ヘッドホンのノイズの原因と対策
ヘッドホンのノイズの原因と対策についてオーディオ専門店スタッフが解説します。たとえ小さくてもヘッドホンにノイズがのったままだと集中して音楽を聴くことができません。主なヘッドホンのノイズの原因6つとその対策を紹介しますので参考にしてください。
目次
ヘッドホンのさまざまなノイズの原因
ヘッドホン側が原因のノイズ
- ケーブルの故障
- オーディオ接続端子(プラグ)の不良
- タッチノイズ
PCや音楽プレイヤーなど周辺機器の影響によるノイズ
- HDMI端子による接続
- 音量が大きすぎる
- PCの内部に原因がある場合
まとめ

ヘッドホンのさまざまなノイズの原因
ヘッドホンのノイズの原因は、ヘッドホン側とPCやオーディオ機器などの再生デバイスによるものに分かれます。
[主な雑音の原因]
●ヘッドホン側:ケーブルの故障、接続端子の不良、タッチノイズ
●PC・オーディオ機器:サウンドカードの不具合、音割れ、ドライバーの不具合
上記以外のケースも存在しますが、今回はこの2点にしぼった対策をご紹介しますので原因を特定し、改善するための参考にしてください。
ヘッドホン側が原因のノイズ
ケーブルの故障
ケーブルの断線など、ケーブルの故障が原因でノイズが発生することがあります。断線の場合は、ノイズの他にも一瞬聞こえなくなったり、一瞬音が小さくなったりすることもあります。特に何度も抜き差しするヘッドホンプラグの付け根部分は劣化しやすいです。
ケーブル故障のノイズ対策 ケーブルを交換する
ケーブルの故障が原因の場合は、ケーブルの交換しましょう。また、ケーブルを変更することで音質が良くなったり、丈夫なものであれば壊れにくくなり、長く楽しむことができます。
オーディオ接続端子(プラグ)の不良
接続ケーブルに触れたときに「ガリガリ」といった音がする、音が途切れるといったときは、ヘッドホンと再生デバイスとの接点部分の接触不良や配線の不具合が考えられます。また、接続端子(プラグ)が酸化して曇ってしまい、ノイズや音切れの原因となることがあります。
オーディオ接続端子不良のノイズ対策1 再生デバイスとヘッドホンを再接続する
接続端子(プラグ)が奥まで正しく刺さっているか、端子の種類が間違っていないか確認して再接続を試してみてください。
オーディオ接続端子不良のノイズ対策2 接続端子を掃除する
ケーブル類の接続する部分は、定期的なメンテナンスが大切です。金属の接続部分は、メガネ拭きやクリーニングクロス、綿棒を使って汚れを拭き取ります。基本は乾拭きをしましょう。
一度、酸化が進んでしまうと、復活剤なしではきれいな状態に戻すことは難しいため、普段からこまめに乾拭きしておくことをおすすめします。
▼ヘッドホンのメンテナンスについては別途記事で紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。
ほっとくと音質が下がる?ヘッドホンのお手入れ方法・専門店スタッフおすすめのクリーナーをご紹介
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タッチノイズ
タッチノイズとは、ヘッドホンのケーブルが着ている服や、髪の毛などの体の一部と接触し、摩擦が起こることによって発生する「ザザッ」、「ブチブチッ」などのこすれた音のことです。
タッチノイズ対策 ケーブルをクリップで止める
タッチノイズの対策としては、ケーブルを首の後ろに回してケーブルクリップでとめたり、服に直接クリップでケーブルをとめるなどして、ケーブルとの摩擦が起きにくくするという方法が有効です。問題なのはあくまで“摩擦”なので、はじめから接触しているのは何の問題もありません。
また、ケーブル表面に凹凸を設けて、摩擦を少なくするという方法でタッチノイズ対策を行っている製品もあります。
【商品情報】NOBUNAGA Labs 静寂(しじま)
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タッチノイズ対策 ワイヤレスヘッドホンにする
少し思い切った方法になりますが、タッチノイズが気になるという場合は、ワイヤレスヘッドホンの使用もひとつの手段となります。ワイヤレスヘッドホンはケーブルがないため、ケーブルの線が絡まるなどの煩わしさがなく、断線や劣化などのリスクもありません。
一方ワイヤレスヘッドホンは無線接続の状況によっては音声が途切れてしまうことがありますので、好みに合わせて選びましょう。
▼おすすめのワイヤレスヘッドホンを別途記事で紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。
【2024年】ワイヤレスヘッドホンのおすすめ20選を価格帯別に紹介
