フジヤエービック

 

分類

分類

  •   
2021.10.08
専門店・プロレビュー,

【試聴レビュー】Meze Audio Elite 登場!噂の最新フラッグシップヘッドホン、唯一無二のデザインと音質に迫ります。

【試聴レビュー】Meze Audio Elite 登場!噂の最新フラッグシップヘッドホン、唯一無二のデザインと音質に迫ります。

アントニオ・メゼ氏率いるルーマニアのヘッドホン/イヤホンブランド・Meze Audioから待望の最新フラッグシップヘッドホンが登場!今回はこの「Elite」について音質レビューとともにお伝えします。

▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
フジヤエービックは販売・下取・買取をWEBサイトでスピード対応。1,000点以上の中古在庫検索、最新のヘッドホン・イヤホンの購入、オーディオプレーヤーやハイレゾ対応機器などのお悩み相談、下取・買取についてなどお気軽にお問い合わせください。

▶SHOP INFORMATION
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
オンラインストアは こちら

Meze Audioとは

Meze Audio(メゼオーディオ)はオーディオブランドとしては珍しい、ルーマニアで設立されたメーカーです。
工業デザイナーでもある創設者アントニオ・メゼ氏によって生み出されたデザインは、オーディオの枠を超えて各方面から非常に高い評価を受けています。

秋のヘッドフォン祭2018に来日したアントニオ氏
秋のヘッドフォン祭2018に来日したアントニオ氏

また、Meze Audioの名を一躍トップブランドの一角に押し上げたヘッドホンといえば、上の写真でアントニオ氏が試作機を手にしている「Empyrean」です。
こちらは今もなお人気モデルのひとつとなっています。

Empyrean(ジェットブラックモデル)
Empyrean(ジェットブラックモデル)

Meze Empyreanの実力に迫る!本番モデル試聴レビュー

» こちらの記事を見る

イメージ

そのEmpyreanをさらに進化させ、新たな境地へとたどり着いた最新フラッグシップモデルがついに登場!その名も「Elite」です!

Meze Audioの最新フラグシップモデル・Elite
Meze Audioの最新フラグシップモデル・Elite

今回はこのEliteの詳細を探りつつ、実機を試聴しての音質レビューをお届け致します。

【商品情報】Meze Audio Elite

» 詳細を見る

イメージ

Meze Audio Elite開封!

まずは外箱から拝見…お、この箱の模様はEmpyreanのハウジンググリルと同じ幾何学模様!

外箱には持ち運び用のハンドルもついています
外箱には持ち運び用のハンドルもついています

外箱を開けるとこれまたファンにはおなじみのハードケース。真ん中には「EMPYREAN Elite」のモデル名が。

おなじみのハードケース
おなじみのハードケース

ハードケースを開けるとようやくElite本体が登場!
今回の付属品は、Empyrean初期モデルに付属していたものと同じスタンダードケーブル(6.3mmプラグ)およびイヤーパッド2種となります。

しっかりとケースに収められたElite
しっかりとケースに収められたElite

Meze Audio Eliteの外観チェック

改めまして、こちらがMeze Audioの最新フラグシップモデル・Eliteの姿です。

Meze Audio Elite本体
Meze Audio Elite本体

ハウジングのデザインは幾何学模様

ドライバを格納するケースなどに素材の違いはありますが、デザインとしてはEmpyreanを踏襲したもの。一番の違いはシルバーのフレームでしょうか(Empyreanのフレームはブラック)。
外箱のデザインにも使われている幾何学模様のハウジンググリルも健在です。

複雑な形状のハウジンググリル
複雑な形状のハウジンググリル

ヘッドバンドの付け根部分には「Elite」と刻まれいます。

Eliteロゴ

ケーブルコネクタ

ケーブルコネクタもEmpyreanと同じく、左右とも4pinミニキヤノン端子となっています。
なお、添付のケーブルは上述の通りスタンダードケーブル(6.3mm)となり、現行のEmpyreanのようにアップグレードケーブルではありませんのでご注意下さい。

コネクタは4pinミニキャノン
コネクタは4pinミニキャノン

イヤーパッドが2種類付属するというのも同じ…ですが、Empyreanが「アルカンターラ(スエード調人工皮革)とリアルレザーの2種」であるのに対し、Eliteは「アルカンターラとHYBRIDの2種」となっています。

