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2024.07.31
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beyerdynamic VERIO 200 レビュー | 開放的な空間表現が楽しめる耳掛けイヤホン

beyerdynamic VERIO 200 レビュー | 開放的な空間表現が楽しめる耳掛けイヤホン

beyerdynamic VERIO 200をオーディオ専門店スタッフがレビューします。直径16.2mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載し、beyerイズムを感じさせるサウンドが特徴のブランド初のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンを紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
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beyerdynamicとは

beyerdynamic(ベイヤーダイナミック、以下「beyer」)は、今年ちょうど創立100周年を迎えたドイツの老舗オーディオメーカーです。創立100周年を記念して作られたアニバーサリーヘッドホン・DT 770 PRO X Limited Editionは、4月の発売以来いまなお人気を集めているモデルです。

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そんなbeyerから、今度はなんとブランド初となる”オープンイヤー”のワイヤレスイヤホンが登場します!それがこちらの「VERIO 200」です!

VERIO 200の画像
VERIO 200

今回はこのVERIO 200について、詳細および音質レビューをお届けします。

VERIO 200の特徴

カラー

まずはVERIO 200の特徴をご説明…といきたいところですが、実はこのVERIO 200、ブラック、クリーム、スポーツの3色のうち諸事情によりブランドカラーのブラック&オレンジを採用した「スポーツ」(写真右)のみ先行して発売されることとなりました。

なお、名前は「スポーツ」となっていますがとくに運動に適した仕様になっているわけではなく、カラーリング以外は他のブラックやクリームとまったく同じです。

今回のレビューでは後日発売予定の「クリーム」カラーを使用しています。

VERIO 2003種類の画像
一番右の「スポーツ」が先行発売されます

パッケージ

さてそれではパッケージ内容のご紹介といきましょう。イヤホン本体を納めた充電ケースに充電用USBケーブルのほかはマニュアル類のみ、という非常にシンプルな内容です。

VERIO 2003のパッケージとイヤホン本体の画像
パッケージ内容

充電ケース

こちらが充電ケースで、サイズ感としてはちょうど新品のセッケンくらいの大きさです。表面にはサラサラとした加工がされています。

VERIO 2003の充電ケースの画像
充電ケース

イヤホン本体

ケースを開くとイヤホン本体が姿を現します。

VERIO 2003の充電ケースを開いた状態の画像
ケースを開いた様子

マルチファンクションボタン

VERIO 200をはじめて使用する際は、イヤホンをケースに収めた状態でこちらの”マルチファンクションボタン”を長押ししてペアリングモードに入ります。もちろん一度ペアリングしてしまえば、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。

VERIO 2003のマルチファンクションボタン部分の画像
マルチファンクションボタン

イヤホン本体

こちらがイヤホン本体。VERIO 200は耳掛け式で、「オープンイヤー」や「オープンタイプ」と呼ばれる”耳をふさがない”タイプのイヤホンです。

「y」のブランドロゴが入った部分がタッチセンサーとなっていて、基本的な操作はここをタッチすることで行います。写真右側がリスナーの耳に接する部分で、音はこちらのメッシュ部分から出てきます。

バッテリー持続時間はイヤホン本体で約8時間、充電ケース併用でプラス27時間の計35時間使用が可能です。対応コーデックはAAC / SBC / aptX Adaptiveとなっています。

VERIO 2003のイヤホン本体の画像
イヤホン本体

ドライバー

内蔵するドライバーは直径16.2mmとかなり大口径のダイナミックドライバーです。防水性能はIP54で、これはあらゆる方向からの水しぶきを受けても機器が影響を受けないことを示しています。ちょっとした雨や汗ならまったく問題ありません。

VERIO 2003の内蔵ドライバーイメージ
16.2mm径ダイナミックドライバーを内蔵

専用アプリ

このVERIO 200には従来の公式アプリではなく、新しい専用アプリ「beyerdynamic」(iOS用・Android用)が用意されています。「beyerdynamic」アプリからは充電残量の確認やイコライザー設定の変更、タッチ操作の設定などのほか、ファームウェアのアップデートも行います。ただし、残念ながら現時点では表示が英語か中国語にしか対応してないようです。

VERIO 2003の専用アプリのイメージ
専用アプリ・beyerdynamic

VERIO 200の音質レビュー

それではVERIO 200の音質を確認してみたいと思います。今回はスマートフォンとaptX接続し、サブスク音源を何曲か聴いてみました。

VERIO 2003とスマートフォンを接続

VERIO 2003とスマートフォンの画像
VERIO 200とスマートフォン

キレの良いシャープな高域とやや厚みのある中域、芯のある低域で構成されたサウンドで、オープンイヤーという形式からすると意外なほど密度感を感じさせる音づくりになっています。

特に低域は構造上どうしても量感は少な目になってしまうものの、しっかりとした質感を味わえるかと思います。逆に音場の広がりは当然ながら閉塞感などまったくなく、ヌケのよい開放的な空間表現が楽しめるイヤホンです。

正直なところ、この構造ではいわゆる「beyerらしさ」は再現できないのでは…?と想像していましたが、大口径のダイナミックドライバーと巧みなチューニングにより、みごとに伝統のbeyerイズムを継承したオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンが誕生しました。

一方で、どうしてもある程度の音漏れは避けられないので公共の場での使用には充分な注意が必要です。また、外部の音もそれなりに聴こえるかなと思いましたが、予想以上に再生音がしっかりしているのでどうしても音楽の方に気が取られてしまうので”ながら聴き”での使い方はちょっと難しいかもしれません。

製品仕様

ドライバー6mmダイナミック型Bluetoothver.5.3
ノイズキャンセリングオープンタイプのため非搭載マルチポイント対応
対応コーデックaptX Adaptive、AAC、SBC防滴・防水IP54
充電時間約1.5時間連続再生時間約8時間(ANC オン) 、約27時間(充電ケース使用時)

【商品情報】beyerdynamic VERIO 200

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beyerdynamic VERIO 200

まとめ

ドイツを代表するオーディオブランドの一角・beyerdynamicによるオープンイヤーモデル「VERIO 200」は、
・ブランド初のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン
・耳掛け式だからこそ実現できた、直径16.2mmの大口径ダイナミックドライバー搭載
・キレの良いシャープな高域に厚みのある中域、芯のある低域の”beyerイズム”を感じさせるサウンド

と、設立100周年を迎えた老舗ブランドによる新しいチャレンジを印象づけるユニークなワイヤレスイヤホンとなっています。

VERIO 200は現在スポーツカラーのみご予約受付中、、発売は8月9日を予定しております。店頭デモ機(クリームカラー)も本日より展示開始しておりますので、ぜひ一度お試しください!

なお、ブラックおよびクリームの各カラーにつきましても発売日が決定次第、ご予約受付を開始しますのでこちらは今しばらくお待ちください。

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