骨伝導ワイヤレスイヤホンは耳を塞がずに骨から音の振動を届けるので周囲の音が聞きやすく、長時間の装着も安心して使用できます。この記事では、骨伝導ワイヤレスイヤホンのおすすめ5選と選び方、骨伝導のメリット・デメリットを解説します。
目次
骨伝導とは?
骨伝導イヤホンのメリット
骨伝導イヤホンのデメリット
骨伝導イヤホンの選び方
おすすめの骨伝導ワイヤレスイヤホン
まとめ
カナル型のワイヤレスイヤホンを装着していると耳が痛くなってしまう。家事をしながらイヤホンをしていると、子供からの声かけが聞こえない。ランニング中に周囲の音を聞きながら音楽も楽しみたい。ということはありませんか?そんなときに便利なのが耳を塞がないイヤホンです。
耳を塞がずに装着して小さいスピーカーから音が出るタイプもありますが、骨を伝って音を認識する「骨伝導ワイヤレスイヤホン」が続々と登場し、人気を集めています。今回は、骨伝導の仕組みを解説、おすすめの骨伝導ワイヤレスイヤホンをご紹介します。
骨伝導とは、文字通り骨を通して音を伝える仕組みのことです。
私たち人間は、鼓膜を介して全ての音を聞いているわけではありません。空気の振動が耳の中に伝わり、 鼓膜を震わせて耳の奥にある蝸牛という部分から、音の情報が脳へと伝わることで音を認識する気導音と、耳の上あたりのこめかみ部分から、内耳のうずまき菅に直接振動を伝えることで音として認識する骨導音の2つの音を同時に聞き取っています。
骨伝導イヤホンは、耳を塞がずにこめかみのあたりから骨導音を伝える仕組みを利用したイヤホンとなります。
骨伝導は体に影響はないの?難聴の心配は?と疑問に思うかもしれませんが、私たちは普段の生活において自分の声を骨導音として認識をしています。耳を塞いでも自分の声が聞こえるのはこのためです。
この仕組みを利用したものですので、通常の使い方をすれば問題はないでしょう。ただし、製品によっては音量を上げすぎることで振動が気になるということもありますので、音量の上げすぎや長時間の利用には注意しましょう。
骨伝導イヤホンは耳を塞がず、こめかみから音を届けます。当然ながら耳が空いている状態となるため周囲の音が聞きやすく、コミュニケーションが取りやすいです。また、交通量が多いような場所でも音楽を聞きながら周囲の音に気付けるので事故などの危険が少なくなります。
イヤホンは耳の中にイヤーピースを差し込みます。そのため、圧迫されて疲れてしまうことも。骨伝導イヤホンは耳を塞ぎませんので、圧迫感がなく耳が疲れにくいため、長時間使用しやすいといえるでしょう。
耳を塞がないという特性から外でランニング中に使用したいという方も多いのではないでしょうか。ランニングで汗をかいたり、汚れが気になるという場合には、スポーツタイプがおすすめです。骨伝導ワイヤレスイヤホンの中には防水性能が高いタイプや軽い装着感の製品が多く販売されています。
骨伝導イヤホンは、塞がずに音を発生させるため、音漏れがしやすい構造となっています。周囲に人がいるような場所での使用は音量に注意しましょう。
骨伝導イヤホンの音質は向上しているものの、その性質上、一般的なイヤホンに比べて音質が劣る場合があります。特に低音域はその特性から不利と言えます。また、こめかみから振動を伝えるため、体質によっては骨伝導によるリスニングが合わないことがありますので注意が必要です。
骨伝導イヤホンはこめかみにスピーカー部分を当てて、耳の上を通すネックバンドタイプが主流です。耳に重さを感じにくいか、眼鏡をかけている方は、邪魔にならないかを確認しましょう。
通話に使用したいという場合は通話マイクをチェックしましょう。ブームマイクが付いているタイプや内蔵タイプがあります。通話品質を良くしたいのであれば、より音声を拾いやすい指向性ブームマイクが付いているタイプがおすすめです。
防水性能を確認するには、防水性能を表すIPXをチェックしましょう。IPX4以上であれば、汗や雨で濡れても大丈夫です。さらに、水洗いで汚れを落としたい場合はIPX5以上を選びましょう。ただし、IPX5は水洗いOKでも水没はNGです。耐汗耐水性能は規格によって異なりますので事前に確認してからの購入をおすすめします。
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