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2022.03.13
メーカー・プロインタビュー,

「TAGO STUDIO T3-03」の製作秘話を多胡邦夫さん&TOKUMIの小山さんにインタビュー【後編】

「TAGO STUDIO T3-03」の製作秘話を多胡邦夫さん&TOKUMIの小山さんにインタビュー【後編】

「TAGO STUDIO」の新作ヘッドホンの製作秘話をTAGO STUDIOの多胡邦夫さんと、製造担当の(株)TOKUMIの小山さんにインタビューしました。後編ではゲーミングモデル「T3-03 (GAMING PKG)」について詳しく伺っていきます。

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前半は大人気のモニターヘッドホン「TAGO STUDIO T3-01」の反響と新作ヘッドホン「T3-03」の製作に至った経緯を伺いました。
>>「TAGO STUDIO T3-03」の製作秘話を多胡邦夫さん&TOKUMIの小山さんにインタビュー【前編】

ゲーミングモデルを出したのは”僕が戦うための道具”が必要だったから(多胡氏)

T3-03とT3-01

ーーT3-03は通常モデルのブラック、ブームマイクつきのホワイトモデル・GAMING PKGと2種類が用意されています。今回いわゆるゲーミングヘッドホンを発売することになった経緯とは?

多胡:ゲーミングモデルを出した最大の理由っていうのは、もう…緊急事態宣言のせいですね。僕、もともと13~14年くらい前はめちゃめちゃゲーマーだったんですよ。だいたい仕事終わって家帰って、夜中の12時から朝6時くらいまでヘッドセットつけてひたすらゲームやってて。

海外の人たちとランキング上位になるくらいまで 戦ったりして。日本では敵がいないな、ってレベルまで上り詰めて、海外からスカウトもくるようになって …で、これ以上やったら仕事も家庭も崩壊するな、ってレベルまでいきまして(笑)。

今だったらプロゲーマーになるという道もあるのかもしれないけど、当時はそういうのもなかったので、これ以上はダメだと思ってゲームを封印したんです。で、ずっとやらないでいたんですが、一番最初の緊急事態宣言の時に、子供たちも学校にすら行けないということになって、それならゲームくらいないと家に閉じこもってられないな、と思って買ってあげて、じゃあパパも十何年振りに復活しちゃおうかな…って久々にゲームをやってみたんですよ。

僕がやるジャンルはFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム。本人視点でフィールドを移動して武器などで戦うゲームの総称)。オンライン上で他のプレイヤーとチームを組んで戦うため、会話のためのマイクが必要)なんですけどヘッドセットも買ってやってみたら、まあハッキリ言って音が悪い…ゲーミング用にチューニングしたっていうのもあるのかもしれないんですけど。

それで、緊急事態宣言が明けて小山さんと打ち合わせできるようになったらまっ先に「ゲーミングヘッドホンを作りましょう!」って言おうと決めたんです。どこからか要望があったわけでなく、”僕が戦うための道具”が必要だったんですよ。T3-01は音楽の仕事として信頼できる道具が必要だったので立ち上げて、T3-03のゲーミングモデルは僕が戦うための道具が必要だったので立ち上げた、という(笑)。

T3-03 (GAMING PKG)イメージ1
”戦うための道具”として生まれたGAMING PKG

ゲーム用としてはT3-01でもとりあえずいけるんですけど、2~3時間やっているとちょっと首が凝ってくるんで、ゲーミング用に軽量化して付属するマイクにもこだわったものを、テンション上がって叫んだりしても音が割れちゃったりしないようなものを作りたいなと思って。で、実際に緊急事態宣言が明けて最初の打ち合わせの時に「ビックリするかもしれないんですけど、実はゲーミングヘッドホンを作りたいんです」っていうのを小山さんに相談してみたんですよね。

小山:そうですね、はい。

多胡:だからどこかから依頼されたとか、そういうのではないです。ゲームでも良いヘッドホンを使えば敵の足音の位置の聴こえ方とか全然違うし、自分が撃たれた時の恐怖感みたいなリアリティも全然違うんで。そういうのがT3-01でやってて楽しかったので、こういうバランスと解像度を持ったままのゲーミングヘッドホンが作れないかなと思って。

