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2021.08.25
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【試聴レビュー】GRADOの人気限定モデル”麻のヘッドホン”The Hemp Headphone Ver2登場!初代からの違いとは!?

【試聴レビュー】GRADOの人気限定モデル”麻のヘッドホン”The Hemp Headphone Ver2登場!初代からの違いとは!?

ニューヨーク・ブルックリン発のヘッドホンメーカー・GRADOが誇る"麻のヘッドホン"ことThe Hemp HeadphoneがVer2に進化!今回はその違いについてレポートします。

■この記事の監修 フジヤエービック
フジヤエービックは販売・下取・買取をWEBサイトでスピード対応。1,000点以上の中古在庫検索、最新のヘッドホン・イヤホンの購入、オーディオプレーヤーやハイレゾ対応機器などのお悩み相談、下取・買取についてなどお気軽にお問い合わせください。
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店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
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GRADO The Hemp Headphone Ver2
GRADO The Hemp Headphone Ver2

ニューヨーク・ブルックリン発のヘッドホンメーカー・GRADOが誇る"麻のヘッドホン"ことThe Hemp HeadphoneがVer2に進化!今回はその違いについてレポートします。

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The Hemp Headphoneとは

麻、という文字を見て皆様はなにを想像するでしょうか?実は植物としての「麻」は日本では1万年も前から利用されており、その栽培・加工のしやすさから布や和紙、食品などに今も幅広く使われている素材です。近年では資源保護の観点から、木材に代わる素材のひとつとして"麻の圧縮材"が注目を集めています。そんな麻(Hemp)をヘッドホンのハウジングに採用したのが、アメリカン・サウンドでおなじみのGRADO!2020年9月に発売された「The Hemp Headphone」はその話題性の高さとGRADOブランド自体の人気の高さとで、当店売上ランキングにも何度となく登場してきました。

こちらは初代The Hemp Headphone
こちらは初代The Hemp Headphone

そのThe Hemp Headphoneがこのたびリニューアル!「The Hemp Headphone Ver2」となって本日より発売開始です!

The Hemp Headphone Ver2
The Hemp Headphone Ver2

今回はこのThe Hemp Headphone Ver2がどう生まれ変わったのか、その違いを詳しくお伝えしたいと思います。

Ver2はここが違う①ハウジング形状

まずパッと見でわかりやすいのがハウジングの形状。左が旧Hemp、右がVer2です。

左:旧Hemp、右:Ver2
左:旧Hemp、右:Ver2

よく見るとVer2の方が山なりになっています。

左:旧Hemp、右:Ver2
左:旧Hemp、右:Ver2

サイズ感はほぼ同じものの、ちょっと高さが増した感じです。ハウジングが麻の集積材+メイプルのハイブリッド構成になっているのは旧Hempと変わらず。

内側がメイプル材、外側が麻の集積材
内側がメイプル材、外側が麻の集積材

イヤーパッドを外すとハッキリわかります。ちなみにイヤーパッド自体も旧Hempと同じF型(Ear Pad F)です。そのため、装着感については新旧での差はありません。

イヤーパッドはF型
イヤーパッドはF型

ハウジングの中に収められているドライバについてはどうやら旧Hempと同じようで、メーカーリリースによれば「麻とメイプルによるデュアル構造ハウジングの音響特性を最大限引き出す、専用ダイナミックドライバーを搭載」とのこと。38Ωというインピーダンスは6月に発売されたSR○○xシリーズと同じではありますが、そちらで使用されている"Xドライバー"とは別もののようです。

Ver2はここが違う➁ヘッドバンドのステッチ

ヘッドバンドそのものは旧Hempと同じでクッションのない平べったいタイプですが、

左:旧Hemp、右:Ver2
左:旧Hemp、右:Ver2

SR325xのように"白いステッチ"が入っています。

Ver2はここが違う➂ケーブル

旧Hempが以前からのGRADOファンにはおなじみのゴム被膜の8芯ケーブルだったのに対し、Ver2では「8芯のスーパーアニール処理OFC(無酸素銅)ケーブル」となりました。こちらもSR125x以上のモデルと同じ変更ポイントですね。

左:旧Hemp、右:Ver2
左:旧Hemp、右:Ver2

なお、プラグは旧Hempと同じく3.5mmステレオミニ+6.3mm変換アダプタ。

プラグは3.5mmステレオミニ+6.3mm変換アダプタ
プラグは3.5mmステレオミニ+6.3mm変換アダプタ

Ver2はここが違う④音質

…と、結局大きな違いはケーブルだけ?!という感じもありますが、はたして音の違いはあるのか、そこが重要ですよね。それでは新旧Hempの比較試聴とまいりましょう。再生機器には店頭でも活躍中のRME ADI-2 DAC FS(I-O DATA SoundgenicとUSB接続)を使用しました。

ADI-2 DAC FSで聴いてみます
ADI-2 DAC FSで聴いてみます

【商品情報】RME ADI-2 DAC FS

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旧Hempが持っていた特徴、つまりマイルドな高域と濃密な中域、そして強いアタック感のある低域といった音質傾向はそのままながら、それらをまるで浄水器にかけたかのように洗練度を上げたのがVer2の音、という印象です。GRADOといえば良くも悪くもストレート、まるでしぼりたて・果汁100%のオレンジジュースをそのままグイっと一気飲みするようなイメージですが、このVer2はそこにミネラルウォーターをちょっとだけ足して飲みやすくしたような味わい。音の荒々しさと勢いだけでごまかすようなことはせず、それでもしっかりとGRADOらしい個性が主張してくるという絶妙なブレンドに仕上がっています。Ver2は"少し大人になったHemp"といった感じです。

Ver2はここが違う⑤お値段

最後の違いはあまり嬉しくないところですが…Ver2になったことでお値段が6,000円ほど上がってしまいました。やはりこのところの原材料費高騰やさまざまなコスト増の影響があるのかも知れません。とはいえ、その分のレベルアップはしっかり果たしていると思いますので、まずは一度聴いてみて下さい。なお、旧Hemp同様今回のVer2も具体的な台数は未公表ながら限定生産モデルとなりますのでご注意を。

製品仕様

モデル
The Hemp Headphone Ver2
ハウジング
麻(Hemp)/メイプル
ドライバー
ダイナミック型
周波数特性
13~28000Hz
インピーダンス
38Ω
感度
98dB at 1mW
ケーブル長さ
約1.7m
重量(ケーブル含む)
約300g

【商品情報】GRADO The Hemp Headphone Ver2

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まとめ

麻、というちょっとインパクトある素材で話題が先行したところもありましたが、その実力と魅力で気がつけば人気モデルのひとつになったThe Hemp Headphone。Ver2への進化は「単なる話題作では終わらせないぜ」というGRADOの意地が感じられました。The Hemp Headphone Ver2は本日、8月25日より発売開始!初回入荷数が少ないため完売となった際は次回入荷までしばらくお時間をいただきますのでご了承下さい。店頭試聴機も本日からご用意しておりますのでぜひお試しを。

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