audio-technica(オーディオテクニカ)から秋の新作、完全ワイヤレスイヤホン2モデル発表!今回はノイズキャンセリングモデルのATH-CKS50TWと、高い防水性とサイドトーン機能搭載のATH-CK1TWをレビュー付でご紹介します。
audio-technicaとは
ATH-CKS50TWの特徴
ATH-CKS50TWの音質レビュー
ATH-CK1TWの特徴
ATH-CK1TWの音質レビュー
まとめ
audio-technica(オーディオテクニカ)は1962年に東京都新宿区で誕生した日本のオーディオブランドです。創業時はアナログプレイヤー用のカートリッジをメインに展開していましたが、やがてオーディオアクセサリー全般も手掛けるようになります。特にヘッドホン・イヤホンは国内シェア1位を数年にわたって保持するなど、まさに日本を代表するブランドのひとつとなっています。
また、他社にはないユニークな点としては「AUTEC」のブランド名で展開される”すしロボット”なども手掛けていること。もしかすると、あなたも知らない間にオーディオテクニカ製ロボットが握ったお寿司を食べているかも…。
>> AUTEC
さて、今回ご紹介するのはもちろんすしロボット…ではなくイヤホン、それも秋の最新作となる完全ワイヤレスイヤホン2モデルです!発売日がそれぞれ異なりますので、発売日順にご紹介致します
まずは11月5日発売となる、ATH-CKS50TWからご紹介。こちらはオーディオテクニカの重低音シリーズ・SOLID BASSの最新完全ワイヤレスイヤホンでもあります。カラーは今回撮影したBK(ブラック)のほか、BG(ベージュ)とBL(ブルー)の3色展開です。
イヤホン本体の形状はちょっとカタツムリっぽい、出っ張りを抑えたデザイン。9mm径と大きめのダイナミックドライバを搭載しています。
対応コーデックはSBC / AAC / aptX / aptX Adaptiveです。
操作はすべてハウジング上部のボタンで行います。手袋が必須となるこれからの季節では、物理ボタンで操作できるのは手軽で良いですね。
イヤーピースを外してみたところ。あれ、イヤーピースの軸部分がちょっと普通と違うような?実はこれ、今回のATH-CKS50TWで初採用となる『新開発コンフォートフィットイヤピース』です!異なる硬度のシリコンによるハイブリッド構造とすることで、イヤホン装着時、耳に触れる傘の部分はしっとりと柔らかで優しい感触を。一方、音を伝える軸の部分は音質やノイズキャンセリング効果などへの影響を抑えた硬度を確保しています。
ATH-CKS50TWはノイズキャンセリング機能・ヒアスルー(外音取込)機能を搭載。イヤホンの左側ボタンにはこれら機能のオン・オフと音量調整、右側ボタンには再生・停止や曲送り・曲戻しを割り当てることで、多機能でもわかりやすい操作感となっています。
バッテリー持続時間はなんとイヤホン単体で約20時間(ノイズキャンセリング機能オフ時)!充電ケースとの併用では最大50時間の再生が可能です。通勤・通学時の使用くらいであれば、1週間どころか1ヶ月は追加充電の必要がないかもしれませんね。
付属品は新開発の『コンフォートフィットイヤピース(XS,S,M,L)』と充電用のUSB-A to Cケーブル。
※イヤーピースのMサイズはイヤホンに装着済みのため、こちらの写真では3組となっています
それでは試聴してみましょう。ATH-CKS50TWはaptX対応ということで、プレイヤーにはAstell&Kern SE100を使用しました。
やはりなんといっても特徴的なのがその低音。さすがSOLID BASSシリーズ、EDMやロックなどではドラム・ベースパートの芯のある低域が味わえます。とはいえ量感的には絶妙なラインで抑えられているのか、他の帯域をマスクしてしまうようなこともなくボーカルなどもしっかりクリアに聴かせてくれるバランスとなっています。
デフォルトはノイズキャンセリング機能がオフになっていますが、新開発の『コンフォートフィットイヤピース』により密閉されているのか、あまり外部ノイズが気になるようなこともありません。ノイズキャンセリング機能はなかなか強力で、オンにすると、暗騒音だけでなく低周波ノイズも消してくれるため特に地下鉄や飛行機内といった場所では活躍しそうですが、反面オフの時よりも若干音場が狭くなるようです。このあたりはバッテリー持続時間なども踏まえてオン・オフを使い分けるのが良さそうです。