最初はゲーミングヘッドホンなのでゲーム用のチューニングが必要なのかな、と思ったんですが、いろいろやっていくと逆に全然その必要はないんだなと気がつきました。

結局は解像度の高いナチュラルバランスで作っておけば、再生する音源の中に上から下までしっかり入っていればしっかり鳴るし、入っていなければ鳴らないんです。こちら側はもうあくまでもフラットに作っておいて、ゲーム機の中で自分の好きなイコライザをかけるというか、その方が圧倒的に使いやすいということがわかったんですよね。そこで、今回のキャッチコピーでもある「最高のモニターヘッドホンは、最強のゲーミングヘッドホンになる」な、というところにたどり着きました。

ーーなるほど、キャッチコピーは単なる売り文句ではなく、多胡さんの実体験なんですね。

多胡:僕がゲームをやり込んでいく中で得た結論です。最初は小山さんから「ホワイトはゲーミング用にブラックとチューニングを変えますか?」なんていう話もあったんですが、これは逆に同じでいけますよ、その方がストレスがないですよって。今はどのゲームも設定で音がいじれるので、その方が圧倒的にバランスがいいですね。

ナチュラルに人の声が伝えられるデバイスが絶対必要になる(小山氏)

ーーゲーミングモデルを作りたいと聞かされた時、小山さんはどうだったんですか?

小山:それがすごく偶然なんですが、私は私で「これからの時代、マイク付きの製品は絶対必要になるな」と思っていたんですよ。ゲームとは別の理由からなんですが…。テレワークというのが始まって、人と人とが会話するのもオンラインという機会が増えていく中で、ナチュラルに人の声が伝えられるデバイスが絶対必要になるなと。で、緊急事態宣言明けに多胡さんからその話を聞いて、「いや実は私も良いマイクをつけたいんですよ」と。

ちょうどお互いの希望がマッチしていたというか、まあ方向性はちょっと違うんですが(笑)。私もスタジオ発信ならではの高音質マイクをつけたヘッドセットっていうのを出してみるのは面白いんじゃないか、と思って話をさせていただきました。

ーーホワイトモデル「GAMING PKG」のブームマイクは(株)プリモさんとの共同開発とのことですが、既存製品を使わず新たに開発した理由とは?

T3-03 (GAMING PKG)イメージ2
共同開発で生まれた専用ブームマイク

小山:プリモさんは弊社と以前からお付き合いのあるメーカーさんで、すごく優秀なマイクを作られているんですね。それで、もしマイクをつけるならどこかで買ってきたものでなく一緒にスタジオ品質を目指して開発してみたいな、と思っていたので多胡さんにご紹介しました。

多胡:僕やゲームのチームメイトもいろんなヘッドセットを使っている中で、やっぱり声が割れてしまってひずんだ状態で会話してるな…っていうのがあったので、なるべくひずみを抑えてクリアな声で、いろんな効果音が鳴っている中でも問題なく会話ができるっていうものができたらなと思っていたんです。

あとはレコーディングスタジオから発信しているブランドとして、マイクはちょっとこだわらないとまずいでしょ、というところもあって(笑)、今回プリモさんにお願いしました。

ーーマイクを共同開発する中でもっともこだわった点はなんでしたか?

多胡:まず「風防をつけたくない!」って(笑)。僕がこのデザインにこだわりたかったんですよね。でも、マイクというものにはどうしても風切り音の混入を防ぐためにスポンジなどの風防をかぶせなければいけない、というのがお約束であるんです。それはわかるんですが、これだけデザインを頑張って恰好よく作ってても最後にボコッと風防をつけた瞬間に、昔のアナウンサーみたいになっちゃうのが耐えられなくて…。

とにかく風防のスポンジはかぶせないでいく、というのがまず第一条件であって。あとはなるべくひずみづらいものをっていうのは僕の方からお願いしましたね。基本的にはやっぱり風防はなきゃダメですっていうのがあったんで、その点は大変でした。

