本日発売を迎えた超人気モデル・ANIMA「ANW01 Midnight Grand Orchestra Ver.」。今回はそのANW01 MGOでぜひお聴きいただきたいサウンドチューニング監修・TAKU INOUEさんの楽曲をふたたびご紹介します。
ANW01 Midnight Grand Orchestra Ver.とは
ANIMA ANW01 Midnight Grand Orchestra Ver.
チューニング「DAY」で聴いてほしいイノタク曲
チューニング「NIGHT」で聴いてほしいイノタク曲
チューニング「MIDNIGHT」で聴いてほしいイノタク曲
製品仕様
まとめ
ハイクラス有線イヤホン「HSシリーズ」などで知られるAcoustune(アコースチューン)の"ワイヤレスオーディオ機器専門ブランド"として設立されたANIMA(アニマ)から、2021年7月に発売された完全ワイヤレスイヤホンが「ANW01」です。人気イラストレーターの森倉円氏によるパッケージイラスト、操作ガイドなどのシステムボイスを”着せ替え”できるAdvent Voice機能、そして数々のゲーム・アニメ・アーティストに楽曲を提供する大人気トラックメイカーのTAKU INOUE(イノタク)さんがサウンドチューニングを監修したことでも話題となり、今も人気を集めるモデルとなっています。
【発売記念】ANIMA ANW01でぜひ聴いてほしいイノタク曲はコレだ!アイマスのあの曲も!?
» こちらの記事を見る
そのANW01に、TAKU INOUEさんと、こちらも大人気のホロライブ所属VTuberの星街すいせいさんが結成したユニバース・ミュージックプロジェクト『Midnight Grand Orchestra』(ミドグラ)とのコラボモデルが登場!それがこの「ANW01 Midnight Grand Orchestra Ver. 」(以下ANW01 MGO)です!
このANW01 MGO、いつものようにさっそくレビューを…と思ったのですが、実は
・本体カラーにオリジナルカラー「ティールブルー」を採用
・限定システムボイスとして「Midnight Grand Orchestra」のボーカル・星街すいせいさんの録り下ろしガイドボイスを採用
という点以外はベースモデルと同じ仕様となります。さすがにもうANW01の音をご存知の方も多いかと思いますので、今回も
チューニング別・ANIMA ANW01 MGOでぜひ聴いてほしいイノタク曲
をご紹介させていただきます!
はじめにお断りしておきますが、今回もやっぱりイヤホンのレビューではございません!完全にブログ担当者の趣味でイノタク曲のご紹介です!
ANW01(MGO)にはTAKU INOUEさんが監修した3種類のチューニング「DAY」「NIGHT」「MIDNIGHT」ごとに3曲ずつをセレクト、一日の流れに沿って並べてみました。なお、どれもTAKU INOUEさんが作詞・作曲・編曲のいずれかを手がけたものであることはもちろんですが、前回はCDやデータ購入でしか聴けない曲が多かったことを反省し、今回はサブスク配信されている楽曲に限ってご紹介しています!ぜひ各種サブスクサービスでお聴きください!
※チューニング変更にはANIMA専用機能拡張アプリ「ANIMA Studio」が必要となります。
最初のチューニングパターンは「DAY」。こちらのサウンドはTAKU INOUEさんいわく
(作詞:秋元康/作曲・編曲:A-NOTE・TAKU INOUE)
STU48はあの秋元康氏のプロデュースにより誕生した瀬戸内7県を拠点とする女性アイドルグループで、その名のとおりAKB48グループのひとつです。
作詞はもちろん秋元康氏ご本人によるもの。アイドルをテーマにしたコンテンツに数々の楽曲を提供してきたイノタクさんですが、実は日本を代表するリアルアイドルプロデューサーの方との楽曲も手掛けているのです。両脇に桜が咲き乱れる一本道からはじまり、きっと誰の中にもある別れや後悔を爽やかなサウンドに乗せて振り返る、誰が聴いても心に沁みわたる曲になっています。
CDリリース時はいわゆるB面曲、しかもそのB面曲がそれぞれ異なる4種類が同時発売された中の1曲であり、さらに共同作編曲ということもあってかあまり目立たない楽曲ですが、ぜひ聴いていただきたい王道の青春ソングです。
(作詞・作曲・編曲:TAKU INOUE)
雨音ととある駅のアナウンスから静かにはじまる曲ですが、そこからたたみかけるようなライムと傘に落ちかかる大粒の雨を思わせるドラムのビートで展開するヒップホップ系バラード。刻まれるリズムはちょっとコミカルなのになぜか悲しい、そんな感じの楽曲です。
雨の日に神田方面を歩くようなことがあれば、ぜひこの曲を聴きながらどうぞ。きっと今までなにげなく渡っていた万世橋を、ちょっと特別な場所に感じると思いますよ。
(作詞・作曲・編曲:TAKU INOUE)
声優・東山奈央さんの透き通る声といい、近づけそうでなかなか近づくことのできない「君」と「僕」を夕暮れ時のメリーゴーランドになぞらえた歌詞といい、キラキラとしているのにどこか切なさを感じさせるメロディといい、これぞイノタク節!という感じの楽曲。
ところどころに挟まれるブレイクが「僕」の気持ちの迷いを表しているようで、一段と切なさを加速させます。
続いてのチューニングパターンは「NIGHT」。こちらのサウンドはTAKU INOUEさんいわく
(作詞:MCTC/作曲・編曲:TAKU INOUE)
にじさんじ所属のVTuber・月ノ美兎さんのオリジナルソロ曲であり、イノタクさんがはじめてVTuber界に提供した楽曲でもあります。
