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2022.04.15
レビュー・インタビュー,
フジヤエービック

【スペシャルインタビュー】アーティスト2人がまたまた語る!新作「TAGO STUDIO T3-03」の魅力とは?

人気ヘッドホンブランド「TAGO STUDIO」の新作「T3-03」「T3-03 (GAMING PKG)」の発売を記念して、TAGOサウンドファン代表・作詞作曲家のAJURIKAさんとTAGO STUDIO代表・多胡邦夫さんの対談インタビューをお届けします。

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TAGO STUDIO期待の新作「T3-03」「T3-03 (GAMING PKG)」が発売されて約1ヶ月、おかげさまでさっそく人気商品となっておりますが、当店ブログとしてはなにか物足りないような気が・・・?

やっぱり”あの方”にこの新作についてもお話をうかがいたい!ということでT3-01、T3-02発売時に引き続き、TAGOサウンドファン代表・作詞作曲家のAJURIKAさんにインタビューをお願いしました!

もちろん今回もT3-03の生みの親であり、ご自身もアーティストとして活躍されているTAGO STUDIO代表・多胡邦夫さんとの対談形式にてお送りしますよ!
※インタビューは感染症対策を施した上で実施しております

AJURIKA プロフィール

AJURIKA氏プロフィール画像

作詞・作曲家・DJ
バンダイナムコゲームス(現バンダイナムコエンターテインメント)にて「鉄拳」や「リッジレーサー」「塊魂」などの有名ゲームタイトルの音楽を担当した後2013年に独立。

特に人気ゲーム「THE IDOLM@STER」(アイマス)シリーズにて作詞・作曲・編曲を手がけた楽曲は「Nocturne」「Nothing but You」「Neo Beautiful Pain」など、曲名がすべてNで始まることからプロデューサー(アイマスファンの総称)には”Nの系譜”としておなじみ。近年はゲーム・声優への楽曲提供のほか、全国のアニメ・ゲーム系クラブイベントでDJとしても活躍中。

多胡邦夫 プロフィール

多胡邦夫氏プロフィール画像

作曲家・音楽プロデューサー / TAGO STUDIO TAKASAKI 運営責任者
アメリカンロックに強く影響され、学生時代よりバンド活動を始める。
群馬県で音楽を志す者の中では知らない者がいないと言われるほど、各コンテストを総ナメにし、更なるステップとして上京する。

ソロアーティストとしての修行をする傍ら、浜崎あゆみ、hitomi、Every Little Thing、柴咲コウ、AKB48等へ楽曲提供を行い数多くのヒットを飛ばす。 全国初の試みとなる群馬県高崎市のプロ専用レコーディングスタジオ「TAGO STUDIO TAKASAKI」の運営責任者として設置、運営に直接携わり、新たな才能の発掘、育成を行うとともに「高崎サウンド」の創造に尽力している。

近年ではヘッドホン「TAGO STUDIO T3-01」を開発。国内最高権威のオーディオ・ビジュアル・アワード「VGP2018」の受賞など、オーディオ業界においてメードイン高崎ブランド「TAGO STUDIO」を確立させた。

◆T3-01との出会いは自分の中でも大きなターニングポイント(AJURIKA氏)

――今回はついに発売となったT3-03について、タゴサウンドファン代表のAJURIKAさんと多胡さんとの対談形式でお話をうかがいたいと思います。
先日の多胡さんへのインタビューでは「T3-01発売から5年」ということでお話いただいたので、今回はまずAJURIKAさんに「T3-01対談から3年」が経ったということで、この3年間どんなことがあったかをおうかがいしたいのですが。

AJURIKA氏(以下「AJURIKA」):そんなになりますか!(笑)元々音楽を作っていることもあって、以前からヘッドホンやスピーカーにはすごく興味を持っていたんですが、T3-01と出会ってからはオーディオってさらに一段、また全然上の世界があるんだなということに気づかされまして・・・これをきっかけにヘッドホンアンプを買い、スピーカーも買い、とさらに高みを目指すようになってしまいました。

そういう世界を見せてくれたT3-01との出会いは、自分の中でも大きなターニングポイントになりましたね。そういえば、イベントの時に「自分のT3-01にマジックペンでサインを書いてください!」と頼まれて、ものすごく緊張した記憶があります(笑)。

多胡邦夫氏とAJURIKA氏

多胡邦夫氏(以下「多胡」):すごいですね、そのくらい認識していただいているんだ(笑)。僕もT3-01にサインを頼まれたことが何度かありますが、本当にハウジングにサインしちゃっていいんですか?消せませんよ?って(笑)、なんだかこっちが恐縮しちゃいますよね。