T3-03 (GAMING PKG)マイク部分イメージ
T3-03 (GAMING PKG)マイク部分

小山:プリモさんからもずっと「風防は絶対につけた方がいいですよ」というのは言われていたんですが、多胡さんは恰好よくしたいと言うんですよ。そこのデザインはすごく悩みました。最終的に、風防の役目を果たすウレタンをマイクの先端部のパーツに入れる形で対応しています。

多胡:僕がこれだけは譲れないです、スポンジをボコンとかぶせるのだけは勘弁してくださいって(笑)。でもプリモさんからは「基本的にはそれは無理です」「いやいやそこをなんとか…」みたいなのが何度もあって。そこはもしかしたら一番こだわったかもしれない。

一番シンプルでわかりやすい色分けに(多胡氏)

ーーT3-03では通常モデルがブラック、ゲーミングモデルがホワイトという色分けになっていますが、これにはどんな理由があるんでしょうか?

T3-03 (GAMING PKG)ハウジング部分イメージ
ホワイトモデルは二層構造のハウジング

多胡:モニターヘッドホンとゲーミングヘッドホンという対比を考えた時に、一番シンプルでわかりやすい色分けにしたいなという想いがありました。それから…ホワイトのハウジングは二層構造になっているんですけど、たとえばこれをゲーミングチームだとかのロゴを入れたりとかして見せることもできるよね、それならベースは白い方がロゴとかも一番美しく見せることができるだろうと。あとは小山さんのこだわりなんですけど、最初は僕もハウジング表面の「TAGO STUDIO」というロゴまで白くするつもりはなかったんですよ。

ブルーがいいんじゃないか、とかいろいろ迷っていたんですが、最終的には白いベースの上に層をかぶせることで影ができるので、だったらいさぎよく白一色にした方がいいよねとなりました。そこは二層構造にしたお手柄という感じですね。あとはモニターヘッドホンとして、ミュージシャンの服装を考えた時にどんな服にも合わせやすいブラックの方がいいかなと。ホワイトは女性にも使ってほしいという想いもありますね。

ーー群馬県は全国で初めて「eスポーツ・新コンテンツ創出課」という部署を設立するなど、ゲーム競技にかなり力を入れている県とうかがっていたので、それがあってのゲーミングモデル誕生なのかと思っていました。

多胡:その話、T3-03の開発を進めていく中で初めて知ったんですよ。「おっ、これ流れが来てるね」っていう感じで(笑)。いろんなメーカーのゲーミングヘッドホンを使っても「敵が2階の右・左どっちにいるかわからない」ってなるんだったら、これ以上を求めるならこれはもう作るしかない!っていう僕のわがままから始まったんですけど、時代もそういう流れだったのでこれならただのわがままにはならないかな、とちょっと安心しています。

意外と世の中のゲーミングヘッドホンを見るとまず見た目重視、というものが多かったんです。わりとごつくて重かったり装着感もあまり…音もあら?っていうものが多くて。僕自身が本気のゲーマーでもあったので、本気でやり込もうとするとその音じゃ無理だったんですよ。じゃあ自分で作るしかないと。だから本当に緊急事態宣言が出て、昔ガムテープでぐるぐる巻きにしたゲームの箱を開けなければこれは生まれませんでしたね。

ーーT3-01もそうでしたが、自分が使いたいから作る、というわけですね。

多胡:だから熱量が違うんですよね。売れそうだから作るわけではなく、自分がゲームをストレスなくプレイできるが重要で。プレイしている様子を毎回録画して小山さんに送ったり…。

小山:マイクの評価はなかなか自分ひとりだけではわからないんです。

多胡:最近のゲームはわりと自動的に調整してくれるので、それなりのマイクでもいい感じには聴こえるんですけどどうしてもひずむんですね。今回はゲームのいろんな音が鳴っている中でも会話が聴き取りやすいように感度を上げたりして、耳に引っかかりやすい音に調整してもらいました。少しでもストレスなくチームで戦ってもらえるようにと思って。

そこを言われたらどうしよう…と思っていたところを指摘されて、帰り道どうしようかと(小山氏)

ーーT3-03とT3-01の大きな違いとして、T3-01で使用している「シルクプロテインコーティングドライバー」と異なるドライバーを採用している点があるかと思います。これは音質にかかわる大きな違いだと思うのですが、その点については?

