ヘッドホンで音楽を楽しむ際、ヘッドホンアンプを使うことでスマートフォンやパソコンに直接繋ぐよりも高音質な音を楽しむことができます。据え置きタイプやポータブルタイプ、ハイレゾ対応DACなど多種多様なモデルの中からおすすめのヘッドホンアンプと選び方を解説します。
目次
ヘッドホンアンプの必要性
ヘッドホンアンプの方式
ヘッドホンアンプの選び方
ヘッドホンアンプのココを事前にチェック
おすすめの据え置き型ヘッドホンアンプ
おすすめの真空管ヘッドホンアンプ
おすすめのUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ
おすすめのポータブルヘッドホンアンプ
おすすめの小型USB-DAC&ヘッドホンアンプ
まとめ
最近は各種サービスの充実で、サブスク音楽配信を気軽に楽しむことができるようになりました。スマホとワイヤレスイヤホンを手軽にBluetooth接続して聴くという方が多いのではないでしょうか。好きな音楽をさらに高音質で聴きたい、物足りなさを感じるという方にはスマホやポータブルプレーヤー、PCなどの音質を向上させる「ヘッドホンアンプ」の導入がおすすめです。
しかし、いざ初めてヘッドホンアンプを買おうと思っても種類が多くてわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、ヘッドホンアンプの選び方や種類ごとにおすすめのヘッドホンアンプをご紹介します。
ヘッドホンアンプはアンプの中でもヘッドホン用途に特化した音を増幅する装置のことで、音声信号を増幅させたり、音量を調節したり、音質の向上を目的としています。
しかし、ヘッドホンアンプがなくても音は聞こえます。そのためヘッドホンアンプ の必要性について、さまざまなところで議論されていますが、「本当にヘッドホンアンプは必要なのか?」「どういう点から必要性があるといわれているのか?」など、気になる疑問についてご紹介していきます。
オーディオプレーヤーやスマートフォンなどからヘッドホンやイヤホンで音楽を楽しむ場合に、ボリュームを上げても音量が小さく音のダイナミックさを感じることができないケースがあります。 これは、ポータブル機器にパワーのあるアンプが搭載されていないため、高出力のヘッドホンアンプで駆動することを前提に作られているヘッドホン・イヤホンを接続しても、音量が取れないということが起こるためです。
デジタル接続ならその間の劣化は起き難いのですが、人間の耳で音を聞くには電流を振動に変えて空気を動かす、トランスデューサー(変換器)が必要となります。トランスデューサーにはアナログ電流が流れる仕組みとなっており、そのアナログ伝送回路部分の弱点をカバーしたり、より強化する役割をヘッドホンアンプが担っています。
ヘッドホンアンプはそのほかにも、音の解像度を上げる、ノイズが低減されるなどの機能も備わっています。
「無くても音は聴こえる。しかし、あればより良い音になる可能性がある」これがデジタルにおいてもアナログにおいても、ヘッドホンアンプが存在する理由といえるでしょう。このように、ヘッドホンアンプの導入にはさまざまなメリットが存在します。
以上の点をふまえてイヤホン、ヘッドホンが本領を発揮するためにヘッドホンアンプが必要といえるでしょう。
アンプが音を増幅するための方式はトランジスタ方式と真空管方式があります。アンプの方式について解説します。
一般的なアンプはアンプの増幅に「トランジスタ(半導体)」を使用して出力しています。トランジスタアンプは音の情報量が多く、ノイズは少なめで広範囲の音域をとらえます。真空管アンプと比べると、シャープで解像度の高い音と表現されることがあります。
トランジスタは真空管に比べ容積が小さいのに、電気信号を増幅する効率が良く、パワーを得られる割に電気を要しません。また歪が少なく解像度が高い、性能の良い音が得られます。
真空管方式は、アンプの増幅に「真空管」を使用したものです。トランジスタが開発される以前に用いられていられた方式で、信号増幅時に自然の音に含まれる偶数次の歪みが多く付加されるため、人間が好む倍音を増加できます。一般的なアンプと比べて、柔らかくて温かみのある自然な音が特徴です。
真空管アンプは、電気を多く使う割にパワーが少なく歪も多い、寿命により真空管の交換が必要となるなどデメリットもありますが、その特徴的な音色をより追求したい、温かみのある音をリラックスして聴きたいという方におすすめです。
ヘッドホンアンプはPCに繋いで手軽に高音質で音楽を楽しむことができるUSB-DAC内蔵のヘッドホンアンプや、スマートフォンに繋いで簡単に高音質を楽しめるポータブルヘッドホンアンプなど、種類もさまざまです。
ヘッドホンアンプは、使いたいシーンやヘッドホンアンプの設置場所に応じて選びましょう。ここからはヘッドホンアンプの種類と選び方をご紹介します。
主に家庭用AC電源に対応しているのが据え置きタイプのヘッドホンアンプです。本体サイズが大きい分、各メーカーが独自の回路を組めるので、ポータブルタイプに比べて音質的に有利となります。また、さまざまな入出力端子を備えているモデルが多いのも特徴。
室内で音楽を楽しみたい方や、PCに繋いで使用したい方におすすめです。
現在発売されているヘッドホンアンプはUSB DACが内蔵されているものが主流となっています。
USB DACとはPCとUSBケーブルで接続することをメインとしたDACのことです。
DAC(Digital to Analog Converter/デジタルトゥアナログコンバーター)とは、音楽を再生する際に、CDなどに入っているデジタル信号をアナログ信号に変換する機器のことです。
