フジヤエービック

 

分類

分類

  •   
2023.05.17
専門店・プロレビュー,

Astell & Kern AK ZERO2 レビュー | 明瞭かつ量感豊かな音色が特徴のイヤホン

Astell & Kern AK ZERO2 レビュー | 明瞭かつ量感豊かな音色が特徴のイヤホン

Astell&Kern(アステルアンドケルン)有線イヤホン第二弾AK ZERO2をオーディオ専門店スタッフがレビューします。平面駆動、BA、ピエゾ、ダイナミックの4ドライバー構成で明瞭かつ量感豊かな音色が特徴のイヤホンを詳しく紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
フジヤエービックは販売・下取・買取をWEBサイトでスピード対応。1,000点以上の中古在庫検索、最新のヘッドホン・イヤホンの購入、オーディオプレーヤーやハイレゾ対応機器などのお悩み相談、下取・買取についてなどお気軽にお問い合わせください。

▶SHOP INFORMATION
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
オンラインストアは こちら

Astell&Kern AK ZEROシリーズとは

Astell&Kern(アステルアンドケルン)は2012年に設立された韓国のオーディオブランドです。ハイレゾプレイヤーブームの火付け役AK100から始まる数々のDAPを生み出したことで有名ですが、一方でさまざまなイヤホンブランドとのコラボというかたちで多数のイヤホンを送り出してもきました。

そのAstell&Kernがついにブランドオリジナルのイヤホンを生み出した!ということで話題となったのが、2011年11月に発売された「AK ZERO1」です。

【試聴レビュー】Astell&Kern SEM3/AK ZERO1/AK PEP11最新モデル3機種は明日発売!

» こちらの記事を見る

 【試聴レビュー】Astell&Kern SEM3/AK ZERO1/AK PEP11最新モデル3機種は明日発売! ブログイメージ

AK ZERO1は平面駆動・BA・ダイナミックのトリプルハイブリッドドライバー構成という贅沢な仕様でしたが、それを上回る4種類のQuad-bridドライバー構成という新モデルがいよいよ正式発表となりました!それがこちらの「AK ZERO2」です!

Astell & Kern AK ZERO2全体の画像

今回はこの新モデルAK ZERO2の特徴と音質レビューについて詳細をお届けします。

Astell & Kern AK ZERO2の特徴

パッケージ内容

まずはAK ZERO2のパッケージ内容からご紹介しましょう。イヤホン本体、4芯純銀コートOFCケーブル(3.5mmアンバランス)、4芯純銀コートOFCケーブル(4.4mmバランス)、シリコンイヤーピース(XS/S/M/L/XL)、ウレタンフォームイヤーピース(フリーサイズ・1ペア)、キャリングケースとなっています。

AK ZERO2のパッケージ内容の画像

イヤホン本体

こちらがAK ZERO2の本体(右側)です。前作・AK ZERO1があまり凹凸のないつるっとしたデザインだったのに対し、AK ZERO2はややメカニカルなデザインになりました。カラーリングに関しては、変わらずグレーとブラックのツートンが採用されています。

AK ZERO2のフェイスプレートの画像

ステム形状

ステムの形状も、まるで三角形の頂点にイヤーピースをつけたようだったAK ZERO1と比べ、かなり一般的な形状になりました。

実際に装着してみても、イヤーピースの1点でホールドするAK ZERO1に対し、AK ZERO2ではシェル全体を耳の穴でホールドするかっこうのAK ZERO2となっています。

AK ZERO2のステム形状の画像

ケーブル・コネクタ

ケーブルコネクタには、AK ZERO1と同じくMMCX端子を採用しています。

付属ケーブルもAK ZERO1と同じく4芯純銀コートOFCケーブル(約120cm)となっていますが、AK ZERO2には3.5mmアンバランスケーブルだけでなく4.4mmバランスケーブルもあわせて付属します。

AK ZERO2の付属ケーブル画像
3.5mmアンバランスと4.4mmバランスの2本が付属

ドライバー

AK ZERO2は、高域に高音域再生に特化して開発されたマイクロ・レクタンギュラー・プラナードライバー(PD:平面駆動ドライバー)を、中域(フルレンジ)と中低域にそれぞれデュアルカスタムBAドライバーを、低域と超高域用にピエゾトランスデューサー(圧電振動子)を組み合わせた10mm径ダイナミックドライバーを搭載した、異なる4種類のQuad-bridドライバー構成となっています。

前作AK ZERO1と比較すると、

・超高域用のピエゾトランスデューサー(圧電振動子)を追加
・中低域のデュアルカスタムBAドライバーを追加
・低域用のダイナミックドライバー径が5.6mm(AK ZERO1)から10mm(AK ZERO2)へ大型化
という変更が加わりました。

AK ZERO2のドライバー構成図
AK ZERO2のドライバー構成図

Astell & Kern AK ZERO2の音質レビュー

それではAK ZERO2の音質チェックとまいりましょう。プレイヤーにはAstell&Kern KANN ALPHAを使用しています。

AK ZERO2とKANN ALPHAの画像

スカッと明るく抜けの良い伸びやかな高域と、量感豊かで柔らかさのある中低域が絶妙に組み合わさった明快なサウンドです。4種類ものドライバーを搭載しているので、もしかしたらそれぞれの個性が強く出てくるのでは…と予想していましたが、実際に聴いてみるとお互いの長所をうまく活かしつつ全体的なまとまり感を持たせたチューニングとなっています。

音場も左右へ充分な広さを持たせてあり、どんなジャンルでも楽しめる音作りになっているようです。

AK ZERO2と前作AK ZERO1を比較レビュー

前作AK ZERO1と比較すると、まず装着感に大きな違いを感じます。前作が形状的にイヤーピースだけで耳に固定するようなスタイルだったためやや装着が不安定だったのに対し、今回のAK ZERO2ではシェル全体を耳穴の入口で支えるようなスタイルとなっているため、より安定性は増しています。

その反面、どうしても耳に触れる面積は大きくなるため、いかにも「イヤホンを装着している」感覚は強くなるようです。

また、音質面ではすでに触れたとおり低域の量感・質感が大きく異なります。高域のパキッとした感覚を味わいたい、という場合はAK ZERO1、低域の存在感を重視したいという方にはAK ZERO2がそれぞれおすすめです。

また、AK ZERO2ではいわゆる「鳴らしやすさ」がアップしているという違いもありました。DAPでもスマホでも使いたい、という場合にはAK ZERO2の方が良いかと思います。

製品仕様

ドライバー ハイブリッド型(Quad-brid) 感度 105dB @ 1KHz (1mW)
インピーダンス 5Ω @ 1KHz 再生周波数帯域 20Hz – 30,000Hz
コネクタ MMCX プラグ 3.5mmアンバランスL字×1, 4.4mmバランスL字×1

【商品情報】Astell&Kern AK ZERO2

» 詳細を見る

Astell&Kern AK ZERO2

まとめ

Astell&Kernのブランドオリジナルイヤホン最新モデル「AK ZERO2」は、
・前作AK ZERO1から大きく変わったデザインで装着感向上
・平面駆動+BA+ピエゾ+ダイナミックの”Quad-brid”ドライバー構成
・明瞭感のある高域と量感豊かな低域、全体的なまとまりをもったオールジャンル対応サウンド

と、オリジナルモデル第2弾としてしっかり作り込まれたクオリティの高いイヤホンとなっています。

こちらのAK ZERO2はただいまご予約受付中、発売は5月20日を予定しております。店頭デモ機もご用意しておりますので、ぜひお手持ちのプレイヤーでAKのサウンドをお楽しみください!

Page Top