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2024.01.26
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Acoustune HS2000MX SHO-笙-MKIII レビュー | 高域・低域がさらに際立つサウンドへ特別感が加わったハイクラスモデル

Acoustune HS2000MX SHO-笙-MKIII レビュー | 高域・低域がさらに際立つサウンドへ特別感が加わったハイクラスモデル

Acoustune HS2000MX SHO-笙-MKIII のオーディオ専門店スタッフレビューです。CNC切削加工の純銀製チャンバーACT47を搭載、音場や定位感の良さを受け継ぎながら高域・低域が際立つサウンドへと進化した有線イヤホンを詳しく紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
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Acoustuneの「SHO-笙-」シリーズとは

Acoustune(アコースチューン)は2013年に設立されたイヤホンブランドです。そのAcoustuneが2021年11月に発売したフラッグシップモデルが「HS2000MX SHO -笙-」。医療グレードのポリマーバイオマテリアルを基本素材に使用した”ミリンクス振動板”に日本製ベリリウム薄膜加工ドームを組み合わせた複合構成ドライバーユニットの搭載、音響チャンバーユニットを交換することで異なる音質を楽しめる「Acoustune Capsule Technology(A.C.T)」システムの採用などが人気を集めました。

その後も、別売の音響チャンバーユニットが続々とリリースされたり、フレームカラーを赤にしたバリエーションモデル「SHO -笙- MKII」が登場(2023年)するなど、幅広く展開を続けています。

HS2000MX SHO -笙-の画僧
初代モデル「HS2000MX SHO -笙-」

その「SHO-笙-」シリーズに第3のモデルが登場します!それがこちらの「HS2000MX SHO-笙- MKIII」(以下「SHO-笙- MKIII」)です!

HS2000MX SHO-笙- MKIIIの画像
新モデル「HS2000MX SHO-笙- MKIII」

今回はこのSHO-笙- MKIIIについて、詳細と音質レビューをお送りしたいと思います。

HS2000MX SHO-笙- MKIIIのケースの画像

SHO-笙- MKIIIの特徴

イヤホン本体

まずは特徴的な外観から。初代モデルはブルー&シルバー、MKIIはレッド&グレーの鮮やかなハウジングカラーが特徴的でしたが、今回のSHO-笙- MKIIIではブラック&シルバーというカラーリングになっています。メカメカしいシャープなデザインはもちろんSHO-笙- MKIIIでも健在です。

SHO-笙- MKIIIのイヤホン本体の画像
カラーリングはブラック&シルバー

音響チャンバー交換システム

「SHO-笙-」シリーズ最大の特徴である音響チャンバー交換システム「Acoustune Capsule Technology(A.C.T)」も当然受け継がれています。このチャンバーユニットも、真鍮やステンレス、洋白などさまざまな素材で作られたものがリリースされてきましたが、今回のSHO-笙- MKIII付属チャンバーはなんとCNC切削加工の純銀製「ACT47」!”47”というのは、素材である銀の原子番号ですね。

内蔵するドライバーはもちろんシリーズ共通の”10mm径・日本製ベリリウム薄膜加工ドーム採用ミリンクスコンポジットドライバー”となっています。

なお、純銀の特性としてどうしても表面の酸化や黒ずみが発生してしまいますが、これは音質には影響しないとのことです。気になる場合は一般的な銀製品用クロスなどでお手入れすると良いかと思います。

SHO-笙- MKIIIの純銀製の音響チャンバーACT47の画像
純銀製の音響チャンバー・ACT47搭載

ケーブル

付属ケーブルは初代・MKII採用のARS100シリーズから大きくモデルチェンジ!Acoustune初となる3.5mmシングルエンド・4.4mmバランスプラグ交換式の「ARX500」ケーブルを採用しました。

コネクターや分岐部、プラグ部のメタルパーツには耐腐食性に優れたチタニウムを使用、線材には高純度OFC線8芯Braid構造を採用した太めのハイグレードケーブルとなっています。

SHO-笙- MKIIIのプラグ交換式ケーブルARX500の画像
プラグ交換式ケーブル「ARX500」が付属

プラグ

プラグはまっすぐ引き抜いて交換するタイプとなっています。

SHO-笙- MKIIIのプラグの画像
交換時はプラグをまっすぐ引き抜く

コネクタ

ケーブルコネクタはシリーズ伝統のPentaconn Earコネクタを採用しています。

SHO-笙- MKIIIのPentaconn Earコネクタの画像
Pentaconn Earコネクタを採用

イヤーピース

「SHO-笙-」シリーズといえば、左右に引き伸ばされたクラゲのようなダブルウイング形状をした「AEX50」をはじめとした豊富なイヤーピースが付属することでも知られています。

