高機能で高額なものはちょっと、という方に1万円前後の完全ワイヤレスイヤホンで迷ったらSONYの新作「WF-C500」がおすすめです!その理由と商品の特徴を試聴レビューを交えてご紹介します。
オーディオからゲームまで数多くのヒット製品を世に送り出す、言わずと知れた国内メーカーのSONYから完全ワイヤレスイヤホンの新作が登場!SONYの完全ワイヤレスイヤホンといえば、今年6月に発表された「WF-1000XM4」。
完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM4は待望のLDACに対応!圧縮音源をハイレゾレベルにアップスケーリングする「DSEE HX Extreme」機能やノイズアイソレーションイヤーピース専用のスマホアプリを使うことでいま装着しているイヤーピースでしっかり密閉されているかをチェックできる機能など多彩な機能が満載、今年上半期に最も注目を集めた機種です。
【商品情報】SONY WF-1000XM4
» 詳細を見る
【試聴レビュー】SONYの最新完全ワイヤレスイヤホン・WF-1000XM4はこんなにもスゴかった!待望のLDACにもついに対応!
» こちらの記事を見る
MP3やAACなどの圧縮音源は圧縮によって高音域などの微小な音が失われてしまいます。「WF-C500」には、その圧縮音源をCD音質相当までにアップスケーリングする「DSEE」機能が搭載されています。
専用アプリをインストールして設定をすればイコライザー調整が可能です。既に値が設定されてあるデフォルトと、自分で値を設定するカスタムがあり、お好みの音質に調整して音楽をお楽しみいただけます。
Bluetooth信号を左右のイヤホンがそれぞれ同時に受信する方式を採用しており、一度片側のイヤホンで受信してからもう片方に送信するリレー伝送方式に比べて安定性が高く、混雑した場所などでも音が途切れにくく接続が安定します。WF-1000XM3よりも改善されているとのことです。
充電ケースは35gと軽量でコンパクトですが、イヤホン単体で10時間、ケース併用で合計20時間再生可能。使用状況にもよりますが、例えば電車やバス通勤、通学で往復2時間でも1週間以上お使いいただけます。充電回数が少なくすむのは嬉しい仕様ですね。
イヤホン本体の形状は全体積を小型化した上で耳からの出っ張りを抑えた形状にすることで耳が小さめの方でも快適なコンパクト設計になっています。安定感はどうなの?と心配になりますが、エルゴノミック・サーフェース・デザイン(接触面を増やし装着安定性を図ったデザイン)により軽量で快適な装着感を実現しているとのことです。
※装着感については後述のレビューをご覧ください。
アイスグリーン、コーラルオレンジ、ホワイト、ブラックの4色展開で人気のくすみカラーを採用しています。
近年のトレンドカラーのアイスグリーン。イヤーピースもグリーンで統一されています。
【商品情報】SONY WF-C500 GZ
» 詳細を見る
明るいけど落ち着いたコーラルオレンジ、こちらもイヤーピースは同色で統一されています。
【商品情報】SONY WF-C500 DZ
» 詳細を見る
オフホワイトよりは少しだけグレーとベージュが混ざったような白です。
【商品情報】SONY WF-C500 WZ
» 詳細を見る
マットなブラックで指紋や汚れが目立ちにくい色味です。
【商品情報】SONY WF-C500 BZ
» 詳細を見る
WF-1000XM4と同様にパッケージ素材はプラスチックフリーを実現し、コンパクトなサイズになっています。
同梱のイヤーピースのサイズはSS、M、LL。イヤーピースを固定する資材も紙素材でできています。
充電ケースの蓋は透明のプラスチックになっています。コンパクトで軽く、ポケットに入れてても気にならないくらいのサイズ感です。イヤホンをケースに収めるとしっかり磁石でくっつくので、裏返しにして軽く振っても落ちません。「蓋を開けたままカバンに入れてしまった」なんて時でも無くしにくいのではないでしょうか。
イヤホン本体は5.4gで非常に軽く感じます。
今回レビューをお送りしている担当Cは耳が小さめで通常のカナル型イヤホンだとサイズが大きくはまりにくいので、SSサイズのイヤーピースを選んで装着しました。耳珠(外耳道の入り口にある出っぱり)が支えになり、丸い本体が耳の穴にピッタリ収まります。多少首を振っても取れることはありません。また、軽いので長時間装着しても疲れにくいのではないでしょうか。
6畳ほどの室内でiPhone 12にBluethooth接続してLINE通話テストをしました。通話相手の声がクリアで聞きやすいです。スマホを置いたまま6畳の部屋から隣の部屋に移動しても途切れずに通話ができました。家事などで動き回る場合でも多少の移動は問題なさそうです。
それでは、音質レビューに移りたいと思います。iPhone 12をAppleMusicのロスレス設定をした上でBluethooth接続し、音質チェックします。
Bluetoothに接続すると専用アプリが立ち上がり、設定ができますが、今回はイコライザーの設定は変更せずに視聴しました。
まず印象に残るのが空間の広がりです。ふわーっと全体に広がってきて心地よく響き、SONYらしい音という印象です。アコースティックギターの音も粒それぞれがクリアに聴こえますがキンキンと鳴りすぎる印象はなく気持ちいいところに収まり、重低音も出すぎることもなく聞きたい音がちょうどよく聞こえます。
楽器の音がしっかり聞こえる分ボーカルが前に出すぎることがないのでPOP、EDMはもちろんですがメタルやロック、その他あらゆるジャンルの音楽に合うのではないでしょうか。
ワイヤレスイヤホンはどうしてもデジタル処理をするのでリマスターしていない古い音源などを聴くときに物足りなさを感じることもあったのですが、配信音質の向上とワイヤレスイヤホン技術の向上でその心配は要らないのでは、と思わせるイヤホンです。
NC・外音取込 |
- |
||
---|---|---|---|
音質 |
DSEE |
||
ドライバー |
5.8mm |
||
本体バッテリー |
10時間 |
||
ケース込みバッテリー |
20時間 |
||
対応コーデック |
SBC,AAC |
||
接続性 |
左右同時伝送方式 |
||
防水 |
IPX4 |
||
本体の重さ |
約5.4g |
||
ケース重量 |
約35g |
高機能で高額なものはちょっと、という方にノイズキャンセリング、外音取り込み、ハイレゾなどの機能は付いていないものの、おしゃれでコンパクト、装着感も良く音質も良い。1万円前後のご予算で迷ったら「WF-C500」おすすめです。
【商品情報】SONY WF-C500 GZ
» 詳細を見る
【商品情報】SONY WF-C500 DZ
» 詳細を見る
【商品情報】SONY WF-C500 WZ
» 詳細を見る
【商品情報】SONY WF-C500 BZ
» 詳細を見る