スマホで高音質再生が可能になるドングルDAC(小型USB-DAC)が注目を集めているのはご存知ですか?好きな音楽を良い音で聴きたいけどスマホとは別にプレイヤーを用意したくないという方に、オーディオ専門店スタッフがおすすめの10機種を紹介します。
▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC) フジヤエービックは販売・下取・買取をWEBサイトでスピード対応。1,000点以上の中古在庫検索、最新のヘッドホン・イヤホンの購入、オーディオプレーヤーやハイレゾ対応機器などのお悩み相談、下取・買取についてなどお気軽にお問い合わせください。
▶SHOP INFORMATION
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は
こちら オンラインストアは
こちら
スマホで高音質サブスク音楽配信再生が可能に Amazon Music HDやApple Musicロスレス配信など、サブスク音楽配信において高音質で音楽を楽しむことができるようになりました。もちろん、iPhone・Androidスマホでの再生が可能です。 しかし、ロスレスで音楽を楽しむには条件が必要になります。その条件と高音質(ロスレス)再生が可能になるおすすめの小型USB-DAC をご紹介します。
高音質(ロスレス)配信とは? Apple Musicのロスレス配信とは、圧縮されていないCD音質で音楽を配信するサービスのことです。ストリーミングサービスなどの、サブスク音楽配信でデータを受け取る場合にオーディオ圧縮技術が使われていますが、そのオーディオ圧縮技術はオリジナルの音源ファイルに含まれているデータのうち、一部の損失(ロス)を伴います。 例えばApple Musicロスレス圧縮は、オリジナルのデータをそのまま全部維持する圧縮形式で、AAC に加えて ALAC も使い、16 ビット/44.1 kHz (CD品質) から最高 24 ビット/192 kHz の解像度でエンコードされるようになりました。 つまり、Apple Musicで配信されている音楽が、CD音質で楽しめる ようになるということです。各高音質サブスク音楽配信サービスに契約すればCD音質の音源やハイレゾ音源をそのまま手軽にスマホで聴く ことが可能です。
なぜ有線接続が必要なの? スマホで音楽配信サービスを聴く場合、ワイヤレスイヤホンや、ワイヤレスヘッドホンで楽しむという方が多いのではないでしょうか。しかし、ロスレス配信を楽しむ場合には注意が必要 です。 一般的にワイヤレスイヤホンで使用されている無線技術はおなじみのBluetoothですが、現状Bluetoothで音楽信号をやり取りする際にはデータ量をなるべく少なくするために「人間には聴こえない、あるいは聴こえなくても問題ない」とする部分の音の帯域をカットしています。 そのため、ワイヤレス接続はロスレス(=損失なし)ではありません。ロスレスで音楽を楽しむためには有線での環境構築が必要 になってくるわけです。
USB-DACとは USB DACとは、文字通り「USBで接続するDAC」のことですが、ここでは改めてどんなものなのか?をご説明します。 まず「DAC」ですが、正確には「Digital to Analog Converter(デジタルトゥアナログコンバーター)」つまりCDや配信データなどのデジタル信号を人間の耳に聞こえるアナログ信号(=音)に変換する機器のことです。 その中でもUSB-DACはPCなどのUSB端子から接続し、手軽に高音質な音楽を楽しめる機器 のことをさします。
iPhone 15のUSB type-C対応でさらに注目のドングルDAC(小型USB DAC) このDAC機能は、テレビやゲーム機、スマホなど生活に欠かせないデジタル機器にはほぼ間違いなく搭載されているものです。しかし、コストなどの問題からその品質はさまざまです。 音楽を聴くなら良いパーツを使えばより良く鳴ってくれる!ということで、ロスレス・ハイレゾでのサブスクサービスが始まったここ最近、ドングルDACが特に注目を集めています。スマホに繋げるだけで高音質化できる ので、手軽に高音質な音楽を楽しみたいというニーズから注目が高まっているのです。なお、この種類の製品には小型USB-DAC、モバイルユースDACなどという呼び方もありますが、ここではドングルDAC としてご紹介します。
