「木」が奏でる美しい響きと自然な音の広がりを追求したWOODシリーズがついに完全ワイヤレスイヤホンで登場!世界で初めて”木の振動板”を開発したVictorの新製品「HA-FW1000T」を試聴レビューを交えてご紹介します。
Victorとは
HA-FW1000Tの外観レビュー
HA-FW1000Tの特徴
HA-FW1000Tの音質チェック
製品仕様
まとめ
Victor(ビクター)は1927年に設立された「日本ビクター蓄音器株式会社」から始まる、長い歴史を持つ日本のオーディオブランドです。蓄音機から流れる亡き飼い主の声に耳を傾ける犬・ニッパー君のロゴマークでも良く知られています。
そんなVictorが持つ、他社にはない大きな特徴といえばやはり「WOODシリーズ」。音の伝搬速度が速く振動の減衰特性に優れた性質を持つ”木”でスピーカーの振動板を作る、というこの試みは1970年代からスタートし、さまざまな困難を乗り越えつつ2003年にようやく製品化しました。
その後この技術はヘッドホン・イヤホンのドライバにも応用され、2008年に世界初となる”木の振動板を採用したイヤホン”HP-FX500を発売されました。
それから13年の時を経て、ついにWOODシリーズが完全ワイヤレスイヤホンの世界にも登場!それがこちら、HA-FW1000Tです!
今回はこのHA-FW1000Tを一足早くお借りして、実機試聴レビューをお届け致します。
【商品情報】Victor HA-FW1000T
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まずは外観から。このHA-FW1000Tでは直径11mmと大型のドライバを採用していることもあり、ハウジング部は若干大きめ。木目をあしらったタッチパネルには左右ともニッパー君がプリントされています。
形状としては「丸みをおびた三角形」という感じですが、そういえばこのHA-FW1000Tの予告には”おにぎり”が使われていました。
木の振動板、木目調のタッチパネル、そしておにぎりと、先端技術の結晶でありながらどことなく柔らかさや親しみを感じさせる仕上げは、いかにも「日本のオーディオブランドから生まれた完全ワイヤレスイヤホン」という感じがします。#ビクター の新製品、つくります。
— Victor(Japan) (@victor_brand_jp) October 7, 2021
さて、何をつくるのでしょうか? #おにぎり
ビクターから、10月に新製品を発表します。
次回の予告は、10月13日予定! #ビクターのおにぎり お楽しみに☆彡
👇予告ページはこちら👇 https://t.co/N6EPlHYwwJ #ティザー #新製品予告
イヤホン本体を真横から見るとこんな感じです。ちょっとステム(軸)が長めなのがわかります。
イヤーピースを外すと、段差がついたステムが現れます。この段差で、Victor独特の柔らかいイヤーピースもしっかりと固定されるというわけです。
まずはなんといっても振動板!搭載されているのはもちろん「新開発ウッドドームカーボンドライバー(口径11mm)」です。
これはVictor独自の薄膜加工技術によりカバ材を薄く削り出した50umウッドドームを、カーボンコーティングしたPET振動板に組み合わせたもので、振動板外周部(PET)には適度なしなやかさを、振動板中央のドーム部分(ウッド)にはより高い強度を持たせることで美しい音色を奏でるとのことです。
イヤーピースにはVictorハイクラスイヤホンではおなじみのスパイラルドットの進化版、その名も「スパイラルドットPro」を採用!こちらはS/SM/M/ML/Lの5サイズが付属します。
この「スパイラルドットPro」、ぱっと見は単品販売されている”スパイラルドット++”とそっくりですが、実際はProの方が少し柔らかくなっています。また、よーく近づいて見てみると…
おわかりでしょうか?イヤーピースの穴の内側に特徴的な”ドット”がらせん状に刻まれているのはどちらも同じですが、右の「スパイラルドットPro」の方には凸形状の突起が追加されてさらに複雑な構造になっています。これにより、さらに繊細な音まで再現できるようになったとのことです。
Victorには独自の高音質化技術があるのをご存知でしょうか?それが音源のデジタル化における高音質化情報処理技術「K2テクノロジー」です。ビクタースタジオが保有する膨大なマスターテープから集めた特性データと、マスタリングエンジニアの感性から生まれたこの技術がHA-FW1000Tには搭載されています。
HA-FW1000Tの対応BluetoothコーデックはSBC/AAC/aptX/aptX Adaptiveですが、例えばiPhoneのようなaptX非対応の機器で使用してもハイレゾ相当の高音質で音楽を楽しむことができるというわけです。なお、この「K2テクノロジー」はオン・オフの切替が可能です。(aptX Adaptiveコーデックでの接続時は「K2テクノロジー」機能の効果がありませんのでご注意下さい)
HA-FW1000Tはノイズキャンセリング機能も、もちろん搭載しています。イヤーピースの密閉度を常に監視し、装着のズレも検知して自動でノイズキャンセリングレベルを補正することで常に高いノイズキャンセリング効果をキープします。さらに密閉度の高いスパイラルドットProイヤーピースと組み合わせることで、その名も「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能」が誕生しました。
いまや電話用途だけでなくリモートワークやオンライン会議などでも使用されることの多い完全ワイヤレスイヤホンですが、HA-FW1000Tにはマスク着用時の声のこもりを補正する「マスクモード機能」が搭載されています。
それではいよいよHA-FW1000Tの音質チェックです。今回はaptXに対応しているということでプレイヤーにはAstell&Kern A&futura SE100を選択。また、K2テクノロジーの効果を確認するために高音質コーデックを持たないiPhone Xでも試聴してみました。なお、試聴時には「ノイズキャンセリング機能」「K2テクノロジー」をそれぞれオンにしています。
「木」という素材から連想されるような落ち着き感・柔らかさはあるものの、一方で高域の伸びやかさやスピード感といった”華”も兼ね備えた印象。低域の量感はほどほどで、キレと質感の方に重心を置いた感じです。「K2テクノロジー」をオフ(再生停止時に右側を4回タップ)にして試してみたところ、aptXで接続していることもあってかハイレゾ音源の再生ではあまり効果を感じなかったものの、CD音源の再生時にはピアノや女性ボーカルのハイトーンなど、高域の伸びがオン・オフで大きく変わります。この機能は積極的にオンにして使いたいところです。
続いて、対応コーデックとしては不利になってしまうiPhone Xでも試聴してみます。
こちらはSE100の時以上に「K2テクノロジー」機能の有無がわかりやすく表れました。オンにすることで高域の伸びはもちろん、低域の解像感や音場の広がりも改善されます。基本的にはオンのままで使用するのが良いかと思いますが、反面ガツンとくるような荒々しさの表現はややマイルドになるのでケースに応じてオン・オフの使い分けをしても面白いのではないでしょうか。
なお、ノイズキャンセリング機能は音質に影響するような強力なタイプではなく、空調のノイズや暗騒音のボリュームを下げる感じの効き目です。このノイズキャンセリング機能とK2テクノロジーのオン・オフはバッテリーの持ちに大きく影響するので、使用する環境やバッテリー残量を考慮しつつ切替すると良いのではないでしょうか。
いまやハイクラスの完全ワイヤレスイヤホンには欠かせないノイズキャンセリング機能だけでなく、独自の高音質化技術やユニークなマスクモード機能まで搭載したHA-FW1000Tの発売は11月5日、ご予約は本日より受付開始です!試聴機も展示しておりますので、ぜひ店頭で新しい「WOODシリーズ」の音をご確認下さい!
【商品情報】Victor HA-FW1000T
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#ビクター の新製品予告 !
— Victor(Japan) (@victor_brand_jp) October 14, 2021
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