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2021.05.21
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【試聴レビュー】これからの音楽配信サービスを楽しむなら必携?!小型USB-DACの新顔・Shanling UA2

【試聴レビュー】これからの音楽配信サービスを楽しむなら必携?!小型USB-DACの新顔・Shanling UA2

各社音楽配信サービスがロスレス対応・料金改定など大きな変化を迎えているここ数日ですが、そこで必要なのが外付けの小型USB-DAC。今回はShanlingから発売されるUA2をご紹介します。

■この記事の監修 フジヤエービック
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Shanling(シャンリン) とは

Shanling(シャンリン)といえばちょうど本日5月21日、ポータブルプレイヤーの新作・M6 Ver.21の発売を迎えた中国・深センのオーディオメーカーです。おかげさまでM6 Ver.21は先週のご予約受付開始以来、大変多くのご予約やご試聴をいただいております。

本日発売のM6 Ver.21
本日発売のM6 Ver.21

そんなShanlingから、本日また新製品の正式発表が!それが先日のヘッドフォン祭ONLINEでもご紹介した、小型USB-DAC・UA2です!

Shanling UA2
Shanling UA2

UA2の外観

こちらがUA2!といってもこの写真ではちょっとサイズ感がわかりにくいですかね?それでは付属品と並べて…

UA2本体
UA2本体

これではいかがでしょう?上からUA2本体、Type-C→A変換アダプタ、両端Type-CのUSBケーブルとなりますが、真ん中のUSB端子の大きさからおおよそのサイズ感がお分かりいただけるのでは?今回のUA2はケーブルが着脱式になっていることもあり、非常に小さく感じます。UA2本体のUSBコネクタももちろんType-C。

UA2本体(USBコネクタ側)
UA2本体(USBコネクタ側)

Type-C端子がやたら大きく見えるこのサイズ感。イヤホンジャック側から見るとこんな感じです。

UA2本体(イヤホンジャック側)
UA2本体(イヤホンジャック側)

そう、ご覧の通りUA2は2.5mmバランス端子も搭載しています。2.5/3.5の2種類の端子を搭載しながらこれだけコンパクトなので、たとえばイヤホンケースの端にちょっと入れておく、なんていう使い方もできそうです。

UA2の変更点

前モデルとなるUA1との変更点としては先に挙げた
・ケーブル着脱式になった
・2.5mmバランス端子搭載
の他にも、内部的な変更点として
・DACチップがESS ES9038Q2Mに変更
・PCM768kHz/32bitおよびDSD512対応(UA1はPCM384kHz/32bitおよびDSD256対応
・最大出力レベルがバランス接続で195mW@32Ωに(UA1は80mW@32Ω)
・本体側面に「UABモードボタン」を装備
といったものがあります。

「UABモード」というのはUA2を"USB Audio Class 1.0"機器として認識させる場合に使用するもので、Android OSのバージョンが古い端末や一部ゲーム機などで使用しますが、通常はそのままUSB端子に差し込めば使用可能です。スマートフォンに接続した様子がこちら。

UA2とAndroid端末
UA2とAndroid端末

あとは複雑な設定等も不要、音楽再生アプリや動画アプリ、ゲームアプリなどを立ち上げると接続したイヤホン・ヘッドホンから音が出ます。ボリューム調整はスマートフォン本体のボリュームボタンで行う形です。
また、Shanlingの提供するAndroidアプリ「Eddict Player」を使用すれば、UA2のゲイン切り替えやDACフィルターの変更、左右バランス調整など細かい設定も可能となりますよ。
…と、ここまで読んでお気づきの方も多いかと思いますが、接続端子がUSB Type-C(同梱のアダプタでType-Aに変換可能)になっているのでこのままではAndroidスマホやPCでしか使用できません。
「またiPhoneユーザーは蚊帳の外か、せっかくApple Musicもロスレス対応が始まるのに…」と思った方、ご安心を。

購入特典のType-C to Lightningミニケーブル
購入特典のType-C to Lightningミニケーブル

UA2の音質

ハイレゾ再生アプリ、ストリーミングアプリ、ゲームアプリなどいろいろなアプリで試聴してみましたが、UA2の音質としては「中低域の力強さと柔らかな低域」が特徴として挙げられるかと思います。

解像感の高さはほどほどで、いわゆるカリカリという感じはないもののハイレゾ音源ならではのS/Nの高さや楽器の鳴り分けなどはしっかりと感じ取れるレベルです。2.5mmバランス接続ではその力強さがさらにパワーアップ。とはいえ音の柔らかさはそのままなので、変に味付けが濃くなって聴きづらくなるようなこともなく、ほどよい濃密さとともに分離感も向上するようなイメージです。ボーカルものや音声中心の音源、ボイス満載のゲームなどに最適な音作りであると感じました。

なお、特典のType-C to Lightningミニケーブルを使ってiPhoneのハイレゾ対応アプリ(今回はNePlayer)から96kHz/24bitのハイレゾ音源を再生したところ、しっかりと88.2/96kHz再生中を示すグリーンのランプが点灯しました。

ランプの色で再生中のサンプリングレートを表示
ランプの色で再生中のサンプリングレートを表示

製品仕様

本体サイズ:

54 x 18 x 9mm

重量:

約 12.6g

シングルエンド出力特性値
出力レベル:

2V @ 32Ω (125mW@32Ω)

周波数特性:

20Hz-50kHz (-0.5dB)

THD+N:

0.0008% @ 32Ω (A 特性 @ 0.5V)

ダイナミックレンジ:

122dB @ 32Ω (A 特性)

S/N 比:

121dB @ 32Ω (A 特性)

クロストーク:

76dB @ 32Ω

出力インピーダンス:

<0.8Ω

バランス出力特性値
出力レベル:

2.5V @ 32Ω (195mW@32Ω)

周波数特性:

20Hz-50kHz (-0.5dB)

THD+N:

0.0008% @ 32Ω (A 特性 @ 0.5V)

ダイナミックレンジ:

120dB @ 32Ω (A 特性)

S/N 比:

116dB @ 32Ω (A 特性)

クロストーク:

109dB @ 32Ω

出力インピーダンス:

<1.6Ω

製品内容物:

UA2 本体 x1
USB-TypeC to C ケーブル x1
USB-TypeC to A コネクタ x1
クイックスタートガイド x1
保証書 x1

まとめ

Apple Musicのロスレス対応、それに影響されたかのようにアメリカのAmazon Music HDの値下げも発表されました(日本国内の対応は未定)。また、360 Reality Audio(360RA)などの立体音響技術も注目を集めている中、スマートフォンで音楽や音声コンテンツを楽しむ機会は今後ますます増えていくのではないでしょうか。こちらのShanling UA2は本日よりご予約受付および試聴機展示を開始しております!発売は5月28日(金)、スマートフォン本体にイヤホン端子が搭載されないケースが多い今、このUA2を持っておくといろいろなケースで活躍してくれるはずですよ。

春のヘッドフォン祭2021 ONLINE「MUSIN」Shanling特集でShanling UA2をご紹介いただいています!
【youtube動画】

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