本日発売を迎えた新鋭ブランド・ANIMAの完全ワイヤレスイヤホン「ANW01」。今回はそのANW01でぜひお聴きいただきたいサウンドチューニング監修・TAKU INOUEさんの楽曲をご紹介。
HS1300SSやHS1697TIといったイヤホン、最近ではiPhone用変換アダプター・AS2000 Lightning Adapterが人気を集めるAcoustune(アコースチューン)の"ワイヤレスオーディオ機器専門ブランド"として設立されたのがANIMA(アニマ)です。ANW01はANIMAのデビューモデルであり、パッケージイラストに人気イラストレーターの森倉円氏を起用、操作ガイドなどのAdvent Voice(システムボイス)を専用アプリから切替・追加購入(後日)も可能にするなど、ACG(アニメ・マンガ・ゲーム)ファンに響く製品となっています。
さらに話題となったのが、ANW01のサウンドチューニングを監修されたのがあのTAKU INOUEさんということ!TAKU INOUEさんといえば数々のゲーム・アニメコンテンツばかりか手嶌葵、DAOKO、anoといったアーティストにも楽曲を提供する大人気トラックメイカー。作曲・編曲だけでなく、MC TC名義での作詞もされています。さらに7月14日にはボーカリストにVTuber・星街すいせいさんを迎えてのメジャーデビュー曲「3時12分」の配信が決定!
そんな"イノタクさん"が監修したイヤホンならば、もちろん聴くべきはイノタク曲でしょう!ということで今回は
チューニング別・ANIMA ANW01でぜひ聴いてほしいイノタク曲
をご紹介したいと思います!
はじめにお断りしておきますが、今回はイヤホンのレビューではございません!完全にブログ担当者の趣味でイノタク曲のご紹介です!本来ならばイノタクさんの曲を「厳選して全部」といいたいところですが、チューニングごとに3曲ずつをセレクトしてみました。なお、TAKU INOUEさんは作詞・作曲のほか、編曲やリミックスも多数手がけておられますが、ここでは基本的に作詞・作曲とも担当されたものに絞ってご紹介します。
なお、チューニング変更にはANIMA専用機能拡張アプリ「ANIMA Studio」が必要となります。今回は発売前のためメーカーさんにお願いして開発中のアプリをお借りしておりますため、実際の製品版と表記・機能が異なる可能性がございますのでご了承下さい。
ANW01にはTAKU INOUEさん自らチューニングしたパターンが3種類プリセットされていますが、まずはデフォルトチューニングである「MIDNIGHT」から。
こちらは「深夜にクラブで曲を聴いているときに自分が気持ちよく感じるポイントを意識し、サブベースなど深い低域と、煌びやかな高域や奥行きに特に重きを置いて調整してみました。音にじっくりと浸かりたいときにはこちらでどうぞ!」
とのご本人からのコメントがありますが、そんなサウンドに合うイノタク曲としてオススメしたいのがこの3曲!
ドラムンベース特有の太いドラムとベースにアイドルの甘い歌唱と、まさにこのチューニングが得意とするサウンドだけで構成されているかのようなハマり具合です。重厚で速いテンポのサウンドに切なさあふれる歌詞の組み合わせはまさにイノタク節全開という感じ。アイドル3人によるバージョンの他、それぞれのソロでもリリースされているので担当やお好みに応じて好きなバージョンで聴きましょう。もちろん全部そろえてもOK。
イノタクさんの代表曲のひとつですが、ここでは2015年11月のライブで披露されたExtended Live Versionをご紹介。これはイントロ部分(ダンサーによるショーケース披露)の追加と観客の歓声をミックスしたバージョンで、オリジナルを何度となく聴いた方はもちろん、ライブに現地参戦していた方ならさらにライブ感とテンションが増すこと間違いなしです。ハンドクラップしながら聴くとさらに完璧。
モノローグで構成された歌詞はそのまま聴いていると一人語りのようですが、実は歌詞そのものを見ると「僕」「ぼく」「君」「きみ」というように2人の視点で歌われているという仕掛けが込められている曲。これはぜひCDのブックレットで確認していただきたいところです。ライブではこの歌詞が夜空に映し出されるような演出で表示され、さらにエモ度上昇。秋の星空を見上げながら聴くと泣けること間違いなし。
続いてのチューニングパターンは「NIGHT」。こちらは
「MIDNIGHTだとカバーしきれない、サブベースより少し上の低域を特に意識し、高域もそれに合わせて調整しました。生のベースやドラムを使用しているバンドサウンドなどだと、もしかしたらこちらの方がしっくりくる場合が多いかもしれません。
とのこと、このサウンドに合うイノタク曲としてオススメしたいのがこの3曲!