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PCや音楽プレイヤーなど周辺機器の影響によるノイズ
電子機器は多かれ少なかれ、内部から電磁波などのさまざまなノイズを発しています。特にPCは複数のデバイスから構成されているため、「ノイズの宝庫」とも呼ばれています。このような内部パーツが原因となり、ヘッドホンにノイズトラブルを引き起こすことがしばしばあります。
HDMI端子による接続
PCからHDMIケーブルで繋いで接続することで、映像と音声の両方を出力できるという利点がありますが、同時に映像と音声の両方を使用すると音質が低下し、ノイズが発生することがあります。
HDMI端子接続のノイズ対策 PC本体から出力する
ヘッドホン出力をモニタからではなく、PC本体から出力することで、ノイズや音質が改善する可能性があります。
音量が大きすぎる
出力する音量が大きすぎると砂嵐のような雑音(音割れ)が発生し、ノイズになってしまうことがあります。
出力が大きすぎる場合のノイズ対策 音量・音質を調整する
音量が大きすぎてノイズが発生している場合は、音量や音質を調整することで改善します。
音質が悪くて聞こえにくいため音量を上げてしまったためにノイズが発生しているのであれば、スマートフォンや音楽プレイヤー、PCのUSBに繋ぐことで音楽を高音質で楽しめる小型USB DACを使うこともおすすめです。
▼小型USB DACは別途記事で紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。
【2024年】スマホを高音質化するドングルDACおすすめ10選
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PCの内部に原因がある場合
PC以外の機器で問題なく音が出る場合は、PCの内部に原因がある可能性があります。
PCのノイズ対策1 PCに直接つなぐ際は背面に接続する
PC内部のマザーボードの構造上、背面の端子の方がヘッドホンノイズが発生しにくくなっています。前面の端子に接続してノイズが発生してしまっているのであれば、背面の端子に接続するようにしましょう。
PCのノイズ対策2 サウンドドライバを再インストールする
PCのサウンドドライバに問題があるためノイズが発生することがあります。また、音が出ないときなども、サウンドドライバを再インストールすることで解決する可能性があります。PCのノイズ対策3 サウンドカードを交換する
PCと接続したヘッドホンノイズの原因として最も可能性が高いのが、ヘッドホンの差し込み口のあるサウンドカードです。サウンドカードとは、PCやゲーム機等の音声入出力機能を付加または強化する拡張用の回路基板のことで、各種音源を出力するパーツのことです。もしサウンドカードが原因であれば、交換することによってノイズ対策が可能です。サウンドカードはPC内部のマザーボードに直接接続するタイプとUSBなどを使って外から接続する外付けタイプがあります。ノイズ除去機能が付いたモデルや音質が良い機能性に優れたタイプ、出力端子にも製品によって差がありますので、選ぶ際に確認をしてから最適なものを選びましょう。
PCのノイズ対策4 USB DACを使う
さまざまな対策を施しても、まだノイズが改善されない場合は、USB DACを使うという方法もあります。
DAC(Digital to Analog Converter/デジタルトゥアナログコンバーター)とは、音楽を再生する際に、CDなどに入っているデジタル信号をアナログ信号に変換する機器のことです。
DACの中でもPCとUSBケーブルで接続することをメインとしたDACを『USB DAC』といいます。PCにもDACは内蔵されていますが汎用の物のため、「高音質」というわけではありません。
また、PC自体も音楽専用の機械ではないためノイズが発生しやすく、内蔵DACでの再生では音質に悪影響が出てしまいます。USB-DACはノイズ源からの分離・隔離設計を施すことで、ノイズが少ない状態で音楽再生が可能です。
▼おすすめのUSB DACを別途記事で紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。
【2024年】USB DACのおすすめ15選!専門店スタッフが厳選
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まとめ
ヘッドホンのノイズの原因はさまざまですが、ヘッドホンにノイズが発生してしまっても諦めずに、原因をつきとめてしっかりと対策をすれば、クリアな音質で快適に音楽を楽しむことができます。
ご紹介した以外にもノイズの原因は考えられますので、ご紹介した内容を参考にして、ぜひご自身に合う最適な方法を見つけてください。


















