヤホンマニアの間で高い評価を得る製品を生み出していましたが、その人気をより広めたのはなんといっても「第4世代ミリンクスドライバー」搭載モデルのHS1650CUとHS1670SS(2018年発売)ではないでしょうか。

HS1650CUとHS1670SS
HS1650CUとHS1670SS

その後も順調に新型モデルをリリース、人気イヤホンメーカーとなったAcoustuneですが、実は「イヤホンケーブルメーカー」というもうひとつの顔も持っています。もちろん自社イヤホン用として販売されているものですが、ARC50シリーズはまだまだ種類の少ないPentaconn Earコネクタ採用のリケーブルとして、特にバランス接続タイプが人気を集めています。また、 Acoustuneといえば昨年末に発売されたエントリーモデル・HS1300も忘れてはいけません。比較的お手頃な価格のHS1300をきっかけにイヤホンの楽しさを知った、という方も多いようで「HS1300用のバランスケーブルが欲しいんですが…」というお問合せをいただくことも多くなりました。

そこに”アップグレードケーブル”として登場したのが今回ご紹介するARS100シリーズ。これはぜひ試してレビューしないと!ということで、ここではPenntacon Earコネクタ・4.4mmバランス端子の「ARS133」を選んでみました。組み合わせるプレイヤーはAstell&Kern KANN ALPHAです。

HS1650CUとHS1670SS
HS1650CUとHS1670SS
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リケーブルについて

と、その前に「リケーブル」について軽くおさらいを。Acoustune HSシリーズ(現行モデル)などのイヤホンやヘッドホンなど、ケーブルが着脱可能なモデルにおいてオリジナルのケーブルから別のケーブルに交換することを「リケーブル」と呼びます。これは断線などが起きてもケーブルだけ交換することで引き続きイヤホン・ヘッドホンを使うことができるように、という目的もありますが、もうひとつオーディオ的な楽しみ方としては「オリジナルから別のケーブルに変えることで音の変化を楽しむ」という意味合いを持っています。

例えばケーブルの材質や線材の本数、メッキの種類、それからバランス接続に対応するため2.5mmや4.4mm端子のケーブルに変える、といった具合です。ただし、基本的にリケーブルはユーザーの方の自己責任で行うもの。相性問題やそもそも形状が合わない…などというケースもありえますので、基本的にはリケーブル時に動作保証のある同一メーカーの対応ケーブルを使用することをお勧めします。異なる組み合わせでのリケーブルによってイヤホン本体に不具合が発生しても、製品の保証対象外となりますのでご注意下さい。

ケーブルの脱着

さて、いよいよ実際にARS100シリーズの音を確認してみます。まずはHS1300からオリジナルのケーブルを外しましょう。外し方は単純、イヤホン本体とケーブルのコネクタ部分をしっかり持ってまっすぐ引き抜いて下さい。

イヤホン側からピンが出ているのがPentaconn Earコネクタの特徴です。
イヤホン側からピンが出ているのがPentaconn Earコネクタの特徴です。

ARS133を差す際も同じようにまっすぐ差し込みます。Pentaconn Earコネクタは特にクリック感(カチッとした感触)はないので、隙間が空かないようしっかり奥まで差し込みましょう。横方向へ力を入れたり、無理に引っ張ったりすると破損するおそれがありますので慎重に。

HS1300(赤)にARS133を装着
HS1300(赤)にARS133を装着

オリジナルケーブルの黒も良いですが、ARS100シリーズのグレーもメカメカしいデザインのHS1300に合いますね。 HS1300付属のケーブル「ARC61」が8芯構造(8本の線材を編み込み)であるのに対し、ARS100シリーズはその倍の16本の線材を編み込んだ”16芯構造”となっています。

上:HS1300オリジナルケーブル、下:ARS133
上:HS1300オリジナルケーブル、下:ARS133

上がHS1300オリジナルケーブル、下がARS133です。ご覧の通りARS133の方が若干太くなっていますが、柔らかさでいえば逆にARS133の方がくにゃくにゃと曲げられます。表面積が大きいため衣服などにこすれて起こる「タッチノイズ」は出やすいものの、取り回しは非常に良好です。

音質レビュー

それでは音出し。バランス出力になったことが大きく影響していると思われますが、まずハッキリと違ってくるのが音場の広がり。オリジナルケーブルでは頭の中にそれぞれの音が配置される印象でしたが、ARS133に替えるとそれが一気に頭の外側で展開されます。さらに1音1音の重なりがしっかりと階層として表現され、ゴチャっとまとまることなく聴き分けられるように。特にボーカルとコーラス・ハモりの重なりが多い曲を聴いた時にはその差が明確に表れてきます。