ジャジーなエレクトロナンバー。泣きのサックスと「Check, one two」のサンプリング、タイトルを絡めた言葉遊びと聴きどころ多数です。今回ご紹介する中では唯一、Apple Musicなどのサブスク配信サービスでも聴ける曲ですのでユーザーの方はぜひお試しを。イノタクさんの楽曲といえば「夜」のイメージが強いのですが、その中でもこの曲は「都会の夜」を連想させます。
エモ曲中のエモ曲。聴くものすべてが「おかしくなっちゃうよ」と感想をもらす名曲です。レコードノイズをサンプリングするなどアナログ的な手法を取り入れたバラードに刻まれる時計の針の音、落ち着いた気持ちをかき乱すようなサビ前のブレイクビーツなフレーズ。飲みかけのコーヒーが完全に冷え切るまでのドラマが4分51秒で描かれています。
通称カラコン。アイマスのWebラジオ番組用に作られた曲なのでゲーム等に使われることもなく、意外と知らない方も多いかも知れません。ウィンドチャイムとウィスパーボイス、フィンガースナップ(いわゆる指パッチン)で静かにはじまるイントロから徐々にブレイクビーツとラップに移行する屈指のオシャレ曲。水曜の22:30に聴くのが一番お勧め。
3つ目のチューニングパターンは「DAY」。こちらは
「MIDNIGHTやNIGHTに比べて、低域も高域も少しだけ丸く優しくしてあります。本を読んだり、仕事や勉強をしたり、SNSを徘徊したり、あるいはボーッと寝転んだりしながら、音と距離を保ちつつ音楽を楽しみたいな、というときに使ってみてください。」
とのこと、このサウンドに合うイノタク曲としてオススメしたいのがこの3曲!
まさに「夏!」感満載のダンサブルなナンバー。2015年夏のライブでは間奏部が延長されたExtended Live Versionで披露され、その間奏では歌唱する沼倉愛美さんが夏のライブらしくウォーターガンで観客席に水を浴びせまくる場面も。右に左にいろんなところで"鳴り物"が楽し気に鳴り響く中、TAKU INOUEさんご本人による演奏の通称「ネックが鬼太いガットギター」の音にも注目。
「カチッ ピュイ ハロー?」のイントロだけで客席・フロアが爆アガリ確定の、まさにアンセム・オブ・アンセム。アイマスライブはもちろん日本中のアニソンクラブイベント(アニクラ)で擦られまくる超鉄板曲です。イノタク曲はここでご紹介しきれないほど他にもたくさんありますが、「最初に聴くべき曲は?」と聞かれたら個人的にはまずコレをオススメ。ちなみにANW01には「Always by your side」という常に身に着けるイヤホンらしいキャッチフレーズがついているのですが、この曲にも「いつもそばにいるよ」というフレーズが。
実はこの曲だけ、作詞・作曲・編曲とも別の方(矢野義人氏)による曲なのですが、なんと歌唱しているのがTAKU INOUEさんご本人というレア音源!収録されているCDがバンダイナムコスタジオ所属のクリエイター諸氏によるオリジナルアルバムで、販売もバンダイナムコのショッピングサイトのみ。そのためなかなか耳にする機会は少ないのですが、海をイメージした世界観と力強いキック、そしてイノタクさんの爽やかなボーカルが印象的なナンバーです。
イヤホン部
ドライバーユニット |
6mm 径ダイナミックドライバー(CoClear 振動板) |
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出力音圧レベル |
102dB/mW |
再生周波数帯域 |
20~20KHz |
インピーダンス |
16Ω |
型式 |
MEMS型 |
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指向特性 |
全指向性 |
感度 |
-42dB (1V/Pa,at1kHz) |
通信方式 |
Bluetooth Ver5.1 |
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チップセット |
Qualcomm製チップセット搭載 |
対応コーデック |
SBC, AAC, aptX Audio |
対応プロファイル |
A2DP, AVRCP, HSP, HFP, SPP |
バッテリー |
内蔵リチウムポリマーバッテリー |
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電源容量 |
イヤホン(片側):55mAh、充電ケース:300mAh |
定格入力 |
DC 5V / 300mAh |
連続再生時間 |
約 6 時間(※aptX 接続時)、充電ケース併用時:最大約 15 時間) |
連続通話時間 |
約 6 時間 |
連続待受時間 |
約 75 時間 |
フル充電時間 |
イヤホン:約 1 時間 30 分、充電ケース:約3時間 |
フル充電回数 |
1.5 回(※充電ケースがフル充電時) |
USB 形状 |
USB Type-C(充電のみ) |
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専用アプリ |
ANIMA Studio:iOS 14.1 / Android 9.0 以上 |
サイズ(W×H×D) |
イヤホン(片側):W16×H20×D21(mm)、充電ケース:W55×H33×D25(mm) |
重量 |
イヤホン(片側):約 4g / 充電ケース:約 24g |
付属品 |
充電ケース、USB Type-C ケーブル(充電専用)、イヤーピース(S/M/L)、イヤーサポート(S/M/L)、クイックガイド、保証書 |
生産国 |
中国 |
保証 |
1 年 |
ということで今回は完全に個人的な趣味でお届けしたブログとなりました。イヤホンやヘッドホンの楽しみ方として音質やデザインという観点ももちろん重要ですが、今回のように「その製品に関わった方の曲を楽しむ」ということが気軽にできるというのもアリなのではないでしょうか。
本日発売を迎えたANIMA ANW01はもちろんフジヤエービックでも本日より販売開始!試聴機もご用意しておりますがチューニング変更などに必要な専用アプリ「ANIMA Studio」はあらかじめダウンロードしておいていただければ幸いです。そうそう、もちろんANW01ではイノタクさん以外の曲もしっかり楽しめますのでご安心下さいね!