USB type-C と Lightningの違い Lightningは、転送速度がmicroUSBと同じUSB2.0(最大480Mbps)の転送速度であることに対し、USB Type-CはUSB3.1(最大5Gbps)となっており、理論的には10倍の速度ということになります。 例えばiPhoneで撮影した動画ファイルを素早くPCに保存する。周辺機器のケーブルをUSB Type-Cに1本化できる。 といったメリットがあり、注目を集めています。
ドングルDAC(小型USB-DAC)の選び方 ハイレゾ音質を楽しむにはDACのスペックをチェック CD音源は「44.1kHz/16bit」という数字で表現されますが、ハイレゾ音源は「96kHz/24bit」「192kHz/24bit」というCDの情報量を上回る音楽データの事を言います。 また近年ではDSDと呼ばれるより高音質なデータ形式も広く配信されるようになりました。ハイレゾ音源を楽しむにはこうした音源を再生出来るかスペックにも注目してみましょう。
バランス接続を楽しむなら出力端子をチェック 3.5mmシングルエンド端子と4.4mmバランス端子 イヤホン・ヘッドホンへの出力は3.5mmのステレオミニジャックが主流ですが、バランス接続に対応している製品 も増えてきています。 バランス接続は左右独立したアンプから正相と逆相の音声信号を送ることで、これによりヘッドホン・イヤホンの駆動力を高めたり、クロストーク(左右の信号が混ざってしまう)現象が起こりにくくなる などの音質的な利点が得られる接続方法です。お持ちのイヤホン・ヘッドホンやお好みに合わせてチェックしましょう。
ゲーム機に接続するならUAC1.0対応をチェック Astell&Kern AK HC4 Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機はUSB Type-C のUAC1.0に対応のものでないと接続ができません。ゲーム機と接続して使用するのであれば、UAC1.0対応、または切り替え可能な機種を選びましょう。
ドングルDAC(小型USB-DAC)のおすすめ FIIO KA11 Type-C
まずはコレ!コンパクトながら極太サウンドの小型ドングルDAC iPhoneの純正変換アダプターより少し大きいサイズながら、パワフルにサウンドを変換する小型USB DACです。UAC2.0、UAC1.0対応で小型ゲーム機にも使用できます。音圧感がグッと増す!スマホで気軽に高音質再生ができます。
おすすめしたい特徴 ・Cirrus Logic製の高性能DACチップ「CS43131」採用 ・約44.5mm x 9.7mm x 10.5mmで重量約8.5gの小型軽量サイズ ・PCM384kHz/32bit、DSD256の再生に対応
FIIO KA11 Type-Cのスタッフレビューはこちら iBasso Audio iBasso Jr. Macaron
ミニマルサイズで本格的なサウンドが楽しめる! コンパクトでシンプルな本体ボディに、使い勝手が各段にアップする100段階調整可能なハードウェアボリュームボタンを搭載していたり、強化ガラスパネルでデザインのアクセントが加えられていたりと、非常に細かいこだわりが満載のコンパクトUSB DACです。
おすすめしたい特徴 ・「CS43131」DACをデュアルで搭載 ・3.5mmシングルエンド+4.4mmバランスイヤホン端子 ・ドッシリした量感充分な低域と解像感高めのサウンド
iBasso Audio iBasso Jr. Macaronのスタッフレビューはこちら DUNU-TOPSOUND DTC480
鮮明でクリアな中高音域 サイズは超コンパクトながら特に中高音域を鮮明に表現します。DSDオーディオソースのデコードやUAC1.0とUAC2.0のシームレスな切り替えに対応し、音楽だけでなく、ゲーム機も臨場感のあるサウンドを楽しめます。
おすすめしたい特徴 ・DACチップCS43198を2基搭載 ・60段階の精密な音量調整が可能なボリュームコントロール ・3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス出力対応
DUNU-TOPSOUND DTC480のスタッフレビューはこちら iFi audio GO link Max
iFi-Audioの人気モデル「GO link」が、待望の4.4mmバランス出力搭載で登場! コンパクトなボディはそのままに、スマホと組み合わせても邪魔にならず、ボディに音量ボタン等が無いシンプルな構成で、直感的に使えるのが魅力です。初めてUSB DACと4.4mmバランスイヤホンの組み合わせで使いたいという方におすすめです。
