ワイヤレスヘッドホンをおすすめしたいポイントは、ケーブルがないため外出先でも気軽に楽しめることです。ノイズキャンセリングやマルチポイント対応など機能性が高いモデルを含め、おすすめのワイヤレスヘッドホンを価格帯別に20種類ご紹介します。
目次
ワイヤレスヘッドホンの選び方
高コスパな1万円から3万円までのワイヤレスヘッドホン
売れ筋の3万円から5万円までのワイヤレスヘッドホン
高音質の5万円から10万円までのワイヤレスヘッドホン
10万円以上のハイエンドワイヤレスヘッドホン
まとめ
ワイヤレスヘッドホンは、その名の通り無線(ワイヤレス)接続ができるヘッドホンのことです。ケーブルがないため手軽に持ち歩いて楽しみたいという方におすすめです。
ワイヤレスヘッドホンは機能性の高さに加え、そのほとんどの製品が有線接続も可能です。遅延が気になるときなどは有線に切り替えてしまえばいいわけです。
また、対応しているヘッドホンであれば、ハイレゾやロスレス音源を聴くときは有線接続、持ち歩く時にはワイヤレスといった使い方もできます。ワイヤレスイヤホンでも有線ヘッドホンでも両方はできませんので実は使い勝手がいいといえるでしょう。
ワイヤレスヘッドホンには高性能ノイズキャンセリング機能や外部音取り込み機能など、外出先でもストレスなく音楽を楽しめるモデルや映画や映像作品をリアルに楽しめる空間オーディオ対応のヘッドホンまでさまざまです。そんなワイヤレスヘッドホンの中からフジヤエービックスタッフが厳選した20種を紹介します。
まずはワイヤレスヘッドホンの選び方を解説していきます。
ノイズキャンセリングとは、雑音や騒音などのノイズを打ち消す"キャンセルする"という技術です。ノイズキャンセリング機能は、人が耳障りに感じやすい騒音を低減させる機能のことを指します。周囲の音がカットされるため音量を上げ過ぎなくてもクリアな音質で聴き取れるので耳にも優しいというメリットもあり、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン、ヘッドホンを選ぶ方が増えています。
外音取り込みとは、ヘッドホンに内蔵されたマイクを使って周りの音を集音し、その音を耳に伝える機能です。装着したままで周囲の音が明瞭に聴き取ることができます。例えば、コンビニのレジでヘッドホンをしたまま外音取り込み機能をONにすることで会話ができる、通話するときに自分の声が返り話しやすくなる、など便利さもメリットのひとつです。
ヘッドホンはハウジング(耳を覆うイヤーカップ)部分から音が漏れないように外側をプラスチックや木材、金属で覆っている「密閉型」とハウジング部分がメッシュ仕様になっていて密閉されていない「開放型」があります。
密閉型ヘッドホンの中にはより外部の音を遮断するために側圧(ヘッドホンの頭を左右からしめつける力)が強いモデルもあります。締め付けの強いヘッドホンは、頭部や耳が強く圧迫されて頭痛を引き起こしてしまう可能性もあります。重さや側圧は安定感も左右するため事前にチェックしておきましょう。
また、イヤーパッドの素材などによっても着け心地に差がありますので、試着して装着感を確かめることをおすすめします。
音質は特に好みがわかれるものですが、ヘッドホンの音質は、ドライバーユニットが大きく関係します。基本的にはドライバーのサイズ「口径」が大きくなるほど高音質になります。
また、ドライバーは種類によって音の傾向が異なります。音の信号をダイヤフラムと呼ばれる振動版に伝え、出力する仕組みとなっており、低音域を出すのを得意とするダイナミック型やアーマチュアと呼ばれる小さな鉄板に電流を流して振動させ、その振動がダイヤフラムへ届き音を出力し、高音域や中音域の音の再現を得意とするバランスドアーマチュア型などがありますので好みの傾向に合わせてドライバーをチェックしましょう。
ワイヤレスヘッドホンのほとんどがスマホなどのプレーヤーからBluetooth接続をして音声を伝送しています。Bluetoothで音声を伝送するときには、音声を圧縮して伝送していますが、この圧縮方式のことをコーデックと呼びます。この圧縮方式は複数あり、それぞれに音質や電池の消費、遅延の大小など特徴があります。
SBC | 「A2DP」プロファイル対応の標準コーデック、圧縮送信時にタイムラグが発生するため音の遅延が出てしまう。全てのワイヤレスイヤホンに対応。 | AAC | 「SBC」と変わらない圧縮率で、SBCより高音質。主にiPhoneに対応。 |
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aptX | 「SBC」「AAC」と比べると圧縮率・遅延が少なく、高音質再生が可能。主にAndroidに対応。 | aptX HD | 最大48kHz/24bitに対応したハイレゾ音質伝送が可能。 |
aptX LL(Low Latency) | CD音源と同等の音質でaptXよりさらに遅延が少なく、ゲームや動画視聴に適したコーデック。 | LDAC | SONYが発表したコーデック。ハイレゾ相当(96kHz/24bit)の高音質再生が可能。 |
ワイヤレスイヤホンは無線で接続機器と繋げて電気で駆動します。そのため電池が内蔵されていますので、使用するには充電が必要になります。
頻繁に長時間使用するなら、バッテリー持続時間が長く、充電時間が短いものがおすすめです。