【商品情報】audio-technica ATH-CKS50TW
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続いて11月19日発売となる、ATH-CK1TWのご紹介です。こちらはエントリークラスの最新完全ワイヤレスイヤホンとなります。カラーは今回撮影したBL(ブルー)のほか、BK(ブラック)、WH(ホワイト)、OR(オレンジ)の4色展開です。
イヤホン本体の形状は円盤を2枚重ねたようなデザイン。4.9mm径のダイナミックドライバを搭載しています。
対応コーデックはSBCのみです。
こちらも操作はすべてハウジング上部のボタンで行います。
エントリーモデルというとあまり機能はないのかな…と思いがちですが、このATH-CK1TWには
・IPX5/7相当の防水性能
・サイドトーン機能
が搭載されています。
防水機能のおかげで、汚れなどが気になったらザバーッと水洗いしても大丈夫。使用中、雨に濡れても汗がかかっても安心です。万一、手が滑って水の中に落としてしまっても心配ありません。とはいえ完全防水ではありませんのでそのあたりはご注意を。
『サイドトーン機能』とは、イヤホンを装着したときに聴こえにくくなる自分の声を、ATH-CK1TWのマイクを通して自分に聴こえるようにする機能のこと。閉塞感が緩和され、イヤホンを着けていないときに近い感覚で自然な通話ができます。通話中にありがちな、必要以上に大きな声を出すこともありません。
バッテリー持続時間は本体のみで約7時間。充電ケース併用で最大21時間の再生が可能です。
付属品はイヤーピース(XS,S,M,L)と充電用のUSB-A to Cケーブル。
※イヤーピースのMサイズはイヤホンに装着済みのため、こちらの写真では3組となっています
それでは試聴してみましょう。ATH-CK1TWのコーデックはSBCのみ対応ということで、プレイヤーにはiPhone Xを使用しました。
こちらはやや中高域よりのあっさり、スッキリした音質。立体感よりも音場の広がりの方が印象的です。低域はおとなしめですがボーカル域はその分よりクリアに聴こえるため、歌モノの再生や通話に適しているように思います。防水機能もあるので、これからの季節にありがちな「寒さで手がかじかんでついポロっとイヤホンを落としてしまった」というような場合でも安心、というのはアウトドアユースの多い方には嬉しいポイントではないでしょうか。
円盤を2重にしたようなデザインは一見装着しづらそうに見えますが、意外とこれが安定して装着可能。充電ケースに収めても若干飛び出しているので、取り出しやすいというメリットもあるようです。
【商品情報】audio-technica ATH-CK1TW
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今回は音にこだわりを持つユーザー向けのATH-CKS50TW、さまざまな使用シーンが想定されるエントリーモデルならではの特徴を持ったATH-CK1TWと、キャラクターの異なる新型完全ワイヤレスイヤホン2モデルをご紹介しました。
最後にもう一度発売日順にご案内しますと、ノイズキャンセリング機能搭載・単体20時間連続再生OKのATH-CKS50TWは11月5日発売、エントリープライス・防水機能ありのATH-CK1TWは11月19 日発売、いずれも本日よりご予約受付開始しております!発売日までには店頭試聴機もご用意できるかと思いますので、展示開始の際はぜひこの秋のオーディオテクニカ新製品を味わってみて下さい。
ATH-CKS50TW |
ATH-CK1TW |
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ノイズキャンセリング |
〇 |
- |
ヒアスルー |
〇 |
- |
搭載ドライバー |
φ9mm |
φ4.9mm |
Bluetooth |
Ver.5.2 |
Ver.5.1 |
対応コーデック |
aptX,AAC,SBC |
SBC |
連続再生時間 |
イヤホン単体:連続約20時間/充電ケース併用:最大約50時間 |
イヤホン単体:連続約7時間/充電ケース併用:最大約21時間 |
防水性能 |
IPX4相当 |
IPX5/7相当 |