――この3年の間には新型コロナウイルスの発生もありました。

AJURIKA氏(以下「AJURIKA」):特に打ち合わせの様子が変わりましたね。実際に現場で会って、という機会がめっきり減って、オンラインミーティングでお願いします、というふうに。今もそんな感じです。

多胡:ウチもまず最初の、2年前の緊急事態宣言の時にはもうスタジオ自体を閉鎖しましたからね。
最初の3ヶ月はスタジオ閉鎖から始まりました。テンション的にも・・・プロがこんなことを言っちゃいけないのかもしれないけど、曲を作ってる場合じゃないみたいな感じになっちゃって。今でこそある程度感染対策のしようもありますけど、その当時はもう手が真っ赤になるほど消毒を繰り返すだけで、作業らしいことはなにも手につかない状況が続きましたね。

AJURIKA:僕もDJの現場が次々にキャンセルになってしまって・・・。まったく先の予定が立たない時期でしたね。

多胡:一時期は音楽イベントをやることイコール悪、みたいな風潮もありましたよね。大きなイベントばかりじゃなくて、それこそショッピングモールでやるようなものまで、もう何本も中止になりましたからね。

◆僕の中にあったコンセプトが現実になっているのが本当に嬉しい(多胡氏)

――一方で、SNSや動画配信などで多くのクリエーターの方がT3-01を使っている様子も見受けられるようになりました。

多胡:これは絶対にAJURIKAさんの影響ですよ!20代の若手作曲家やゲーム音楽を作っている方で、T3-01を使っている方が今めちゃくちゃ多いんです。ホントこれはAJURIKAさまさまで・・・

AJURIKA:いやいや、それはヘッドホン自体の良さがあってこそですよ(笑)。

多胡:いや、でも本当に嬉しいんですよ。
そもそも5年前に僕の中にあったコンセプト、
「モニターヘッドホンとリスニングヘッドホンの垣根を越えたい」
「少しでもスマートフォンやPCで聴いている若い方に”音楽の感動”を届けたい」
「若手の作曲家の皆さんにも手軽に良いミックス環境が手に入るようにしたい」

といったものが現実になっている、そういうお話を聞くとすごく嬉しいんです。
結果的にそうした人たちから生まれたバランスの良い良質な音楽が、たくさんの人たちを幸せにしていく・・・というこの循環が僕としてはすごく嬉しい。

T3-01について語る多胡邦夫氏

AJURIKA:アイマスコラボの時にコメントにも書いたんですが、曲の作り手とリスナーがまったく同じヘッドホンで聴いているというのは改めてすごい世界だなと思います。

多胡:スタジオでいえばアンプやモニタースピーカーをひとつひとつ揃えて・・・というのと同じですからね。

AJURIKA:僕も今も変わらず、T3-01で仕事していますよ(笑)。

◆T3-03のダイレクトさはT3-01より上かもしれない(AJURIKA氏)

――それでは今回のテーマであるT3-03の話題に移りたいと思います。
AJURIKAさんには多胡さんからT3-03を贈られたとのことですが、実際に使ってみたご感想はいかがでしょう?

AJURIKA:T3-01をずーっと使っていたこともあって、実はT3-03を実際に聴くまでは期待半分・不安半分だったんですよ(笑)。特にハウジングが木から大きく変わって、いったい音はどうなるの?って。で、聴いてみたら、おおこうきたか!と。
音がグッと真ん中に集まってきて、中域の押し出しがすごいんですよ。パッドも薄くなったことでドライバーがさらに耳に近づいたからだと思うんですけど。楽器を弾いたり、仮歌で使ってみた時も感じたんですが、音がダイレクトなんですよね。自分が出した音がめちゃくちゃ近くで鳴ってくれる。このダイレクトさはT3-01より上かもしれないですね。

ゲームをプレイしても、たとえば音楽ゲームで自分が叩いた音がダイレクトに返ってくる、それが気持ちいいんですよね。多胡さんもギターを弾く時に気持ちいいんじゃないですか?