音質面でもうひとつ違いが出てくるのが高域の表現です。オリジナルケーブルのHS1300では特にボリュームを上げ気味にした時に高域の刺さりを感じるケースがあったのですが、ARS133に替えるとその刺さりがとれ、より広域が伸びるように変化します。女性ボーカルのハイトーンを味わいたい、という時には一番ありがたい音質変化でした。

これらの違いはオリジナル状態のHS1300から比較するとかなり大幅な変化という感じで、まさに「イヤホンが化けた」というイメージがぴったりくるのではないかと思います。エントリーモデルにも高いポテンシャルを持たせるAcoustuneというメーカーの意地、みたいなものがうかがえ、HS1300だけでなく他のモデルではどうなるかな?という興味がわいてきます。こういう体験が手軽に味わえるのがイヤホンリケーブルの楽しさですね。

それでは、Acoustuneイヤホンの人気モデル・HS1677SSとの組み合わせはどうでしょうか。こちらも同じくオリジナルのケーブル「ARC51」は8芯構造、ということはHS1300同様に効果が期待できるのでは…?!

HS1677SSとARS133
HS1677SSとARS133

狙い通り!なのですが、HS1677SSらしさはそのままに、個々の音をよりメリハリをつけて鳴らしつつ、音場を一回り大きくするといったような”全体的なレベルアップ”を図った印象。別のイヤホンに化けたのでは?というような衝撃こそありませんが、逆に言えば元々のHS1677SSのシャープで明快なサウンドが気に入っていて、その均衡を崩すことなく音質を底上げしたいという場合には最適な組み合わせだと思います。 この「組み合わせるイヤホンによってその効果に違いが出てくる」という点もまたリケーブルの楽しく、難しいところです。

ところで、この音質の違いは何が影響しているのでしょうか。もちろんHS1300にしてもHS1677SSにしても「標準添付の3.5mmアンバランスから4.4mmバランスに変わった」という点はありますが、ここではARS100シリーズの特徴である”16芯ケーブル”という部分に注目してみたいと思います。そこで比較用として、HS1300標準ケーブル(8芯)をそのまま4.4mmバランス化したケーブル「ARC65」をアユートさんにお借りしました。

左:ARS133、右:ARC65
左:ARS133、右:ARC65

このARC65をHS1300に装着して聴いてみます。オリジナルケーブルと比較すると、確かにARS133に替えた時のような音場の広がりや分離感の良さが感じられますが、その時とはなにかがちょっと違うような…中低域、特にボーカルが若干あっさり気味に聴こえます。

ARS133に替えてみるとやはりこちらの方がより濃密。変化の方向性は同じですが、いわゆる「音の濃さ」に差が出てくるようです。この辺に8芯と16芯の違いが表れているのではないかと思います。この部分、バランス化で感じられる変化に比べると少々地味ではありますが面白いポイントではないでしょうか。

製品仕様など

ケーブル長

約1.2m

仕様

16芯構造シルバーコートハイブリッドケーブル(シルバーコートOFC&極細OFC/3重シールド/2重ツイスト16芯構造/グレーシース/日本製PVC)

付属品

アルミケース、ケーブルタイ×2

保証期間

6か月間(付属品90日間)

*仕様は2021年2月19日現在の情報に基づきます。
*品質の向上のため予告無く変更する場合がありますのでご了承願います

まとめ

今回の試聴レビューでは10日間ほど「HS1300+ARS133+KANN ALPHA」という組み合わせを使用しましたが、最も多く使ったのが毎日の通勤電車の中でした。電車内はそれなりに騒音も大きいため、周囲の迷惑にならない範囲でボリュームを上げたくなってしまうものですが、ちょっと大きめな音量でもうるさくならずに聴かせてくれるARS133は非常にありがたい存在でした。

また、今回組み合わせたHS1300はAcoustune入門機ともいうべき価格帯であるため、ARS133とでは「イヤホンとケーブルがほとんど同じお値段」という状況になってしまいますが、実際の音の変化を聴いてしまうと「この組み合わせはかなりアリ」と思ってしまうくらいの魅力があるかと思います。もちろんこれからのステップアップ(たとえばHS1697TIなど)に備えてケーブルを一足先に用意しておく、という使い方もできますので、特にバランス端子搭載のDAPをお持ちの方は必聴ですよ。

フジヤエービックではARS100シリーズ(MMCX/Pentaconn Earの2.5mm/4.4mm各種・3.5mmアンバランスでご使用の際は変換アダプタをお出しします)、ならびにAcoustuneイヤホン各種も試聴機をご用意しておりますので、お気軽にお申しつけ下さい。
※2pinモデルについては一時的に販売を休止しております。 詳細は代理店アユートのサイトをご確認下さい。

Acoustune「ARS100」商品イメージ
Acoustune「ARS100」シリーズ
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