PCにもDACは内蔵されていますが汎用の物のため、「高音質」というわけではありません。USB-DACはノイズ源からの分離・隔離設計を施すことで、ノイズが少ない状態で音楽再生が可能です。また、音楽用に作られているため、より高音質で音楽を楽しめます。
「ヘッドホンの本領を発揮するためのヘッドホンアンプ」と「ノイズの軽減や高音質再生をするDAC」、両方の力を発揮するUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプなら一台で高音質な音を楽しむことができます。
ポータブルヘッドホンアンプは、主に屋外で使用するためにバッテリーで駆動するように作られています。ポタアンを通して出力することにより、屋外でも高音質の音楽を楽しむことができるようになります。スマートフォンやDAP(ポータブルデジタルオーディオプレイヤー)と接続して手軽に高音質を追求したい方におすすめです。
スマートフォンやDAPは内蔵電池で画面、DAC、アンプ、HDDなど様々な機能を動かす必要があるため省エネ設計になっており、音質が制限されている場合もありますので、音質に不満を感じたらぜひポタアンをお試し下さい。
USB経由で電源をとる小型のスティックタイプのUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプは、小型のためスマートフォンやDAPと繋いで持ち歩くことができ、低価格帯の製品も多く、手軽に高音質再生が可能になるため人気となっています。
初めてのUSB-DAC&ヘッドホンアンプにおすすめです。
ヘッドホンアンプの入力方式はデジタルとアナログの2種類あります。
デジタル
・USB、光(オプティカル)、同軸(コアキシャル)など
ヘッドホンアンプに内蔵されているDACを用いて、デジタルからアナログへ音声信号を変換します。
アナログ
・RCA、XLRなど
オーディオ機器側で信号変換が行われた後、RCA、XLRなどを使用してヘッドホンアンプへ入力します。
最近はPCやスマートフォンなどからUSBデジタル入力をおこなうタイプが主流となっています。
端子や規格の違いにより、ヘッドホンアンプによってはiPhoneやAndroidとデジタル接続ができないものも存在しますのであらかじめ確認をしましょう。
出力は主にヘッドホン・イヤホンに出力する端子ですが、機種によってはスピーカーに繋げるための端子も備えているものがあります。
主流のヘッドホン端子は「3.5mm3極」「6.3mm3極」です。ハイエンド向けのヘッドホンアンプには、「バランス接続」に対応したタイプもあります。
バランス接続は左右の音声信号干渉を防ぎ、音質を高める効果があるため、搭載されているヘッドホンアンプやDAPが増えてきています。
お使いのヘッドホン・イヤホンに合わせて出力端子をチェックしましょう。また、ヘッドホン以外にスピーカーや外部アンプにも出力したい場合は出力端子の数をチェックしておきましょう。
電源にはAC、USB、電池の3つの形式があります。
AC電源は主に据え置き型アンプに多く採用されており、高音質を意図した強力な電源回路を設計することもできます。
USB電源はPCやスマートフォンなどの端子に接続することで電源を確保します。
ポータブルヘッドホンアンプには電池が内蔵されてされています。
バッテリーの容量によって駆動時間が異なりますのでバッテリーの持続時間もあらかじめチェックしておきましょう。
ワイヤレス対応のものであれば、プレイヤーとヘッドホンアンプの間にケーブルが不要となるため、設置場所の幅が広がります。
スマートフォンやPCとBluetooth通信を使用するのであれば、「コーデック」が送信・受信ともに同じコーデックに対応しているか確認しましょう。また、高音質を求めるのであれば、ハイレゾ音質伝送が可能なaptX HDやLDACに対応したモデルがおすすめです。
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 158mmx100mmx35mm | 重さ | 約352g |
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接続方式(入力) | (RCA)3.8Vrms、(3.5mm)1.92Vrms | 接続方式(出力) | 6.3mm、4.4mmS-Balanece |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】iFi Audio ZEN Air CAN
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 140mmx225mmx44mm | 重さ | 約2kg |
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接続方式(入力) | XLR / TRS兼用バランス、RCAアンバランス×3 | 接続方式(出力) | 4ピンXLRバランス、4.4mmバランス、6.3mmシングルエンド、3.5mmシングルエンド、RCAアンバランス |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】MYTEK DIGITAL Liberty HPA
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ
FOCAL CLEAR MGでチェック