多胡:そうなんです!このT3-03を作る時に思っていたのが、音が近くてテンションが上がるヘッドホンを作りたい、ということでした。ミュージシャンが「次の一発でいくぞ!」って勝負に行くときの音がバーンと出るようにしたかったんです。
AJURIKAさんがおっしゃったように、イヤーパッドを薄くして耳に近づけることで音の立ち上がり、バスドラムでいえば皮がブンって揺れている感じが体感できるようにしました。キャッチコピーの「より近く」の部分ですね。

AJURIKA:アタックがすごいですよね、バシッときてすぐに収束してっていう感じで。スピード感もあって。ドラムの皮をビシバシ叩く音がまた気持ちいいんですよね。

多胡:本当にテンションが上がる音になっていると思います。

AJURIKA:音の近さがすばらしいのと、着けていてとても軽いんですよ。装着感が軽いので、ずっと着けていると良い意味で存在感がなくなるんです。イヤーパッドが合皮になったのも大きな変化ですね。

合皮だとピッタリ顔にくっつくので、仮歌やコーラスを録る時の音漏れが少ない!
T3-01だと、ヘッドホンからガイドやクリックの音が漏れてしまうことがあったんです。それから、この密閉感ならDJでも使えるなと思っています。DJの現場では常に大きな音が鳴っているので、このくらい密閉感が強いとありがたいんですよね。

多胡:軽さは特にミュージシャンがこう(頭を大きく振って)ノリながら演奏する時にいいんですよね。疲れない。

――AJURIKAさんはエンジニアでもありミュージシャンでもあるという立場ですが、それぞれの作業でT3-03はどのように活用できそうですか?

AJURIKA:作曲中はT3-03の方がいいですね。
音が近くて、自分が弾いていても感情が乗りやすい気がします。とにかく音が楽しい方向に振ってあるので、普段使いとしてはT3-03の方が使いやすいと思います。

一方で、作曲が終わってミキシングしていくとなるとT3-01の方が細かいところまで見える、という感じで用途はまったく別になっていますね。T3-03は中域が強くて、T3-01は高域もローも出てレンジが広い感じなんですけど、お互い違うようでいて実は同じだなと思うのが、音の立ち上がりの速さと分離感なんです。

よくゲーミングヘッドホンだと爆発の「ドーン」という音がすごい低域が支配しちゃうんですけど、T3-03はそれがない。「ドン」とは鳴るんだけどバスっと早めに減衰するんです。そのへんの音の分離感はT3-03もT3-01も、やっぱり同じTAGO STUDIOのヘッドホンだなあと感じます。

多胡:僕もそこは実際に(ゲームで)戦いながら作ってますからね(笑)。
爆音の中でも問題なく会話ができるかとか、そういうところまで実際に試しながら作っています。

これは本当に細かくて理解してもらえるかどうか・・・というところなんですが、ゲームでパラシュートが開く時の音っていうのがあるんですよ。これが表現力の甘いヘッドホンだとまったくピンとこないんですが、T3-03で聴くと生地のこすれる「カサッ、シューッ」という音で「おおっ、行くぞ!」ってなる(笑)。これはゲームをやり込んでいる人はわかってくれるんじゃないかなあ。

――AJURIKAさんは元々ゲーム会社にお勤めでしたが、普段ゲームはプレイされますか?

AJURIKA:やります、やります。さっきもお話したとおり、T3-03は中域推しなので聴いていて疲れないんですよ。それにこの軽さなので、長時間装着していても楽しくて疲れない、まさにゲーム向きのヘッドホンだと思いました。足音なんかもわかりやすいですよね。T3-01だとエンジニアの方が「リップノイズがわかりやすい」なんて言っていましたが、同じようにT3-03でもちょっとした音をしっかり鳴らしてくれるんです。

多胡:出ている音ならしっかり鳴らしますよ。ちょっと誤解されやすいんですが、たとえば低音が少ない・多いというのは僕からするとそもそも「元々の音に入っていない」もしくは「デバイスがそういう音のバランス」なんです。

T3-03やT3-01は”入っている音は入っている分だけ出す”というヘッドホンにしています。そうじゃないと音楽は作れないんですよね。どこまで音を突っ込んでいいの?って不安になってしまうんです。

◆ すばらしいですよ、このマイク(AJURIKA氏)

――今回AJURIKAさんが使われているのはゲーミングモデル・T3-03 (GAMING PKG)ですがマイクも試されましたか?