ノイズキャンセリング機能が搭載されている場合は集音用のマイクを駆動しながら音楽を再生する特性から搭載されていないタイプよりも電池が消耗する傾向があります。ノイズキャンセリングON、OFF時のバッテリー持続時間を事前に確認しましょう。
ワイヤレスヘッドホンをどのようなときに使用したいですか?
通勤の電車内で音楽を聴きたい。自宅で映像作品を楽しみたい。など、目的はさまざまでしょう。その目的に合ったヘッドホンを選ばないと失敗することになってしまいます。
例えば、オンライン通話で使用したいという場合にマイク機能が付いていないと意味がありません。使用したいシーンに合わせて最適なヘッドホンを選びましょう。
スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
ヘッドホンの形状で特徴的な点が、イヤーパッドとハウジングの接点部分に遊びがあるので、密着感がありながら軽い着け心地です。ヘッドバンドの頭部との接点部分はしっかりしているので若干締め付けが強く感じるかもしれませんが、慣れてくると気になりません。
機能面で使いやすいと思った点は、外音の聞き取り調整機能です。左のイヤーパッドを1秒間長押しすると音量が下がり、外の音が聞き取りやすくなります。ちょっとしたことかもしれませんが、とっさに操作がしやすいので便利なのではないでしょうか。
サウンド面では、Ankerのワイヤレスイヤホンと音質傾向は似ていると思います。しっかりと低音が効いていながら分離がよく高音域はスッキリとクリア。かといって空間が狭くならないので全体としてまとまって聴けるところも良いです。特に高音域が聞き取りやすいのでボーカルをメインに聴きたいという方におすすめです。続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | - |
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感度 | - | インピーダンス | - |
連続再生時間 | 最大約40時間(ANC ON時) | 充電時間 | 約2時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 質量 | 約265g |
【商品情報】Anker Soundcore Space One
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
ヘッドバンドもイヤーカップも厚みのある合皮となっており、装着してみるとしっかりとした密閉感があります。ノイズキャンセリングをONにすると空調の音がスッと消え、音が前に出るような印象です。
サウンドは、finalの特徴であるクリアな中高域と開放的なサウンドをしっかりと踏襲しながら丸みのある豊かな低音域が全体を下支えするので全体的に迫力が増して聴きやすいサウンドに仕上がっています。1万円代の価格帯で手軽にfinalの音を堪能できる、初めてのワイヤレスヘッドホンにもおすすめしたいヘッドホンです。続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | - |
---|---|---|---|
感度 | - | インピーダンス | - |
連続再生時間 | 最大約60時間(ANC OFF時) | 充電時間 | - |
対応コーデック | SBC、AAC | 質量 | 情報なし |
【商品情報】final UX2000
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
ag WHP01Kとデザインはほとんど変わりませんが、側面にfinalのロゴと若干ざらざらとした質感のボディ部分に違いがあります。若干側圧がありますが、密閉型のワイヤレスヘッドホンの標準的なタイプといえるでしょう。
サウンド面では、ag WHP01Kと比較するとクリアさは引き継ぎながら、より中低音の厚みが増したような印象です。各音域が互いのバランスを取りながら交じり合い、全体の音に包まれるような感覚です。ノイズキャンセリングをオンにすると空調の音がスッと消えてより一層鮮明に音を感じることができます。
この価格帯でfinalの音が聴けるのは嬉しいですね。気軽に持ち歩いて使用したいヘッドホンです。続きをみる
ノイズキャンセリング | 対応 | ドライブユニット | - |
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Bluetoothコーデック | SBC、AAC、aptX、aptXLL | バッテリー駆動時間 | ANC起動時:25時間、ANC OFF時:35時間 |
充電時間 | 2.5時間 | 質量 | - |
【商品情報】final UX3000
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
Astell&Kern A&futura SE100にワイヤレスで接続して試聴テストをおこないました。まず装着して感じるのが「軽い!」という点。ATH-HL7BTの重量は約220gですが、イヤパッドの大きさやヘッドクッションの感触などがうまく重さを分散しているのか、非常に軽く感じます。
音質は中域~高域をメインとした、ボーカル域の聴き取りやすいバランス。解像感はやや甘い部分がありますが、音の配置に関しては充分に聴き取れる定位の良さを持っています。開放型ということもあってか低域の量感はあまり感じられませんが、質感としては締まった低域が要所要所に効いてきます。音場が広めなので、音楽以外にも映画などの鑑賞にも向いているように思います。