スッキリしてザワザワ感のない、きれいな音場の中に各楽器が存在感を持ってビシッとした定位で鳴らしてくれます。CLEAR MG自体もラックスマンで十分鳴らしていたのか、あるいはアンプがしっかりドライブしているからか、とても軽々と振動板が鳴っている印象を受けます。
高音から低音の各パートがどこも朗々と歌っていながらメタリックにならない、ラックスマン伝統の音質がこのコンビでも出ているように感じました。余韻やエコー成分のような弱い音までもっと耳に届いてくる印象を受けます。より視界がクリアになるというか、よく言う「ヴェールを1枚はがした」って感じに近く、ベースラインなども一層締まって聞こえるようになった感じがします。(スタッフレビューより引用)続きをみる
サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 440mm×92mm×400mm(奥行きは前面ノブ14mm、背面端子6mmを含む) | 重さ | 約13.3kg |
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接続方式(入力) | アンバランス、バランス×2 | 接続方式(出力) | 4P XLRバランス、3P XLRバランス、6.3mm標準ジャック、スルー出力 |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】LUXMAN P-750u MARKII
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
Violectricの持ち味であるキレの良さ・中低域メインの骨太サウンドはこのHPA V340にも引き継がれており、頭のうしろまで回り込むよう立体感を持った音場もそのまま、一定の音量であればほとんど違いを感じられないほどHPA V550 PROに非常に似た音質です。
しいて挙げれば、HPA V340ではかなりボリュームを下げた状態・上げた状態での音域バランスがやや変化する(特に低域が小ボリュームではやせる、大ボリュームでは強めに出る)という違いがありますが、通常のリスニングでは気にならないレベルかと思います。(スタッフレビューより引用)続きをみる
入力 | アナログ:アンバランス / RCA × 2系統 | ヘッドホン出力 | 4pin XLR×1、6.3mmステレオフォーンジャック×2 |
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ライン出力 | バランス / XLR × 1系統、アンバランス / RCA × 1系統 | ダイナミックレンジ | 131 dB |
電源電圧 | 230 / 115 V AC max 25VA | サイズ | W 290 / H 90 / D 282 mm |
【商品情報】Violectric HPA V340
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 442mm×130mm×431mm | 重さ | 約14.4kg |
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接続方式(入力) | アンバランス×5、Phono(MM)×1、POWER AMP IN × 1 | 接続方式(出力) | 2.1ch プリアウト×1、REC アウト× 1、ヘッドフォン × 1 |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】Marantz MODEL50
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 130mm×75mm×133mm(突起物含まず) | 重さ | 約0.74kg |
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接続方式(入力) | RCAピンジャック L/R、3.5mmステレオミニジャック(AUX優先)、Type B、S/PDIF (IEC-60958) 2ch リニアPCM | 接続方式(出力) | スピーカーターミナル L/R、Φ6.3ステレオ標準ジャック |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】SOUND WARRIOR SWL-T01
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 345mm×210mm×320mm | 重さ | 約18kg |
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接続方式(入力) | LINE:3系統、PHONO(MM):1系統 | 接続方式(出力) | スピーカー1系統、Φ6.3ステレオ標準ジャック |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】Triode TRV-A150XR
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 297mm×188mm×251mm | 重さ | 約12.4kg |
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接続方式(入力) | RCA×3系統、フォノ×1系統 | 接続方式(出力) | スピーカー×1系統、ヘッドホン×1系統 |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】LUXMAN SQ-N150