小山:基本的にドライバーの違いはコーティングがあるかないかだけになります。シルクプロテインコーティングって人が1枚1枚手作業でコーティングするんですね。作るのが大変だったりするので、今回はコスト的なこともありその工程を省きましょうと。

塗装がない分、高域の響きなどは変わってくるんですが音質もその特性にあわせてよりマッチするようなチューニングにはしています。むしろ振動板がちょっと柔らかくなるので、よりダイナミックな、鮮烈な音になっていますね。

T3-03ハウジング画像
T3-03の40mm径ダイナミックドライバー

多胡:実際に両方聴いてみると、さっきお話したキックの「ドン!」と踏んだ時の皮の揺れというのはT3-03の方が体感できると思うんですよ。

小山:その辺は特性の変化をメリットに変えるような設計にしてみました。それ以外の変更点としてはイヤーパッドの薄さですね。最初はT3-01と同じ厚みで始めたんですが、ドライバーを中心に考えた時、よりアタック感や臨場感が出やすい位置になるような薄さにしています。

T3-03イヤーパッド画像
イヤーパッドはアタック感重視の薄さ

ーー多胡さんから設計に関わるようなリクエストはしましたか?

多胡:僕からは中身についてというよりは音のイメージのリクエストですね、それをどうやって形にしてもらえるかっていう。それが直接的にデザインに関わるところでなければ完全にお任せしています。

テストする時もいつも何をやったかは聞かずに、先入観なしで音を聴いてその違いで「こっちはここがいいですね」「実はこっちはこういうことをしていて…」みたいなやりとりを繰り返す感じです。

ーー小山さんとしては「いろいろ手を加えたのにあまり反応が良くなかった…」なんてこともありましたか?

小山:何度もあります(苦笑)。それこそ最初の頃はずっとそんな感じですね。

多胡邦夫さんアップ画像
中域の密度を出すことの難しさを語る多胡邦夫氏

多胡:「最初に言っておきますけど、もうこれ以上できることはないですよ?」って渡されたものを聴いて(渋い表情をしながら)「うーん…」とか(笑)。そういう意味では今回一番僕の中で難しくて、小山さんも非常に苦労されたのが「中域の密度を出す」というポイントですね。

開発終盤に上がってきたものを聴いたらバランスは良かったんですけど、音楽の熱量というかガッツみたいな部分を感じるためにはもう少し中域に密度が欲しいな、というのがあって。単純に中域が強い・弱いではなくて、密度・濃さみたいなものがないと温度感が上がらないんですよね。そこが一番苦労しました。

いい感じにはなっているけど、全国チェーン店の味というか。安定しておいしいけどめちゃくちゃ美味いな!って感じ、「うおおおっ!」って感じにはならない。小山さんももちろん設計者としてそこはわかっていて、そこに気づかれるかどうか…というギリギリのものが出来上がった時にそれを指摘したら「やっぱり気づかれたか…」みたいな。

小山:そうですね。そこを言われちゃったらどうしよう…という感じで持っていったらやっぱり言われて、帰り道は本当にどうしようかと。そこが開発の一番のピークでしたね。たしかそのピークの時は直したものを持っていくまでちょっと空きましたよね?普段は2週間とかのスパンでまた持っていくんですが、その時はもうどうしたらいいかわからなくて。

多胡:空いた空いた(笑)。1ヶ月半から2ヶ月くらいかな?たしかその時に「イヤーパッドを変更してみます」という話になったんですよ。T3-01と共通性を持たせなくなってもいいですか?と。僕もそこは気にしないで、T3-03がとにかく良くなればいいですよ、と返事をして。そこを大胆に振り切ったことで一気にその辺が改善されましたね。

このプロジェクトに関しては、スケジュールに間に合わせるためにこの音でいきましょう、というのは違うのかなと思っているんです。いいところまで見えていて、そこにたどり着ける要素もあったのでそれなら納得できるものを送り出すのがいいのかなと。

ーー期待度も非常に高い中で正式発表となったT3-03ですが、発表から数日経って多胡さんにもその反応は届きましたか?