今回もこのシリコン系素材・SMP iFit製「AEX50(XS/S/M/L/XL)」のほか、一般的な形状でSMP iFit製の「AEX70(S/M/L)」、サラッとしたシリコン製の「AEX07(S/M/L)」、フォームタイプの「AET02(フリーサイズ)」が付属していますので、装着感や音質でお好みのものをご使用ください。

SHO-笙- MKIIIの付属イヤーピースの画像
付属イヤーピースは4種類

SHO-笙- MKIIIの音質レビュー

それではいよいよ音質チェックです。プレイヤーにはAsell&Kernのフラッグシップモデル・A&Ultima SP3000を組み合わせてみました。

SHO-笙- MKIIIとSP3000の画像
SHO-笙- MKIIIとSP3000

広大な音場、それぞれの音がバシッと決まる定位の良さ、スピード感など初代モデルの音質的な特徴はそのまま受け継ぎつつ、その中に若干の鋭さと伸びやかさを持った高域がひときわ存在感を放つというサウンドバランスになっています。

その一方で初代モデルとの違いを感じさせたのが低域表現で、”銀”という素材からするとちょっと意外なほど量感・質感ともひとまわり豊かになったような深みと重みが加わり、全体的にはややドンシャリ傾向へと変化したような印象です。

もうひとつ意外だったのが、付属ケーブルの変更による装着感の違いです。

今回のSHO-笙- MKIIIで採用されているケーブル ARX500 はかなり太めで正直なところ取り回しは良いとはいえず、もしかしたらイヤホン本体がケーブルに振り回されて動いてしまうのでは…?と心配していましたが、実際に装着してみると耳掛けのカーブがしっかりと形づくられているためかうまく耳に固定され、予想以上に安定して使うことができました。

ここはSHO-笙- MKIIIの低域表現とあわせて、先入観にとらわれず実際に試してみることで初めてわかるポイントではないでしょうか。

製品仕様

ドライバー ダイナミック型 ドライバー数 10mm 径日本製ベリリウム薄膜加工ドーム採用ミリンクスコンポジットドライバー
形式 カナル型 周波数応答範囲 10Hz-25KHz
入力感度 110dB/mW インピーダンス 24Ω@1kHz

【商品情報】Acoustune HS2000MX SHO-笙-MKIII

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Acoustune HS2000MX SHO-笙-MKIII

まとめ

Acoustuneのフラッグシップシリーズ第3弾となる最新モデル「SHO-笙- MKIII」は、

・CNC切削加工の純銀製チャンバー「ACT47」搭載
・ブランド初のプラグ交換式ケーブル「ARX500」付属
・音場や定位感の良さは受け継ぎつつ、高域および低域がさらに際立つサウンドバランス

と、ロングランシリーズならではの安定感にこのモデルだけの特別感が加わったハイクラスイヤホンに仕上がっています。

HS2000MX SHO-笙- MKIIIは本日よりご予約受付開始、発売は2月9日を予定しております。試聴機もさっそく店頭にご用意しておりますので、このシリーズをよくご存じの方も、今まで聴く機会がなかったという方もぜひお試しください。

なお、純銀製チャンバー「ACT47」とプラグ交換式ケーブル「ARX500」に関してはそれぞれ単品販売のご用意もありますので、初代およびMKIIのユーザーの皆様はぜひこちらをご検討ください。

ACT47は2024年3月上旬発売予定、ARX500はSHO-笙- MKIIIと同じく2月9日発売予定です。また、交換用チャンバーユニットを複数お持ちの方におすすめの専用ケース「AAC01」も2月9日に発売されますよ。

【商品情報】Acoustune ACT47 HS2000シリーズ用オプションチャンバー

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Acoustune ACT47 HS2000シリーズ用オプションチャンバー

【商品情報】Acoustune ARX500 Pentaconn Ear Long-3.5mm/4.4mm

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Acoustune ARX500 Pentaconn Ear Long-3.5mm/4.4mm

【商品情報】Acoustune AAC01 HS2000シリーズ用オプション・チャンバー収納ケース

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Acoustune AAC01 HS2000シリーズ用オプション・チャンバー収納ケース
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