ワイヤレスイヤホンとは、スマホやオーディオプレーヤー、PCなどのデバイスとBluetoothで接続して使用するケーブルがないイヤホンのことです。ケーブルがないため、絡まったり引っ掛けて外れたりなどの煩わしさがない快適さから人気となり、今ではイヤホンの定番となりました。

ワイヤレスイヤホンは、ノイズキャンセリングや通話マイク、スマホに対応アプリがあればイコライザーの変更が可能といったさまざまな機能が搭載されていることも特徴です。その機能性の高さも人気の理由といえるでしょう。

人気の高さから各メーカーから多種多様なワイヤレスイヤホンが販売されています。その中から気に入ったものを選ぶのは大変ですよね。基準となる選び方を紹介します。

まずひとつ目は、「どんな時に使用するか」です。通勤・通学の電車やバスで使用するのであれば、ノイズキャンセリング機能搭載がおすすめですし、屋外でのスポーツ時に使用したいのであれば耳を塞がないオープンイヤーのものがおすすめです。まずは、どんな時に使用するかを考えてみることが失敗しないコツです。

重視したいポイントも人それぞれなのではないでしょうか。高音質で音楽を聴きたい、外で使用するので防水タイプが良いなど、特にこだわりたいことを考えてみましょう。

サウンドは最も好みのわかれるポイントかもしれません。ノリノリで音楽を楽しみたいから重低音を重視したい、クラシック音楽が好きなので繊細なサウンドが良いなど、ぜひ好みのサウンドのワイヤレスイヤホンを見つけてほしいと思います。

▼ワイヤレスイヤホンの選び方、Q＆Aについては別途記事で解説していますのでこちらも合わせてご覧ください。

イヤホンは、本体内に内蔵されたドライバーからスピーカーを通して音を鳴らします。ワイヤレスイヤホンと有線イヤホンはその音を出すための音を伝達する仕組みと電源系統に違いがあります。有線イヤホンはケーブルを通して音と電流を流しますが、ワイヤレスイヤホンは無線で音の信号を受信、内蔵された電池によって動かします。

ワイヤレスイヤホンと有線イヤホンの違いは、簡単に言うとケーブルがあるかないかの違いとなります。

ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothで音楽信号をやり取りする際にはデータ量をなるべく少なくするために「人間には聴こえない、あるいは聴こえなくても問題ない」とする部分の音の帯域をカットしています。

そのため、有線イヤホンの方が音質としては高音質といえるでしょう。しかし、近年のワイヤレスイヤホンは非常に音質が向上していますので、好みのわかれるところです。

ワイヤレスイヤホンは、スマホアプリと連携してイコライザーを変更したり、装着性を確認したりといった機能性の高いモデルが発売されています。有線イヤホンの一部にはUSB接続することでチューニングが可能なイヤホンも販売されていますが、機能面ではワイヤレスイヤホンの方が高いです。

▼有線イヤホンのおすすめは別途記事で紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。

ノイズキャンセリングとは、簡単に言うと周りの騒音をカットする機能のことです。周囲の騒音を聴きたくないという場面で使用できることはもちろん、音量を上げ過ぎなくてもクリアな音質で聴き取れるので耳にも優しいことも選ばれる理由のひとつです。

内蔵されたマイクで外部の音を収集、デジタル処理により雑音を打ち消す音を発生させてノイズキャンセリングする方式をアクティブノイズキャンセリング、イヤホンを耳に密着させるなどして外部の音が耳に入って来るのを防ぐ方式がパッシブノイズキャンセリングです。

特にノイズキャンセリング性能が高く人気のワイヤレスイヤホンといえば、AirPods ProやSONY WF-1000XM5が代表格となりますが、その他にも密閉感がなく、自然なノイズキャンセリングや音質を重視するために軽いノイズキャンセリングのものなど各メーカー・製品によってさまざまです。

▼ノイズキャンセリングイヤホンのおすすめは別途記事で紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。