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 158mm×35mm×100mm | 重さ | 約491g |
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接続方式(入力) | USB3.0 Bメス(USB2.0互換) | 接続方式(出力) | 6.3mmシングルエンド、4.4mmバランス、RCAシングルエンド |
電源方式 | USBバスパワー / AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】iFi Audio ZEN DAC
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
NEO iDSD2とArya Organicを接続して試聴しました。iFi Audioらしさを感じるシャープなサウンドにキレのある力強い低域が加わり、非常にクリアネスの高い音が楽しめるモデルです。音場の広さはほどほどですが、音の分離感や前後の立体感などもはっきりと際立たせるような音作りとなっているので組み合わせるヘッドホン側の実力も充分に活かしてくれるかと思います。
それでは旧NEO iDSDと比較した場合はどうでしょう。全体的な音の傾向そのものは変わりませんが、音質面で一番変化を感じるのが「XBass II機能」と「ゲイン調整機能」が追加されたことによる低域表現の違いでしょうか。旧NEO iDSDではこうした機能がないため、低域の力強さを増したい場合にはボリュームを上げることでしか対応できませんでしたが、このNEO iDSD2ではXBass IIとゲインの切り替えで「全体のボリューム自体は上げずに低域だけ強調したい」が可能となります。”あとちょっと”を調整できるかどうか、というのは小さなようで大きな変更ではないでしょうか。
また、実際に操作している中で「ライン出力のボリュームパスON/OFF」切替の方法がより手軽になっている点も見逃せません。より直感的に操作できるようになったのは良い改善点かと思います。(スタッフレビューより引用)続きをみる
デジタル入力 | USB3.0-Bメス(USB2.0互換)、S/PDIF(同軸/光)、Bluetooth 5.4 | アナログライン入力 | アンバランス入力 |
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ライン出力 | XLR、RCA | ヘッドフォン出力 | 4.4mmバランス、6.3mmシングルエンド |
対応フォーマット | aptX Lossless、aptX Adaptive、aptx、LDAC、HWA/LHDC、AAC and SBCコーデック | サイズ | 214×158×41mm |
【商品情報】iFi audio NEO iDSD2
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
Shanling EH3とTAGO STUDIO T3-01を接続して試聴しました。やや硬質で中低域の厚みを感じさせる、ボーカル映えするサウンドです。音場の広がりはほどほどですが、頭部を360度包み込むように展開されるので音の立体感に優れており、ひとつひとつの音の定位感もしっかりとしています。EH3はLow/Medium/Highと3段階のゲイン設定が可能ですが、T3-01ではMediumで充分な音量がとれたので駆動力も充分と思われます。
SRC機能もいろいろと試してみます。やはりもっとも変化を感じるのは「DSD512」などDSDレベルへのアップサンプリングでしたが、音がなめらかになる反面アタック感などは若干控えめとなるようです。これは古い録音の音源などを再生する場合はむしろ聴きやすくなるところもあるので、気軽に変更して楽しみたい機能ではないでしょうか。(スタッフレビューより引用)続きをみる
サイズ | 23.8 × 18.8 × 5.9cm | 重量 | 2.8kg |
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DACチップ | ESS社 ES9039PRO | ヘッドホン出力 | 3.5mm / 6.35mm / 4.4mm / XLR |
アナログ出力 | XLR / RCA | デジタル出力 | USBオーディオ出力 |
デジタル入力 | USB-DAC / USBドライブ / COAXIAL(同軸デジタル) / OPTICAL(光デジタル) / I2S | アナログ入力 | AUX(RCA端子) |
【商品情報】Shanling EH3
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 290mm×84.5mm×248.7mm(突起部を含む) | 重さ | 約4.1kg |
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接続方式(入力) | PCM、DSD、USB B 端子 USB2.0 | 接続方式(出力) | バランス、アクティブ・グランド駆動対応 4.4mm 5極ヘッドホン端子「Pentaconn」/ バランス、アンバランス、アクティブ・グランド駆動対応 デュアル 6.3mm 標準ヘッドホン端子 |
電源方式 | AC | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | Bluetooth 対応 |