EliteにはアルカンターラとHYBRIDの2種類のイヤーパッドが付属
EliteにはアルカンターラとHYBRIDの2種類のイヤーパッドが付属

イヤーパッド

HYBRIDイヤーパッドとは、外側にリアルレザー、内側にアルカンターラと2種類の素材を組み合わせたもので、さらに厚さもアルカンターラ製イヤーパッド(およびEmpyrean付属のもの)より5mm薄い”25mm”となっています。
なお、このHYBRIDイヤーパッドはEmpyreanのものと互換性があり、Empyreanにも装着可能です。

左:Empyreanのリアルレザーイヤーパッド、右:EliteのHYBRIDイヤーパッド
左:Empyreanのリアルレザーイヤーパッド、右:EliteのHYBRIDイヤーパッド

ハウジングの内側も覗いてみましょう。こちらも見た目としてはEmpyreanとあまり変わらないように見えますが…

Eliteのドライバ部
Eliteのドライバ部

内部はまったくの新規開発、その名も”MZ3SE”ドライバを搭載しています。これにより振動版の質量はEmpyreanより約32%軽量化に成功しただけでなく、全高調波歪み率(THD)は0.05%未満(Empyreanは0.1%未満)という低歪率を実現しています。
大きな話題となった「平面磁界駆動型等磁力ハイブリッドデュアルコイルドライバー」もしっかり引き継がれています。

帯状と円状の2種類のコイルを搭載したドライバ
帯状と円状の2種類のコイルを搭載したドライバ

Meze Audio Eliteの音質チェック

「Elite」と「Empyrean」を比較

それではいよいよ試聴してみましょう。
比較用にはもちろんEmpyrean(ブラックコッパーモデル・PCUHDアップグレードケーブル)を用意しました。イヤーパッドはEliteにHYBRID、Empyreanにはリアルレザーを装着しています。

奥:Empyrean、手前:Elite
奥:Empyrean、手前:Elite

Empyreanも上品かつ素直な音質のかなりハイレベルなヘッドホンですが、Eliteはまだその上があったのか!という感じで非常にクオリティの高い音を聴かせてくれるヘッドホンに仕上がっていました。
まず明らかに異なるのが高域・中域・低域の各音域の階調のなめらかさ。一種の”音の壁”を感じるほど音域差がきっちり描き分けられるEmpyreanに対して、Eliteはそこが非常になめらかにつながっているような感覚を受けます。音場の広がりも相まって、音がより自然に耳に迫ってくる印象です。

逆にいえば、あまりにも全帯域がリニアにつながって聴こえるため”ボーカルの厚み”といった特定の音域にフォーカスすることが難しい、という側面もあるようです。
このあたりはEmpyreanの方がわかりやすい鳴らし方をしてくれるように思いました。

さて、せっかくなのでElite側のイヤーパッドをHYBRIDから…

EliteにHYBRIDイヤーパッドを装着した様子
EliteにHYBRIDイヤーパッドを装着した様子

アルカンターラに換装して聴いてみます。数値上はたった5mmの違いですが、こうしてみるとかなり厚みが変わってくるのがわかります。

Eliteにアルカンターライヤーパッドを装着した様子
Eliteにアルカンターライヤーパッドを装着した様子

こちらはHYBRIDに比べて、やや音に柔らかさが加わったように感じます。
その分低域のキレは若干甘くなるのでしっかり腰のすわった低域を味わいたいという場合にはあまり向きませんが、女性ボーカルなどの情感豊かな音を楽しみたい場合にはこのアルカンターラの方が良いかも知れません。
こうした”音の使い分け”がイヤーパッドの付け替えだけで簡単に行えるのも、Eliteの魅力のひとつですね。

製品仕様

ドライバー
等磁力ハイブリッド配列 平面磁界型
形式
開放型
周波数帯域
3-112,000Hz
インピーダンス
32Ω
常音圧
101dB (1mW/1kHz)
最大音圧
130 dB
ひずみ率
0.05%未満
重量
430g

まとめ

デザイン、音質、装着感すべてにわたって最高水準を実現するMeze Audioの最新フラグシップモデルはその期待を裏切ることなく、ユーザーの所有欲を満たしてくれる製品に仕上がりました。
こちらのMeze Audio Eliteは本日より発売開始、在庫もごく少数ですがご用意しております!
こちらは次回以降の入荷が未定となっておりますので、ご検討はお早目に…
そしてもちろん試聴機も本日から展示開始!Empyreanとの比較試聴もOKですので、ぜひ店頭でその音をご確認下さい!

【商品情報】Meze Audio Elite

» 詳細を見る

イメージ

Meze Audio Elite紹介動画

秋のヘッドフォン祭2021 ONLINE で紹介されました!

Page Top