ワイヤレスイヤホンに内蔵されているバッテリーの寿命は平均約2年から3年と言われています。ワイヤレスイヤホンは、充電することで何度も繰り返し使う仕組みになっていますが、内蔵しているバッテリーには寿命があり、何度も充電を繰り返していると劣化し、次第に充電ができなくなるとワイヤレスイヤホンも使用できなくなります。

▼ワイヤレスイヤホンの寿命については別途記事で解説していますのでこちらも合わせてご覧ください。

イヤホンの耳垢や皮脂汚れがイヤホンの音が出る部分に汚れが溜まると音が聞こえにくくなってしまったり、故障の原因となってしまうことがあります。金属でできているイヤホンプラグや充電するための接点部分が錆びていたり、汚れたりしていると、接続が悪くなって適正に再生されなくなったり、きちんと充電がされないということがありますので、こまめに掃除・お手入れを心がけましょう。

▼ワイヤレスイヤホンのメンテナンス方法は別途記事で解説していますのでこちらも合わせてご覧ください。

ワイヤレスイヤホンは人気が高く、各メーカーが次々に新しい技術を搭載した製品を発売しています。最新モデルは、そういった新しい技術を採用しているものが多いため、迷ったら新しいモデルがおすすめです。

▼最新のおすすめワイヤレスイヤホンは、別途記事で紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。

ワイヤレスイヤホンの価格は、高機能・高音質なハイクラスのモデルで3万円から4万円台、低価格帯のモデルで3千円から1万円、機能性も音質も普段使用しやすいモデルで1万円から2万円台となっています。

高額なイヤホンだからといって必ずしも良し悪しが決まるものではなく、重視したいポイントに合ったものを選べば安価なイヤホンでも満足のいく製品が見つかります。

▼別途記事で高コスパでおすすめのワイヤレスイヤホンを紹介していますのでぜひこちらも参考にしてください。

イヤホンメーカーはSONYやオーディオテクニカなどの国内メーカーだけでなく、SENNHEISERやBOSEなどの海外メーカーを含めてたくさんあります。イヤホンメーカーによってイヤホンの特徴や音質は様々です。まずはメーカーの特徴を掴んで好みのメーカーを選んでみてください。

▼別途記事でイヤホンメーカーの特徴と音質傾向を紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

iPhoneで音楽や映像作品を楽しむためにイヤホンは欠かせないアイテムのひとつです。しかし、iPhoneにはイヤホンジャックが装備されていません。

そのためApple純正のAirPods Proをはじめワイヤレスイヤホンの使用が主流となっていますが、その他にもLightning（USB type-C）接続の有線イヤホンを有線接続して使用する方法があります。

特に高音質で楽しみたいという方におすすめなのは、DAC（Digital to Analog Converter/デジタルトゥアナログコンバーター）を搭載したBluetoothレシーバーなどを通して聴く方法です。

▼別途記事でiPhoneにおすすめのイヤホンを紹介していますのでこちらも参考にしてください。

圧倒的人気のワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」をはじめとするAppleのワイヤレスイヤホンシリーズAirPodsシリーズは、他のイヤホンとの違いとしてiPhoneやiPadなどApple製品との相性の良さが挙げられます。

iPhone、iPad mini、Macの3台同時に切り替えが可能なマルチポイントや、iPhoneの「探す」機能を使用できるといったiPhoneと組み合わせて使用できる機能性の高さが選ばれる理由のひとつとなっています。

▼別途記事でAirPods Proと他社のワイヤレスイヤホンを音質比較を紹介していますのでこちらも参考にしてください。

ワイヤレスイヤホンの選び方やノイズキャンセリング機能、人気のワイヤレスイヤホンについて解説しました。

ワイヤレスイヤホンは、ケーブルが無く手軽に使用できるため人気があります。人気ゆえにたくさん販売されているため選ぶことが大変ということもあります。ワイヤレスイヤホンは何を重視したいかを事前に考えておくことが重要です。

この記事で紹介した内容を意識してぜひお気に入りのワイヤレスイヤホンを見つけてください。