また、このATH-HL7BTの特徴のひとつが「360 Reality Audio」認定ヘッドホンであるという点です。これはボーカルやコーラス、楽器などの音源一つひとつに位置情報をつけ、球状の空間に配置することで没入感のある立体的な音場を体感できる360度全方向の立体音響技術ですが、たしかにテスト音源を聴いてみると”音の回り込み”が手軽に体験できました。アプリやソフト側の対応も必要ではありますが、今後さらに拡大していくであろう新技術を味わうにはちょうど良さそうです。続きをみる
型式 | 開放型 | ドライバーユニット | Φ53mmダイナミック型 |
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感度 | -38dB(1V/Pa、at1kHz) | インピーダンス | 48Ω |
連続再生時間 | 最大約20時間 | 充電時間 | 約1.5時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 質量 | 約220g |
【商品情報】audio-technica ATH-HL7BT
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
手に取ってみるとまず感じるのが軽さです。折りたたむとコンパクトになるので、カバンに入れて持ち運びしやすいのも嬉しいポイントです。装着してみると若干側圧を感じますが、イヤーパッドが柔らかくフィットして、重みも感じにくいです。オンイヤータイプなので若干の音漏れはしますが、一定の距離を保てば気にならないくらいです。
音質は中音域・高音域メインのクリアでカッチリとした力強いサウンドを聞かせてくれます。定位感のバランスも良く、空間の広がりが感じられます。気持ちよく音楽を楽しめるヘッドホンではないでしょうか。続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | ダイナミック型 |
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感度 | 99db SPL | インピーダンス | 32Ω |
連続再生時間 | 最大約80時間 | 充電時間 | 約3時間 |
対応コーデック | SBC | 質量 | 約165g |
【商品情報】Marshall Major IV
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
装着感は、少し側圧が強めでピッタリとフィットするタイプです。イヤーパッドは交換可能なので安心して使用できるところが嬉しいですね。
音質は、解像感と分離感がよく、それぞれの音の空間を保っていきながらも、バラバラにならずにしっかりまとまります。オーディオテクニカの音質の特徴でもある中高音域の透明度の高さや質の良い低音域が心地よく響きます。
ベースをもう少し効かせたいという曲は、専用アプリ「Connect」を使ってイコライザの各周波数を+にすることで、より迫力が増して音楽に集中できました。好みに合わせて調整することでさらに楽しめるのではないでしょうか。例えば、モニターヘッドホンとしてベーシックな設定、音楽を聴くときはより迫力のある音に調整して楽しむこともできるオールラウンドに使えるヘッドホンです。続きをみる
型式 | ダイナミック・密閉型 | 感度 | 99dB/mW |
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インピーダンス | 38Ω | 無線規格 | Bluetooth 5.0 |
コーデック | LDAC、AAC、SBC | 動作時間 | 最大50時間 |
充電時間 | 3.5時間 | 本体重量 | 約 307 g |
【商品情報】audio-technica ATH-M50xBT2
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
やや硬質な中高域のメリハリ感と、タイトで量感少なめではあるもののしっかりと芯のある低域との組み合わせで明るく聴きやすいサウンドに仕上がっています。
装着感としては耳をすっぽりと覆うサイズとほどよく効いたクッションのイヤーパッドが快適な反面、ヘッドバンドの方は細めでクッションが硬いこともあり、こちらはちょっと慣れが必要なようです。
また、専用アプリ「ShurePlus PLAY」からはノイズキャンセリングの強度・外音取込レベル・イコライザーの各設定が可能になっているので、好みの音へ調整することで自分だけのヘッドホンに育ててみるのも面白そうです。(スタッフレビューより引用)続きをみる
トランスデューサータイプ | ダイナミック、ネオジム磁石 | ドライバー口径 | 40 mm |
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周波数帯域 | 20 Hz - 20 kHz | 感度 (@1 KHz) | 94.7 dB SPL/mW |
インピーダンス (@1 KHz) | 31 Ω | 最大入力 | 500 mW |
質量 | 313 g | 通信方式 | Bluetooth 5.0 |
使用周波数帯域 | 2.4GHz (2402MHz - 2480MHz) | 対応コーデック | Qualcomm aptX、aptX HD、SBC、AAC |
