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2024.09.20
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Shanling M1 Plus レビュー | エッジの効いたサウンドが楽しめるコンパクトDAP

Shanling M1 Plus レビュー |  エッジの効いたサウンドが楽しめるコンパクトDAP

Shanling M1 Plusのオーディオ専門店スタッフレビューです。ESS社の省電力ハイパフォーマンスDACチップ「ES9069Q」を搭載し、シャープかつスピード感のあるサウンドが特徴の持ち歩きやすいコンパクトDAPを紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
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ShanlingのMシリーズとは

Shanling(シャンリン)は設立36周年の歴史を持つ中国のオーディオブランドです。

小型USB-DACのUAシリーズやポータブルヘッドホンアンプのHシリーズなど多彩なモデル展開を繰り広げているブランドですが、中でも一番人気のあるジャンルといえばやはりポータブルオーディオプレイヤー(DAP)の”M”シリーズ。

今年5月にはミドルクラスモデルの「M5 Ultra」をリリース、こちらも高い人気を誇っています。

Shanling M5 Ultra レビュー | シャープでエッジの効いたフォルムとサウンド

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 Shanling M5 Ultra レビュー | シャープでエッジの効いたフォルムとサウンド ブログイメージ

そのShanling Mシリーズに最新エントリーモデルが登場します!それがこちらの「M1 Plus」です!

新モデル・M1 Plus
新モデル・M1 Plus

今回はこのM1 Plusについて、詳細および音質レビューをお届けいたします。

M1 Plusの特徴

パッケージ

M1 Plusのパッケージ内容がこちらです。ディスプレイ保護フィルム、充電およびデータ転送用のUSBケーブル、マニュアル類と非常にシンプル。

なお、残念ながら専用ケースは後日改めて販売予定とのことで、現時点ではご用意がありません。

M1 Plusのパッケージ内容
M1 Plusのパッケージ内容

デザイン

M1 PlusはM5 Ultraゆずりのシャープな印象を受ける”エッジデザイン”を採用、非常に角ばったボディが特徴です。サイズはタテ86mm × ヨコ61mm × 厚さ17mm、3.2インチ(320×480)のタッチディスプレイを搭載しています。

カラーはブラックおよびシルバーの2色展開で、今回のレビューではブラックを使用しています。

シャープな印象を受けるエッジデザイン
シャープな印象を受けるエッジデザイン

前モデルM5 Ultraと比較

M5 Ultraと並べてみた様子がこちらです。右のM1 Plusにはスクリーン下にブランドロゴがプリントされているという違いはありますが、ほぼそのままギュッとコンパクトにしたような印象ですね。

左:M5 Ultra、右:M1 Plus
左:M5 Ultra、右:M1 Plus

本体右側

M5 Ultraの右側面にはボリュームノブのみが配置されています。このボリュームノブは電源ボタンも兼ねており、長押しで電源ON/OFFを行います。

右側面
右側面

ちなみにボリュームノブ周辺にはライティング機能も備えられています。これは設定からグリーン・ブルー・機能オフが選択可能なほか、充電中はレッドに点灯します。

アトモスフィアランプ
アトモスフィアランプ

本体左側

左側面には「戻る」「再生」「進む」の3つのボタンを配置。

左側面
左側面

本体上部

本体上部には4,4mmバランス端子と(写真では黒くつぶれてしまっていますがその右に)3.5mmシングルエンド端子が並びます。

本体上部
本体上部

本体下部

本体下部にはmicroSDカードスロットと、Type-CのUSBコネクタを配置しています。

本体下部
本体下部

microSDカードスロットはカバーのないタイプですので、取り出し時にはmicroSDカードの飛び出しにご注意ください。

なお、M1 Plusは内蔵ストレージを持っていないため、音楽データはすべてmicroSDカードに格納して読み込む必要があります。

カードスロットはカバーなし
カードスロットはカバーなし

Shanling独自OS「MTouch 2.0」搭載

M1 PlusはOSにAndroidではなく、Shanling独自の「MTouch 2.0」を搭載しています。

電源ONから操作可能になるまでの速さ、タイル状のメニューアイコンや画面上部をスワイプすることで現れるサブメニュー、ストリーミングサービスはTIDAL(日本でのサービス提供なし)にのみ対応している点など、基本的にはM5 Ultraと使い勝手は変わりません。Shanling公式アプリ「Eddict Player」からSyncLinkで接続することで、スマートフォンから操作可能なところも同じです。

USBデジタル出力機能も備えているので、Shanling H2やH5といったポータブルアンプと接続することも可能です。

タイル状のメニュー画面
タイル状のメニュー画面

DACチップ

M1 Plusが搭載するDACチップは、ESS社の省電力ハイパフォーマンスDACチップ「ES9069Q」です。より強力なデジタル・アナログ性能と低消費電力制御を実現し、芯のあるパワフルなサウンドを実現しています。

そのほか、アンプ回路には低ノイズ・ハイスピードレスポンスに定評のあるSG Micro社製「SGM8262-2」をデュアルで採用、661mW @32Ω(バランス端子)というハイパワー出力設計となっているほか、ELNA製 SilmicⅡシリーズ47μF電解コンデンサを4基採用し、温かみのある滑らかなサウンドを生み出しています。

ESS社のDACチップ・ES9069Q搭載
ESS社のDACチップ・ES9069Q搭載

M1 Plusの音質レビュー

それではM5 Ultraの音質チェックです。今回は以前おこなったM5 Ultraのレビューと比較できるよう、Shanlingの2ダイナミック・3BAイヤホン「ME600」で試聴してみました。

Shanling M1 Plus と ME600を接続

M1 PlusとME600
M1 PlusとME600

【商品情報】Shanling ME600

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Shanling ME600

シャープかつスピード感のあるサウンド、アタック感のある中低域と引き締まった低域など全体的な印象はM5 Ultraと非常に似ているように感じますが、高域はこのM1 Plusの方が刺さりが少なく聴きやすいかもしれません。さすがに解像感・立体感などはM5 Ultraの方が有利ではあるものの、まとまり感の良さからボーカルはむしろM1 Plusの方がより際立つようです。

なにしろ名刺よりひとまわり大きい程度というコンパクトさなので、気軽に持ち運ぶDAPとしてはもちろん、ポータブルアンプやDACなどと組み合わせるための出力元として活用するのも面白いのではないでしょうか。

製品仕様

DACチップESS ES9069Qサイズ86×61×17mm
重量約116gディスプレイ3.2インチ320×480 HDタッチスクリーン
OS独自OSGain機能High / Low
出力3.5mm Phone Out / Line Out / SPDIF Coaxial
4.4mm Phone Out / Line Out
BluetoothVer 5.2

【商品情報】Shanling M1 Plus

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Shanling M1 Plus

まとめ

Shanlingの最新エントリーDAP「M1 Plus」は、
・上位モデルM5 Ultraゆずりのシャープな”エッジデザイン”を採用したコンパクトサイズ
・パワフルなサウンドを実現するESS社の省電力ハイパフォーマンスDACチップ「ES9069Q」搭載
・シャープかつスピード感のあるサウンドでボーカルの映える音作り

と、小型DAPならではのさまざまな使い方が楽しめるポータブルプレイヤーとなっています。

M1 Plusは本日よりご予約受付開始、発売は9月27日予定となっております。店頭試聴機もさっそくご用意しておりますので、ぜひこの小型ながらエッジの効いたサウンドを店頭でご確認ください!

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