「ASMR」とは、おもに聴覚への刺激によりゾワッとしたり気持ち良くなったりという感覚を味わうことです。ASMRを楽しむためには音を届けるイヤホン・ヘッドホンが欠かせません。そこで今回は、ASMRにおすすめのイヤホン・ヘッドホンを11種類紹介します。
目次
ASMRとは
立体音響との違い
バイノーラルとの違い
ASMRに向いているイヤホン・ヘッドホンの選び方
ASMRにおすすめの有線イヤホン
ASMRにおすすめのワイヤレスイヤホン
ASMRにおすすめのヘッドホン
まとめ
「ASMR」とは、Autonomous Sensory Meridian Response(自律感覚絶頂反応)の略称で、おもに聴覚への刺激によりゾワッとしたり気持ち良くなったりという感覚を味わうことです。
バイノーラルマイクで耳かきの音や、髪の毛をハサミでチョキチョキ切る音などを収録、イヤホン・ヘッドホンで聴くとまるで自分が耳かきや散髪をされているような感覚になるというのがよく知られるASMR音声になります。
リアルな感覚を音から感じ取ることができるので、リラックス効果や安眠効果といった良い効果を感じる人もいます。そのため、ASMR音源をYoutubeなどの動画サイトで配信するASMR動画は手軽に試聴できることから人気が高く、注目を集めています。
ただし、心地よく感じる音には個人差がありますので、人気があるASMR動画でも全ての人が心地よく感じるとは限りませんので注意が必要です。
立体音響は、映画館やホームシアターでおなじみの、スピーカーをユーザーの前後左右(あるいは上下にも)に設置するサラウンドシステムです。ヘッドホン・イヤホンの世界でもApple Musicが「空間オーディオ」として実装したり、ソニーの「360 Reality Audio」技術認定機器がさまざまなメーカーから発売され、注目度の高い技術です。
一方ASMRは、音を聞いた人が感じる反応のことを指しますので、音響技術とは異なります。
バイノーラルは、人の鼓膜に近いところにマイクを設置して録音し、イヤホンやヘッドホンで再生すると立体的に音が聞こえる方式のことです。
バイノーラル録音は、人の頭の形をした人形の耳の中にマイクが仕込んであるダミーヘッドを用いて録音される方法が一般的に使われています。
バイノーラルは立体音響の録音技術のひとつで、録音したものがASMR音源となります。
ASMR音源を最大限楽しむために、イヤホン・ヘッドホンは欠かせないアイテムですが、ASMRを試聴するために向いているものとそうでないものがありますので紹介していきます。
初めてASMRを楽しむのであれば、各メーカーが販売しているASMRに特化したイヤホンがおすすめです。
上下左右のどこから音が聞こえるか明確で、細かい音が聞こえやすい解像感の高さなど、専用にチューニングしてありますので安心してお使いいただけます。また、長時間でも聴きやすいように作られている製品もありますので、まずはASMR専用イヤホンから試してみましょう。
ASMR音源で重視したいポイントが、どの場所から音が鳴っているか明確で、いわゆる重低音サウンドのような低音域の広がりを感じられるタイプのものよりも低音域がタイトで聞き取りやすいものがおすすめです。
ASMR音源は繊細な音を集中して聞きたいですよね。イヤホンの場合はカナル型がおすすめです。イヤーピースで耳を塞ぎ、周囲の音の侵入を低減することで没入感が得られます。
ASMR音源の中でもリラックス効果や安眠効果がある音源は特に人気があります。寝ながらでも使いやすいようにイヤホンの本体を柔らかいシリコンで覆うことで横になっても痛くなりにくいイヤホンやコンパクトで耳に装着しやすいイヤホンも販売されていますので、ゴロゴロしながら使いたいのであれば、痛くなりにくいものを選びましょう。
ドライバー | BA型 | ドライバー数 | Sonion製プレミアムBAドライバー |
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形式 | カナル型 | 周波数応答範囲 | 10Hz-20KHz |
入力感度 | 104dB | インピーダンス | 24.5Ω(±10%, @1kHz) |
【商品情報】AZLA ASE-500 ASMR Lightning
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形式 | 密閉型 | ドライバー | 6.4mmφダイナミック型 |
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最大入力 | - | インピーダンス | 16Ω |
音圧感度 | 98dB | 再生周波数帯域 | - |
形式 | 密閉型 | ドライバー | ダイナミックドライバー |
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最大入力 | - | インピーダンス | 17Ω |
音圧感度 | 107 dB SPL/mW | 再生周波数帯域 | 21Hz - 17.5kHz |
【商品情報】SHURE SE215 Special Edition
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ドライバー | ダイナミック型 | ドライバー数 | 6mmφダイナミック |
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形式 | カナル型 | 周波数応答範囲 | - |
入力感度 | 101dB/mw | インピーダンス | 18Ω |