AJURIKA:もちろんマイクも使いました。実はこのT3-03が発表された時、まず一番気になっていたのがこのマイクだったんですよ!なぜかというとこのデザイン。この風防のガードなんて、普通だったらスポンジだけになるところがしっかりデザインされていて「おお、カッコいい・・・!」って思いました。やっぱりミュージシャンなので、マイクのカッコよさに魅かれてしまったところがありますね。T3-03 (GAMING PKG)が届いてさっそく着けてしゃべってみて、「おお、音をめっちゃ拾う!」って感激したりして。すばらしいですよ、このマイク。

多胡:おお・・・泣ける・・・(笑)。最初に(共同開発の)プリモさんと会議した時に「ポコンとスポンジをかぶせるのだけは絶対やりたくないんです!」って話をしたんですが、マイクの技術者としてはそれをつけないのは基本的に難しい、と言われてしまって・・・いや、でもそこだけは譲れない、それをやっちゃうと他のいろんなところのデザインを頑張っても台無しになっちゃう!って一生懸命お願いしたんですよ。そこを褒めてもらえるのは嬉しいですね。

T3-03のマイクについて語る多胡氏

AJURIKA:いや、それは大正解でしたよ(笑)。このアームも微調整がすごくしやすくていいんですよ。音も良くて、マイクも良いのでオンラインミーティングにピッタリなヘッドホンじゃないか!と思いました。
ちょっと音楽からは離れてしまうんですが、自分でもオンラインミーティングしていて思うのが、やっぱり声がよく聞こえる人ってミーティングでの印象が良いんですよ。ノートPCとかの内蔵マイクだと「ん?ちょっと何を言っているのかよくわからないな」となるんですが、T3-03 (GAMING PKG)のマイクだと奇麗に拾ってくれるので声が届けやすいんです。次のミーティングでも使います。

――T3-03のデザイン面についてご感想は?

AJURIKA:僕、最初にT3-03のデザインが発表された時は木のハウジングを替えただけなのかな?と思ったんですが、結構細部が変わっているんですよね。ハウジング自体も実はサイズが変わっていたりと。でも、パッと見てTAGO STUDIOとわかるデザインになっているのがすごいなと思います。

多胡:ひと目で兄弟機とわかる範囲の変更にとどめました。やっぱり僕たちも”木を使わない”というのは悩んだんですが、並べた時に兄弟機とわかるようにしておけば違和感なく受け入れてもらえるかなと考えたんです。なので、ロゴの位置なんかは同じにしています。ケーブルの被膜を変更したのも、たくさんの方からご要望がありまして・・・「タッチノイズなんとかなりませんか?」って。

ひと目で兄弟機とわかるデザインに

AJURIKA:すいません・・・僕、T3-01のケーブルの方がいいなって(笑)。

多胡:ええーっ!(笑)

AJURIKA:タッチノイズは特に気にならないんですが、それぞれ音が違う気がするんですよね。

多胡:ケーブルの材質は同じなんですけどね・・・

AJURIKA:付け替えて比較したりしたんですけど、音はT3-01付属のケーブルの方が好きでしたね。もちろんハンドリングはT3-03のケーブルの方がしやすいんですが。あとは・・・やっぱりT3-03用のバランスケーブルも欲しいですよね。

多胡:えーっと、そのへんは・・・うーん、そのうち出ると思います、とだけ(笑)。

AJURIKA:マイクを付けたのがホワイトモデルだけ、というのはなにか理由があるんですか?

多胡:色分けはわかりやすさ優先でブラックとホワイトの2色に。あとはやっぱりマイクはいらないという方も多いんじゃないかなと思ったので、一般的なブラックモデルはマイクなしとしました。そのへんも今後の課題としたいと思います(笑)。スイーベル(折り畳み)構造もすごく要望があった機能ですね。

AJURIKA:このスイーベル機構採用は大きいですよ!DJの時には荷物も多いので、やっぱり持ち運びしやすいことが重要なんです。小さくできるのは本当にありがたい。ブラックはハウジングのアルミの質感が良くて、ホワイトはクリアパーツのおかげでロゴが2重になって影ができて・・・とそれぞれまた別のカッコ良さがあるんですよね。

多胡:AJURIKAさんのようなアーティストの方には、この白いハウジングにロゴとか入れて使っていただきたいですよね。「あれ、T3-03だけどなんかちょっと違わない?」みたいな。

AJURIKA:いいですね、DJの時には光ったりしてくれると(笑)。

多胡:いずれはアパレルのTシャツみたいに、好きなデザインを入れてオーダーする・・・みたいなことができたらいいですよね。

◆「勝ちたいならコレ!」ってお勧めしたいです(多胡氏)

――T3-03をこういう方に使ってほしいという想いはありますか?