連続再生時間 | 最大 25 時間 | 充電 | 120 分で 0-100%に充電 / 15 分の充電で約 5 時間使用可能 |
【商品情報】SHURE AONIC 40
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形式 | ダイナミック・密閉型 | アクティブノイズキャンセリング | ハイブリッドアダプティブ |
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Bluetooth | ver5.2 | コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive |
バッテリー | 最大50時間(ANC ON) | 充電時間 | 3.5時間(フルチャージ)/ 10分(5時間動作) |
【商品情報】SENNHEISER ACCENTUM Plus Wireless
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
オンイヤータイプで耳に当たるイヤーパッド部分はスポンジとなっています。イヤーパッドは弾力があり、個人差があるとは思いますが、側圧もそこまで強く感じません。重さはなんと185g!軽快な装着感なので気軽に使用できそうですね。
音質は、ライブハウスで大きいスピーカーから聞こえてくるような迫力と、解像度が高くカラッとした解放感のあるサウンドで抜群のノリの良さを感じます。低音域は体の芯に響くようなベースの音と音圧まで感じ取れるようなバスドラムの音まで再現されており、音楽をより一層ノリノリで楽しめるのではないでしょうか。続きをみる
型式 | 半開放型 | ドライバーユニット | Φ44mmダイナミック型 |
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感度 | - | インピーダンス | 38Ω |
連続再生時間 | 最大約46時間 | 充電時間 | 約2時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive | 質量 | 約185g |
【商品情報】GRADO GW100x
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
サウンド面で一聴して感じたのは、透明度の高い中高音域です。低音域にキレがあるので、音楽がより一層迫力を増します。クリアで見通しが良く、定位感も良いので映画やドラマを視聴する際にも人の話し声や水の音といった効果音もその場にいるような臨場感を感じます。密閉型のヘッドホンは側圧が強めのタイプが多いですが、ピッドホン2は、密閉性はありながら側圧はそこまで強く感じませんでした。
音質と装着感両面においてバランスが良いので、音楽はもちろん、映像作品を長時間楽しみたいという方にもおすすめしたいヘッドホンです。続きをみる
型式 | 開放型 | ドライバーユニット | Φ40mm ダイナミック型 |
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感度 | 93 dB/mW | インピーダンス | 32Ω |
連続再生時間 | 最大約22時間 | 充電時間 | 約3時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX HD | 質量 | 情報なし |
【商品情報】Hi-Unit 002-pnk
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
厚みのあるイヤーパッドとヘッドバンドがぴったり耳と頭部にフィットするので側圧は少し強めかもしれません。そのぶん密閉性が高く、ノイズキャンセリングをオンにすると周囲の音がほとんど気にならないレベルになり、音に集中できました。
サウンドは中音域中心の解像度が高くクリアでスッキリした音質です。デフォルトではモニターに近いバランスになっていますが、専用アプリでEQプリセットを調整できるので好みのサウンドに変更できるので好みの音色で楽しむのもおすすめですよ。続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | Φ40mm ダイナミック型 |
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感度 | - | インピーダンス | - |
連続再生時間 | 最大約32時間 | 充電時間 | 約3.5時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive | 質量 | 約335g |
【商品情報】YAMAHA YH-E700B
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
前後左右に広がる音場と自然な立体感が味わえる、非常に聴きやすいヘッドホンという印象です。スッキリめながらしっかり芯を感じさせる低域はボーカル域を埋もれさせるようなこともなく、しっかりと声を浮き立たせてくれます。ゼンハイザーのワイヤレスジャンルではイヤホンのモデルチェンジが活発で、特にサウンド面では従来の「柔らかく落ち着いたゼンハイザーサウンド」から「明るくスッキリしたゼンハイザーサウンド」への移行が印象的でしたが、今回のMOMENTUM 3から4への進化についても同じ傾向であると感じました。