【商品情報】TEAC UD-505-X
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
YAMAHA HA-L7AとYH-5000SEを組み合わせて試聴しました。やや硬質さを感じさせる、キレの良い端正なサウンドです。モニター調というほど無機質ではないものの、ヘッドホンアンプとしての味付けはあまりな音源・ヘッドホンそのもののキャラクターを素直に表現するための道具に徹している印象を受けます。
反面、「PURE DIRECT」という名前のとおり録音状況の良くない音源でも容赦なくそのまま再生してしまうところがあるため、ストリーミング音源などでランダムに聴いている場合は曲ごとの音質の落差を感じてしまうかもしれません。できればヘッドホンと同じように、音源も良質なものを用意して聴き込みたいと思わせる組み合わせでした。続きをみる
周波数特性 | 4Hz-80kHz、-3dB | 全高調波歪率 | 0.003%以下(1kHz、300mW、32Ω) |
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SN 比 | >120dB | 入出力端子(音声入力) | アナログ 1(RCA×1)、デジタル 2(光×1、同軸×1※1)、USB 1(Type-B)、※1:PCM 2ch のみ、192kHz/24bit まで。 |
入出力端子(音声出力) | ヘッドホン 3(標準 6.3mm×1、バランス 4.4mm×1、XLR 4 極×1) プリアウト/ラインアウト 2(アナログ L/R[RCA]×1、アナログ XLR 3 極×1) | USB(Type-B) 対応フォーマット | PCM※2、DSD※3 ※2:384kHz/32bit まで。32bit-float ファイル非対応。※3:11.2MHz まで。 |
寸法(幅×高さ×奥行) | 333W×133H×189D mm(脚部、突起物を含む) | 質量 | 5.3kg |
【商品情報】YAMAHA HA-L7A
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 102mm×14mm×102mm | 重さ | 約135g |
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接続方式(入力) | USB-C 3.0(USB2.0 互換) | 接続方式(出力) | 4.4mmバランス、3.5mmシングルエンド |
電源方式 | USB(Type-C)/ 電源バッテリー | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | - |
【商品情報】iFi audio hip-dac3
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
H5とintime 翔 Special Versionを接続して試聴しました。キレのある高域にスッキリ目な中域、タイトな低域と、見た目だけではなく音の方もH7にかなり似通った硬質なサウンドです。特に今回組み合わせた翔 Special Versionのように高域表現の個性が強いイヤホンではそのあたりのキャラクターがさらに強調されるので、EDMなどのジャンルを聴くと非常に楽しめるかと思います。(スタッフレビューより引用)続きをみる
DACチップ | AKM AK4493SEQ×2 | 画面サイズ | 0.87インチ モノクロ有機ELディスプレイ |
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Bluetoothコーデック | LDAC / AAC / SBC(受信のみ) | ストレージ | MicroSDカードスロット×1(2TBまでのMicroSDカード) |
サイズ | 102×85×25mm | 重量 | 270.4g |
【商品情報】Shanling H5
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サイズ(W幅×H高さ×D奥行) | 123mm×75mm×19mm | 重さ | 約215g |
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接続方式(入力) | USB Type-C、S/PDIF同軸(3.5mm)/光(丸端子) / ライン入力(フルバランス4.4mm. シングルエンド3.5mm) | 接続方式(出力) | 4.4mmバランス、3.5mmシングルエンド |
電源方式 | USB(Type-C)/ 電源バッテリー | ワイヤレス(Bluetooth)対応 | Bluetooth 対応 |
【商品情報】iFi Audio xDSD Gryphon
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
Mojo 2の持ち味であるスピード感に、AK ZERO1のキレの良さが加わって非常にエッジの効いたサウンドが楽しめます。
この組み合わせではMojo 2から搭載されたもうひとつの機能「クロスフィード」も試してみました。これはヘッドホンやイヤホンのような音の発生源がはっきり分かれてしまう再生環境でも、自然環境と同じように「左右の音が若干混ざり合う」現象を再現するという機能ですが、4段階中最大の状態にしてもそれほど強力に音を混ぜる感じではありません。