学級委員長という設定もどこへやら、予測不能で体当たり上等な”委員長”の言動をそのまま文字列にしたような歌詞(「MCTC」はイノタクさんのペンネーム)に、そんなキャラクターを音で表現するかのようなコミカルでちょっと抜けている感じもあるメロディが楽しい楽曲ですが、月ノさんが「大好き」というイノタク曲『Romantic Now』のフレーズが使われていたり、VTuberを揶揄するワードをあえて取り込んで「ハリボテでもいい」から「これからのぜんぶも笑いたい」と前向きに進んでいく姿勢が描かれていたりと、イノタクさんのVTuber界隈に対する理解度・解像度の高さも垣間見える1曲です。
(作詞:あの/作曲・編曲:TAKU INOUE)
あのちゃんワールド全開の挑発的でうしろ向きな歌詞と投げやり感満載のボーカルに、イノタクさんのイメージからは予想外なほどラウドなギターとヘビーなベースが緩急をつけながら疾走するサウンドが組み合わさったロックナンバー。今回ご紹介する楽曲としてはある意味一番”重い”のですが、この重い内容をサラッと「いっそのことデリートしちゃおう」と歌い上げるあのちゃんの不思議な魅力がクセになる曲でもあります。
(作詞・作曲・編曲:TAKU INOUE)
曲名の示すとおり、手嶌葵さんのウィスパーボイスとピアノとで静かにはじまります。徐々にストリングスなどが加わり音に厚みが増してくるものの、あくまで手嶌さんのボーカルを引き立てるかのように控えめに、ゆったりと流れていく楽曲です。
誰かに語りかけているように思えて、実は自分の心の動きをひとつひとつ、ゆっくりと再確認している歌詞にも注目。聴いていると一日の疲れが身体からすっと抜けていくような、そんな優しさを感じます。
最後のチューニングは「MIDNIGHT」。こちらはTAKU INOUEさんいわく
(作詞:星街すいせい/作曲・編曲:TAKU INOUE)
一発で世界観をわからされる「だって僕は星だから」というアカペラの強烈な歌い出しから、壮大な物語がはじまる予感しか感じさせないイントロへと移行する展開。より音の奥行き感が表現されるこの「MIDNIGHT」チューニングが一番映える楽曲です。
星というみんなに見上げられる存在でありながら「待っているのではなく自分から迎えに行く」と決意するところに、星街さんのリスナーに対する想いが強く表れているように感じます。この曲からはじまるアルバム「Still Still Stellar」全曲を通じて展開される物語にぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
(作詞・作曲・編曲:TAKU INOUE)
まるで80年代のディスコミュージックのようなグルーヴ感あふれるサウンドに「ラッタッタタッタ…」とリフレインする星街さんのボーカルとクラップ。収録ミニアルバム『Overture』ではオーディエンスを煽りまくるハイスピードなエレクトロナンバーが続いたあとで、いったんクールダウンをはかるかのように配置された大人のダンスミュージックです。ここでちょっと休憩…と思わせておきながら、歌詞にもあるように身体が無意識にリズムを刻んでしまうノリの良さで結局休ませてはくれないという、ミドグラ流のいたずら心も感じさせる1曲。
(作詞・作曲・編曲:TAKU INOUE)
最後にご紹介するのはMidnight Grand Orchestra結成のきっかけともいえる、TAKU INOUEさんと星街すいせいさんがはじめて組んだこの楽曲です。
コロナ禍で次々と音楽イベントが中止に追い込まれ、クラブなどの営業も自粛せざるを得ない状況下でつくられたこの曲には「またみんなで集まって、騒いで、はしゃいで、気がついたらもう夜が終わるような日がまた過ごせるように」というイノタクさんのメッセージが込められています。クラブカルチャーを歌った曲ではありますが、ジャンルを問わず仲間と時間を忘れてなにかに熱中したり楽しんだり…という体験のある方なら誰もが共感できる内容ではないでしょうか。
2022年もそろそろ終盤にさしかかった今、あの頃よりは多少いろいろな制約も軽くなりだんだんと以前のような日常に近づきつつありますが、いつかこの曲で歌われているような日々が取り戻せることを願いながら今回のご紹介を締めくくりたいと思います。
ドライバー | 6mm径 ダイナミックドライバー(CoClear 振動板) | 出力音圧レベル | 102dB/mW |
---|---|---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz | インピーダンス | 16Ω |
Bluetooth | バージョン 5.1 | 対応コーデック | SBC / AAC / aptX |
連続再生時間 | 約 6 時間 (※aptX 接続時) | 重量 | イヤホン(片側):約 4g / 充電ケース:約 24g |
【商品情報】ANIMA ANW01 Midnight Grand Orchestra Ver.
» 詳細を見る
ということで今回も完全に個人的な趣味でお届けしたブログとなりましたが、たった9曲を並べただけでもTAKU INOUEがいかに幅広いジャンルで活躍されているか、そのイノタクさんが生み出す楽曲がいかに振り幅が大きいか、それぞれおわかりいただけたのではないでしょうか。そんな楽曲の数々をご本人監修のチューニングで聴く(場合によってはシステムボイスと同じ方のボーカルも聴ける)という、なかなか珍しい楽しみが味わえるイヤホンが「ANW01 Midnight Grand Orchestra Ver.」です。
本日発売を迎えた「ANW01 Midnight Grand Orchestra Ver.」ですが、おかげさまで初回入荷分はご予約で完売、現在は12月下旬以降のお渡し分のご予約を引き続き承っております。こちらのご予約につきましては混雑回避のため一定数ごとに日にちを分けてのお受付とさせていただいておりますので、もし完売となっている場合は数日お待ちいただければ幸いです。
なお、星街すいせいさんの限定システムボイスはこのミドグラモデルでしか聴けませんので、特にすいちゃんリスナーの皆様はくれぐれもご予約をお忘れなく!