実際に前作MOMENTUM 3と比較してみると、前後感の表現力がアップしていること、低域の量感が抑えられていることがよくわかります。(スタッフレビューより引用)続きをみる
型式 | ダイナミック・密閉型 | 感度 | 106 dB SPL (1kHz / 0 dB FS) |
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インピーダンス | 470Ω(アクティブ)、60Ω(パッシブ) | 無線規格 | Bluetooth 5.2 + Class 1(最大10mW) |
コーデック | SBC、AAC、aptX、aptXT Adaptive | 動作時間 | 最大60時間 ( iPhoneボリュームmid、ANC on ) |
充電時間 | 2時間(フルチャージ)/ 5分(4時間動作) | 本体重量 | 約 293 g |
【商品情報】SENNHEISER MOMENTUM 4 Wireless
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型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | Φ40mm ダイナミック型 |
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感度 | - | インピーダンス | - |
連続再生時間 | 最大約30時間 | 充電時間 | 約2時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX HD | 質量 | 約307g |
スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
明瞭感あるハキハキとしたサウンドですが、ノイズキャンセルのためにどこかの帯域を強調していたり、逆に弱くなっているような感覚はまったくありません。左右への音場の広がりや立体感もしっかりと感じられ、これで本当にワイヤレスかつノイズキャンセリング機能までオンになっているのか?と不思議な気分になるほどです。
XM4の音と比べてみると、高域と低域の出方に違いを感じます。XM4では高域がスッと立ち消える印象だったのに対し、XM5の高域は伸びやか。また低域も、XM4がややタイトな感じだったのに対し、XM5ではより沈み込むような低域に変化しているといった具合です。
ノイズキャンセリング機能そのものも比較してみると、最強クラスといわれたXM4でもときおり「あ、いま低音を打ち消したな」と気がつくような、本当にかすかなホワイトノイズがありましたが、XM5ではそれもほとんど感じることがなく、ますます自然なノイズキャンセル効果を生み出しています。(スタッフレビューより引用)続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | Φ30mm |
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感度 | 102 dB/mW | インピーダンス | 48 Ω |
連続再生時間 | 最大約30時間 | 充電時間 | 約3.5時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 質量 | 約250g |
【商品情報】SONY WH-1000XM5
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一般的に平面駆動方式のヘッドホンは、フラットな音色が特徴とされていますが、平面駆動方式とは思えないほど多彩な低音が感じられ、爆発音や重低音が非常にリアルに表現され、臨場感あふれるサウンドとなっています。解像度も非常に高く、曇りのないクリアな音質です。
FPSのゲームにおいて特に重要視したい敵のリロード音など些細な音の違いも感じ取ることができました。
Audeze HQアプリを使用して、簡単にイコライザーの設定をスマートフォンでも変えることができます。個人的にはデフォルトのままでも非常に使いやすく感じましたが、ゲームごとの足音の特徴に合わせたプリセットを自分好みに作り出すことでより楽しめるのではないでしょうか。
音楽鑑賞においても低音のパンチや平面駆動ならではの高音の伸びを感じられるので、ゲームプレイと両立してご使用いただくことができます。(スタッフレビューより引用)続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | Φ90mm平面磁界型 |
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感度 | - | インピーダンス | - |
連続再生時間 | 約80時間 | 充電時間 | 約2時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 質量 | 約490g |
【商品情報】AUDEZE Maxwell for PlayStation
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
