Marshall Major V のオーディオ専門店スタッフレビューです。おしゃれなデザインと解像感のある低音サウンドで大人気のマーシャルヘッドホンにVが登場しました。強化された低音サウンドと最大100時間のロングバッテリーなど詳しく紹介します。
目次
Marshallとは
Major V の特徴
Major Ⅳ との比較
Major V の装着感
Major V の音質
まとめ
MARSHALL(マーシャル)は、世界を代表するイギリスのギターアンプメーカーです。1962年に初の自社製品となるギターアンプ「JTM45」を開発し、UKのライブハウスに採用されました。その後60年以上音楽ファンに愛され続けています。
そして、2009年からヘッドホンとスピーカーの開発をスタートし、Bluetoothスピーカーやワイヤレスヘッドホン・イヤホンなどのオーディオ製品を次々に発表。デザイン性の高さと重厚感のあるサウンドが広く受け入れられ、若者を中心に最も勢いがあるオーディオブランドのひとつです。
中でもスクエア型のヘッドホンMajor Ⅳは、解像感のあるサウンドとアタック感のある低音域、そしてデザイン性の高さから人気となりました。
【商品情報】Marshall Major IV
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そして、2024年6月オンイヤー型のヘッドホンMajorシリーズ第5弾 Major V が登場しましたので、詳しくレビューしていきます。
重さを前モデルのMajor Ⅳと比較すると約 165gから約 186g、約20g重くなっていますが、コンパクトなサイズ感に変化はありません。
折りたたむとかなり小さくなりますのでカバンに入れても邪魔になりにくいサイズ感です。
見た目でMajor Ⅳから変更となった点としては、耳を覆う部分(ハウジング)のデザインがMajor Ⅳではつるっとした表面でしたが、Major Vではギターアンプの意匠を模したシボ加工が施されています。手触りも少しザラザラしていて触り心地が良く感じます。
四角いオンイヤータイプの少し厚みのあるイヤーパッドです。弾力があるので装着したときに痛くなりにくいのもポイントのひとつです。
Major V の操作系ボタンは2点、再生・停止、音量操作、通話ができるコントロールノブとカスタム設定ができるMボタンです。
Mボタンに設定すれば、スマホにSpotifyアプリをインストールすることでスマホを操作しなくても音楽をランダムに再生できるSpotifyTapや、設定したイコライザーをボタンひとつで変更できます。手元で操作できるのは、やはり使い勝手が良く感じますね。
バッテリーは、Major Ⅳの最大約 80 時間の連続再生から最大約 100 時間の連続再生に変更されました。
ここで前モデル Major Ⅳと機能比較紹介します。
Marshall Major V | Marshall Major IV | |
![]() | ![]() | |
Bluetooth | Ver 5.3 | Ver 5.0 |
対応コーデック | SBC、AAC、LC3 | SBC |
連続再生時間 | 約 100 時間 | 約 80 時間 |
ノイズキャンセリング | 非対応 | 非対応 |
アプリ | 対応 | 非対応 |
Spotify Tap | 対応 | 非対応 |
設定Mボタン | 対応 | 非対応 |
重量 | 約 186g | 約 165g |
側圧はあまり強くないですが、外れやすいということはなく固定できます。耳の上に乗せるオンイヤータイプ、ノイズキャンセリング非搭載なので音漏れはしますが、小さいボリュームであれば外での使用も問題ないレベルです。
全体的なサウンド傾向はMajor Ⅳと変化しておらず、より低音域がグッと効いた迫力のあるサウンドに解像感のある中高音域が乗ってきます。
低音域が効いているためかボーカル域が少し後ろに感じますが、イコライザーの設定で変更できるので好みのサウンドにカスタマイズすることで音楽を好きなサウンドでお楽しみいただけると思います。
マーシャルブランドの特徴とも言えるロックギターの質感の再現性の高さも健在となっています。
【商品情報】Marshall Major V
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