おすすめしたい特徴 ・「ESS ES9219」Sabre DACチップをデュアル搭載 ・最大241mWの高出力 ・広がる音場と左右の分離感、空間表現までしっかりと感じられるサウンド
iFi audio GO link Maxのスタッフレビューはこちら LETSHUOER DT03
中高音域メインのサウンド ES9219Cを2基搭載、独立水晶発振器採用し、自然なサウンドを実現します。サウンドはクセが無く、バランスを整えるタイプのドングルDACです。特に同ブランドLETSHUOERのイヤホンとの組み合わせで本領を発揮します。
おすすめしたい特徴 ・ES9219Cを2基搭載 ・「Low」「High」の2段階のゲイン設定・ボタン切り替え可能 ・3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス出力対応
LETSHUOER DT03のスタッフレビューはこちら ONIX Alpha XI1
温かみのある柔らかな心地よいサウンド イギリス発のオーディオブランドONIXから伝統あるデザインと伸びやかな低音域が特徴のドングルDACが登場しました。低消費電力であり、サウンドスペックに優れたDACチップCS43198×SGM8262-2をデュアル構成で採用、透明度の高いサウンドを実現しています。
おすすめしたい特徴 ・CS43198×SGM8262-2をデュアル構成で採用 ・ブラックとゴールドの高級感のあるデザイン ・圧倒的に魅力的な低音域と柔らかいサウンドバランス
ONIX Alpha XI1のスタッフレビューはこちら Shanling UA6
ゲーミングDACモード搭載のUSB DAC CS43131を4基搭載し、DACモードの切り替えでサウンドの調整ができる万能なUSB DACです。UAC1.0に対応しておりGaming DAC Modeを使用することで没入感のあるサウンドが楽しめます。
おすすめしたい特徴 ・Cirrus Logic社 CS43131を4基搭載 ・スマホ・PC・ゲームなど多様なデバイスに使用できる ・中高音域中心のノリの良いサウンド
Shanling UA6のスタッフレビューはこちら iBasso Audio DC07PRO
濃厚な中低音の音像が心地よく力強いサウンド 人気のiBasso AudioのドングルDACの最新モデルです。DAC構成やテクノロジー、操作系統など、同ブランドのポータブルオーディオの開発技術が活かされています。濃厚な中低音域と解像感が高く、ノイズレスな高音域がバランスよく力強いサウンドを聴かせてくれます。
おすすめしたい特徴 ・「CS43131×4」Quad DAC採用 ・iBasso AudioのDAP技術が活かされたファイブゼロレベルTHD+N技術 ・解像度が高くノイズレスで非常に良質なサウンド
iBasso Audio DC07PROのスタッフレビューはこちら FIIO BTR17
3つの電源モード切替対応のBluetoothレシーバー より強力なデジタル・アナログ性能と低消費電力制御に優れたDACチップ「ES9069Q」をデュアルで搭載し、高音質なLDACやaptX Lossless接続が可能なBluetoothレシーバーです。
おすすめしたい特徴 ・PC DAC、Bluetooth、スマホ DACの3つの電源モード切替可能 ・UAC1.0モードによりゲーム機にも対応 ・高出力時でも低歪みと優れた音質の「THX AAA 78+」アンプ回路を左右独立で4基搭載
FIIO BTR17のスタッフレビューはこちら LUXURY&PRECISION W2Ultra
パワー増し!鳴らしにくいヘッドホンもこれでOK 感度の高いイヤホンや低能率ヘッドホンも駆動できるパワーを搭載したドングルDACです。イヤホン・ヘッドホンそれぞれの得意な方向性を活かしつつ、楽曲のサウンドバランスを整えてくれる1本です。
おすすめしたい特徴 ・800mW持続可能高出力アンプ搭載 ・3.5mmではPOとSPDIF、4.4mmではバランスPOに対応 ・2種類の基本チューニングを搭載
LUXURY&PRECISION W2Ultraのスタッフレビューはこちら まとめ
複雑な設定も必要なく、充電が不要なものもありますので、使いたい時にすぐ使える非常に便利なドングルDAC。ワイヤレス製品と違い音声遅延もないのでスマホでのゲームプレイにもおすすめです。ご紹介した製品を参考にお使いのシーンや用途に合わせて最適なものをお選びください。