四角いハウジングとヘッドバンド部分がファブリックになっていてビジネスシーンにもストリートにも似合うスマートな外観です。密閉型ですが、装着感が良く、聴き疲れしない音色なので長時間の使用にも向いていると思います。
音質チェックでは注目度の高いサラウンドモードを視聴しました。Cinemaモードでは、食器がぶつかる繊細な音や、クラクションが右から左へ駆け抜けていく臨場感と迫力が再現され、Back Ground Musicでは、重低音が増して広い音像と低音が心地よく響きます。コンテンツに合わせてモードを切り変えれば映画も音楽も両方を最適な音で楽しめるのではないでしょうか。持ち運べるサイズなので、電車の中でもスマホでたっぷり映画を堪能できちゃいます。続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | Φ40mm |
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感度 | - | インピーダンス | - |
連続再生時間 | 最大約34時間 | 充電時間 | 約3.5時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive | 質量 | 約330g |
【商品情報】YAMAHA YH-L700A
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型式 | 平面磁気駆動・半開放型 | 感度 | 83dB/mW |
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インピーダンス | 32Ω | 無線規格 | Bluetooth Ver.5.2 |
コーデック | SBC、AAC、LDAC | 動作時間 | 最大20時間 |
充電時間 | 約5.5時間 | 本体重量 | - |
【商品情報】AVIOT WA-Z1PNK
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型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | Φ40mmダイナミック型 |
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感度 | - | インピーダンス | - |
連続再生時間 | 最大約30時間 | 充電時間 | 約2時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive | 質量 | 約320g |
【商品情報】Bowers & Wilkins Px8
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スタッフレビュー
フジヤエービックWEB制作担当:千原
電源を入れるとハウジングのロゴマークが白く光り、気分が上がりますね。ヘッドパッドとヘッドバンドが厚めですが、柔らかくピッタリとフィットし、心地よい装着感です。若干重みがありますので持ち歩いてお使いの場合は注意が必要でしょう。
サウンドは、中低音域に厚みがあり濃厚で上質なサウンドバランスです。ノイズキャンセリングをオンにすると空調音がスッと消えるのでさらに音楽の厚みが増すと同時に空気感まで伝えてくれます。
iPhone12と接続してApple Musicで多ジャンルの音楽を聴いてみましたが、どの音楽も雑味がなく全体的にまとまりつつ、高音域はクリアに抜けて聴こえます。どんな音楽でも気持ちよく伝えてくれるヘッドホンではないでしょうか。続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | 40mm M字型アルミニウム/マグネシウム・ドーム |
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感度 | - | インピーダンス | - |
連続再生時間 | 最大約30時間 | 充電時間 | - |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive | 質量 | 約350g |
【商品情報】Focal BATHYS
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型式 | ダイナミック・密閉型 | 感度 | -35dB (1V/Pa at 1kHz) |
---|---|---|---|
インピーダンス | 47Ω | 無線規格 | Bluetooth 標準規格 Ver.5.1 準拠 |
コーデック | SBC、AAC、LDAC | 動作時間 | 最大9時間 |
充電時間 | 約2.5時間 | 本体重量 | 約 350 g |
【商品情報】audio-technica ATH-WB2022
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ワイヤレスヘッドホンを価格帯別に20種紹介しました。
ワイヤレスヘッドホンを選ぶポイントは、
・外出先で音楽を楽しむなら、ノイズキャンセリングや外部音取り込み機能搭載モデル
・Bluetoothコーデックによる音質や遅延対応の違いを確認
・密閉型タイプは側圧をチェック
・室内なら開放型ワイヤレスヘッドホンもおすすめ
ポイントを押さえて使用したい用途に合わせて最適なワイヤレスヘッドホンを探してみてください。