逆にいえばあまり違和感のないレベルで頭内定位を和らげる効果をもたらしています。ステレオ録音黎明期の古いジャズなどで試してみると面白い機能です。
なお、イコライゼーションやクロスフィードなどの機能はMojo 2の電源を切っても直前の設定はしっかり記録されますが、いじりすぎて今の状態がわからなくなった…という場合に備えてリセットモードもしっかり用意されていますのでご安心下さい。(スタッフレビューより引用)続きをみる
デジタル入力 | 光デジタル(角型)、同軸デジタル(3.5mm/デュアルデータ同軸兼用)、Micro USB、USB Type-C | ヘッドホン出力 | 3.5mm/3 極ステレオミニジャック×2 |
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出力インピーダンス | 0.06Ω | ダイナミックレンジ | 125.7dB |
クロストーク | -118dB(1KHz/300Ω) | 出力レベル 1KHz/300Ω | 90mW(5.2Vrms) |
出力レベル 1KHz/30Ω | 600mW(4.2Vrms) | 充電ポート | Micro USB(充電電流 1.5A ※2A 以上の AC アダプターを推奨) |
作動電圧 | 5V DC | 駆動時間 | 約 8 時間 |
サイズ | 約W83mm×H62mm×D22.9mm | 重量 | 単体約 185g(Poly ドッキング時合計約 270g) |
【商品情報】Chord Electronics Mojo 2
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入力 | USB Type-C | 出力 | 3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス |
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DAC | CS43131×2 | 対応形式 | PCM最大384kHz / 32bit、DSD Native DSD 256(DSD 11.2MHz) |
サイズ | W59 x H23.4 x D12.1 mm | 重量 | 21g |
【商品情報】iBasso Audio DC04PRO
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:唐木
まずは、聴き慣れているMH335DWとIE900で試聴しました。一聴して驚かされたのは、音の力強さです。ベースラインもメロディラインもコーラスも、楽曲全体を通して芯のある太い音で、聴き慣れたイヤホン・楽曲でも新しく生まれ変わったような骨太なサウンドで聴き応えが感じられました。
次にヘッドホンで試聴します。まずは、HD660S2で試聴しました。スティック型のDACとは思えない音の厚みで、少し音の薄さを感じるポイント(特に高音域の伸び)がありましたが、それでも解像度の高さと低域の表現力の良さは感じられたので、十分でした。
次にバランス接続で試聴します。
まずはイヤホンから、MH335DW・IE900共に、骨太なサウンドに、さらに左右の分離感の良さが加わり、重心がベース寄りになったので、迫力が倍増しました。
次にヘッドホンで試聴します。HD660 S2では、音の粒立ちと高音域の伸びが良くなり、より明瞭にフラット傾向なサウンドになりました。続きをみる
DAC | ESS ES9219×2 | 再生 | 最大 PCM 768KHz/32bit、DSD256 ネイティブ |
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クロック | FPGA制御独立水晶発振器クロック×2 | 最大出力 | 340mW |
【商品情報】DITA AUDIO DITA Navigator
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:唐木
一聴して感じたのは、音の重厚感とクリアさです。音の芯が太く重く、一音一音、密度が濃くなり、臨場感を感じさせます。それでいて、荒っぽさがなくクリアに再生するところが絶妙です。MOONRIVER2 Tiは、前モデルのMOONRIVER2と搭載しているDACチップが同じですが、音のクリアさはMOONRIVER2 Tiの方が高く、音の隅々まで見渡せます。
また、楽器とボーカルの分離感もしっかりと感じられるので、細かな音の動きも明瞭に聴きとれます。(スタッフレビューより引用)続きをみる
入力 | USB-C | 出力 | 3.5mm、4.4mm |
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DAC | シーラス・ロジック CS43198×2基 | 対応形式 | - |
サイズ | 57mm×19.6mm×13.4mm | 重量 | 約30g |
【商品情報】水月雨(MoonDrop) MOONRIVER2 Ti
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ヘッドホンアンプを選ぶポイントは
・据え置き型かポータブルか
・入力はアナログ、デジタル、ワイヤレスのどれを使用するか
・使用するヘッドホンの端子をチェック
・音質をどこまで追求したいか
さまざまな要素があります。手軽に楽しみたいならUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ、音を追及するなら真空管アンプなど自分の好みに合わせて最適なものを見つけてくださいね。