【商品情報】final VR3000 for Gaming
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音質 | 通話品質 | ||
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遮音性 | 装着感 |
ノイズキャンセリング | - | 外部音取込 | - |
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マルチポイント | - | 片耳モード | 対応 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX | 連続再生時間 | 最大5時間 、最大20時間(ケース込み) |
音質 | 通話品質 | ||
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遮音性 | 装着感 |
ノイズキャンセリング | 対応 | 外部音取込 | 対応 |
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マルチポイント | 対応 | 片耳モード | - |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 | 連続再生時間 | 最大8時間 (NCオン)、最大12時間 (NCオフ) |
【商品情報】SONY WF-1000XM5
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音質 | 通話品質 | ||
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遮音性 | 装着感 |
ノイズキャンセリング | 対応 | 外部音取込 | 対応 |
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マルチポイント | 対応 | 片耳モード | 対応 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 連続再生時間 | 最大9時間 、最大28時間(ケース込み) |
【商品情報】Anker Soundcore Liberty 4
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音質 | 通話品質 | ||
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遮音性 | 装着感 |
ノイズキャンセリング | 対応 | 外部音取込 | 対応 |
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マルチポイント | 対応 | 片耳モード | - |
対応コーデック | SBC、AAC、 aptX、aptX adaptive | 連続再生時間 | 最大5時間 、最大15時間(ケース込み) |
【商品情報】final ZE8000MK2
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
サウンド面で一聴して感じたのは、透明度の高い中高音域です。低音域にキレがあるので、音楽がより一層迫力を増します。クリアで見通しが良く、定位感も良いので映画やドラマを視聴する際にも人の話し声や水の音といった効果音もその場にいるような臨場感を感じます。密閉型のヘッドホンは側圧が強めのタイプが多いですが、ピッドホン2は、密閉性はありながら側圧はそこまで強く感じませんでした。
音質と装着感両面においてバランスが良いので、音楽はもちろん、映像作品を長時間楽しみたいという方にもおすすめしたいヘッドホンです。続きをみる
型式 | 開放型 | ドライバーユニット | Φ40mm ダイナミック型 |
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感度 | 93 dB/mW | インピーダンス | 32Ω |
連続再生時間 | 最大約22時間 | 充電時間 | 約3時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX HD | 質量 | 情報なし |
【商品情報】Hi-Unit 002-pnk [ピッドホン2]
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【商品情報】Austrian Audio Hi-X55
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
「イマーシブ・ミキシングのためのヘッドホン」といっても、いわゆるリスニング用途での使用ももちろん問題ありません。ウォーム方向に振ったフラット目なサウンドで、音場は左右よりも前後・上下方向へやや広さを感じさせます。後ろへの音の回り込みもしっかりと表現されるあたりは、このS5Xならではのキャラクター性が発揮されているポイントではないでしょうか。特にS5Xで聴いていて面白かったのが、ASMR音源の再生です。虫が自分のまわりを飛び回る羽音、背後でドアがきしみながらゆっくり開かれる音などは、一般的なヘッドホン以上にぞわぞわとした感覚を味わえます。続きをみる
【商品情報】OLLO Audio S5X
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