多胡:さすがに直接悪口を言うような人はいないんですが(笑)、結構ポジティブな評価をいただけているようです。今回一番気にしていたのが「木じゃなくなった」というところだったんですが、意外とそこも「ホワイトモデルいいじゃん」「ブラックもシンプルでいい」というふうに受け入れていただけましたね。

コラボはオファーがあればぜひやりたい(多胡氏)

ーーT3-01は4次販売まで行われたアイマスコラボモデルのほか、L'Arc〜en〜Cielコラボ、ウイスキーブランド「Ichiro's Malt」とのコラボ、みなかみ町産のイタヤカエデを使用したモデルなど多くのバリエーションが存在しますが、このT3-03でもなにか予定はあるでしょうか?また、こんなことができたらいいなというような展望は?

多胡:「Ichiro's Malt」コラボのように、木材の廃材を再利用するHistoric Phoneシリーズ以外は先方からお申込みをいただいてのことなので、今後もオファーがあればぜひやりたいですね。特に今回のホワイトモデルはハウジングをキャンバスのように使えるという利点があるのでデザインもしやすいですし。

小山:そうですね、二層構造でいろんなパターンを作れるんじゃないかと思いますので、そういうお話があればぜひ。私もデザインしている時点でキャンバスのように使いたいな、という想いがあったんです。いろいろと遊び心が出せるヘッドホンにしたいと思っていて。

多胡:最初はこっち(ホワイトの下地)の方にでっかく「TAGO STUDIO」って入れちゃおうか、とか話してたんですけどね。小山さん、下地は真っ白なキャンバスにしたいっていうのにすごくこだわってましたよね?

T3-03ハウジングカバー画像
T3-03ハウジングカバー

小山:ええ、隠れたテーマというか(笑)。個人的にアートが好きだったので、ヘッドホンでそういう遊びができたら面白いなと思っていたんです。実はスニーカーも好きなんですけど、あちらもユーザーがカラーリングをカスタマイズできたりとかあるんですよね。さすがにそこまでは難しいんですが、そういう方向も前向きに検討していきたいですね。

多胡:このメッセージがまたどこかの会社さんに届くといいな(笑)。可能性としては無限に広がると思うんですよ、コラボの時はなんなら(ハウジングの)TAGO STUDIOロゴとか入れないで、ハウジングの絵をすべて出す、みたいな感じで。ウチの名前はもうヘッドバンドに入っていればいいので(笑)。

多胡さん・小山さんからメッセージ

ーーそれでは最後に、いよいよ発売を迎えるT3-03をお待ちかねのTAGOファンの皆様に向けてひとことお願いします。

TAGO STUDIO T3-03 2種

多胡:すでにT3-01をお持ちのファンの皆さん、またそうでない方も、今回新しく出るT3-03の黒・白、ニューモデルをぜひ手に取ってください。T3-01のDNAを引き継ぐナチュラルバランスはそのままですが、より音を近く、鮮烈に躍動感を感じられる、フレッシュな音を聴けるヘッドホンになっています。

そして僕自身もゲーマーなんですが、最高のモニターヘッドホンは実は最高、最強のゲーミングヘッドホンになるんではないかということに気づきまして、白の方はゲーミングセットになっています。音楽を聴くときも、ゲームをするときも、お仕事でオンライン会議をする時も使っていただけますので、これを持っていればすべてのことがハッピーになるという素晴らしいヘッドホンになっています。ぜひフジヤエービックさんで予約していただいてお買い求めください!よろしくお願いします!

小山:T3-01をベースにより良い部分を伸ばしながら、T3-03はT3-03で良いところをいっぱい作って良いものに仕上げたという実感はあります。特にヘッドセットはテレワークなどでもナチュラルな声を通せるアイテムとして、会議中でも良い使い方が出来ると思いますので、ぜひ手に取ってご試聴いただければ幸いです。

ーー多胡さん、小山さん、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました!

T3-03 (BK)、T3-03 (GAMING PKG)はいよいよ3月14日発売、店頭ではすでに試聴機もご用意しておりますのでぜひ一度その躍動感あふれるサウンドをお確かめください!

【商品情報】TAGO STUDIO T3-03 (BK)

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