AJURIKA:楽器もそうだし、FPSや格闘ゲームもそうなんですが、自分が動いてその音の結果が返ってくるようなシチュエーションで使うのに本当に良いヘッドホンだと思うんです。リスニングはもちろんですが、ミュージシャンにもゲーマーにも、ぜひこのT3-03を使っていただきたいですね。

多胡:モニターヘッドホンとしては若手ミュージシャンが少しでもいい環境が揃えられるように、手に取りやすい価格で、という想いがあるんですが、ゲーミングヘッドホンとしては正直言って高い価格帯だと思います。

ただ、実際に使ってみていただければわかるとも思うんですよ。僕自身もいろんなゲーミングヘッドホンを買って買って買って・・・で、使ってみてこれはもう自分で作るしかない、ってなってできたヘッドホンなので。そういう意味では「勝ちたいならコレ!」ってお勧めしたいです(笑)。多くの情報量を得られる音作りなので、本気でゲームをやり込んでいる方ほど、この歯切れの良さと解像度のもとでプレイしていただければ勝てるし興奮するしで最高だと思います。

――無事発売となったT3-03ですが、その後の反響はいかがでしたか?

多胡:マイクは本当に何回もテストを重ねたんですよ。
目の前でしゃべっているような感じにしたかったんですけど、通常の用途でリアルに聴こえるマイクを使ってしまうと、ゲームの中ではちょっと埋もれやすかったりするんです。だから多くのメーカーではみんなマイクの感度を高めにしてあるんですけど、そうすると聴き疲れしやすくなってしまう。相手がひとりしかいない状態でしゃべっている時はいいんですけど、会議なんかで相手が3人、4人になった時には多少耳にひっかかる程度の音にしないと、それぞれの声がうまく聴き取れないんですね。そこのバランスはけっこう頑張りましたね。

AJURIKA:このマイク、いい感じに声がカラッとしているんですよ。声の輪郭が丸くなり過ぎず、刺さりすぎず、本当に聴きやすい音になっていると思います。それから、曲を作っている時にこうやってマイクがあると、聴きつつ歌いつつ・・・っていう感じで作業がしやすいんです。

多胡:こんなにマイクを褒めていただけて嬉しいです。

AJURIKA:この風防のガードのデザインもすばらしいですよね。

T3-03マイク部分

多胡:やっぱりレコーディングスタジオが立ち上げるゲーミングヘッドホンなので、マイクにこだわらないわけにはいかないですし、ちょっとレコーディングスタジオっぽいマイクデザインにしたかったんですよね。わかる人にはスタジオ定番マイクっぽい感じにも見えるという(笑)。

AJURIKA:あー、アレですよね、僕もそう思いました(笑)。

――T3-03が気になっている、これから買おうかな、という方へ、お二人からメッセージをお願いします。

多胡:迷っている方の背中を押すようなメッセージをぜひ(笑)。

AJURIKA:そうですね・・・ゲームや楽器の音はもちろんですが、ホワイトモデル付属のマイクの出来もすばらしいヘッドホンです。応用範囲の広い、普段使いに最適なヘッドホンだと思いますのでぜひご購入いただければと。

T3-01をすでに持っている方に向けては、このT3-03も買って大丈夫ですよ、と(笑)。けっしてグレードを落とした廉価版というものではなく、T3-01とはまた別のところをもっと強くしたモデルなのでご安心ください。

多胡:今のAJURIKAさんの言葉が一番嬉しいですね。T3-03とT3-01、それぞれにそれぞれの良さがあって、ちゃんと独立したヘッドホンであるというところを目指したんです。例えば音楽を作っている人であれば「よーし、じゃあギター弾いてギャーンと録音して・・・」という時はT3-03を、それをミックスしようかという時はT3-01を使ってみたり、リスニングなら聴くジャンルによってパンチのあるロックではT3-03、アコースティックなものならT3-01を使うというふうに。

だけどTAGO STUDIOの”流れ”としては同じように作ってあるんですよ。T3-03とT3-01、着け替えても根底に流れるものは同じなので違和感なく使えるようになっています。あとは・・・T3-01、T3-03、T3-03 (GAMING PKG)と3機種並べておくとかわいいです!眺めながらお酒が飲めると思います(笑)。

AJURIKA:「Headphone Bar」、オープンされたらうかがいますね。

多胡:ぜひいらしてください!2号店を出す時は中野にしようかな(笑)。

多胡氏とAJURIKA氏

――AJURIKAさん、多胡さん、今回もお忙しい中ありがとうございました!

【商品情報】TAGO STUDIO T3-03 (BK)

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