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2023.10.31
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イヤモニとは?選び方と用途に合わせたおすすめ8選

イヤモニとは?選び方と用途に合わせたおすすめ8選

イヤモニ(インイヤーモニター)とは、ミュージシャンやアイドルがステージで演奏するために欠かせない音を細部に渡ってモニタリング(聞く)するためのイヤホンです。この記事ではオーディオ専門店スタッフが選び方を解説。用途に合わせたおすすめを8種紹介します。

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イヤモニとは

カスタムIEMの画像

イヤモニとは、「イン・イヤー・モニター」の略称で、ミュージシャンやアイドル、音響エンジニアなどが、ステージやレコーディングの際など、正確に音をモニタリング(聞く)ために使用されるイヤホンのことです。

イヤモニの種類

ユニバーサルモデルとカスタムIEMが並んだ画像

イヤモニは、ユニバーサルモデルとカスタムIEM(イン・イヤー・モニター)に分かれます。ユニバーサルモデルは、音の出るスピーカー部分にイヤーピースが付いており、文字通り一般的に広く使用できる設計のものです。

一方、カスタムIEMは耳型(インプレッション)を作成して耳の形に合わせてイヤホンを作るので、耳にピッタリはまります。遮音性も高く大音量が流れている環境下でも、イヤホンから流れる細かな音まで聞き取ることができます。

耳型採取の画像
耳型採取の様子

ライブステージでの必要性

ライブイメージ

テレビ番組やライブステージなどで、ミュージシャンやアイドルがステージ上でイヤモニを耳につけている姿を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

ライブステージなどでは、楽器の音が大音量で流れている環境で演奏をします。イヤモニを耳に装着することで周囲の音を遮断して、イヤモニを通して適正な音量で自分の声や演奏の音を確認、またはスタッフの指示を聞くために使います。

耳にピッタリはまるので激しく動いても外れにくいという仕様や、以前はライブステージなどで大音量に負けない音量でモニタースピーカーを鳴らしていたものが、イヤモニを付けることで小さな音量でも正確な音を聴くことができるという点でも重宝されています。

普通のイヤホンとの違い

通常、音楽を聴くためのリスニング用イヤホンは、完成された音楽を聴きやすく耳に届けるための調整がされていますが、モニターイヤホンは、音楽制作やDTM作曲・動画編集向けに作られていています。

また、ケーブルやイヤーピースなどの部品を交換できるものが多く、耐久性も高いことから長く愛用される製品が多いのも特徴のひとつです。

イヤモニの音質の特徴

カスタムIEMが並んでいる画像

イヤモニの音質は、解像度が高く、フラットな周波数特性、偏りが少なく原音に忠実な音を特徴としています。そのため、ステージや楽曲制作などの用途はもちろんですが、解像度の高さを求めるユーザーや、アーティストやエンジニアが聴いている音を聞きたいというニーズから音楽鑑賞のためのリスニング用として愛用するユーザーも多く、種類も豊富に発売されいています。

ゲームプレイにもおすすめ

ゲームプレイのイメージ

また、イヤモニはFPSゲームなどのゲームプレイにもおすすめです。FPSゲームで使用するイヤホンは、音像の配置が左右、遠近方向に渡って立体的に表現されることが重要になります。音の配置表現が忠実に再現されるイヤモニを使用することで、繊細な音を聞き分けることができるので、より一層ゲームを楽しめるでしょう。

イヤモニのデメリット

イヤモニは、フラットな音質特性のため、正確に音を聴き取れる反面、聴き疲れしやすいという側面もあります。長時間のリスニングには向いていないため、注意が必要です。

イヤモニの選び方

使用目的で選ぶ

音楽制作現場のイメージ

ライブやコンサートなどのステージで使用する場合は、周囲の音を遮断し、正確に音をモニタリングするために遮音性の高いものを選びましょう。ライブステージなどで使用する場合は別途モニターやワイヤレス環境が必要になりますので会場と相談するようにしましょう。

レコーディングなどの楽器演奏する場合は、マイクで音を拾ってしまわないように音漏れがしにくく、ケーブルが長いものを選びましょう。リケーブルできるタイプであれば長さを変更することも可能です。

ゲームプレイに使用する場合は、解像度が高く音像の配置関係が立体的に表現されるモニターイヤホンがおすすめです。

音質で選ぶ

一般的なイヤホンの基本構造のイメージ
一般的なイヤホンの基本構造

イヤモニは、基本的に音をモニタリングするためにフラットな音質を特徴としていますが、製品によって音質傾向が異なります。音質を決定づけるのが、音を鳴らす機構となるドライバーです。

音質はドライバーのサイズ「口径」が大きくなるほど高音質になりますが、低音域を出すことを得意とするダイナミック型や高音域や中音域の音の再現を得意とするバランスドアーマチュア型などの種類があります。また、複数ドライバーを搭載しているモデルもありますので好みの傾向に合わせて選びましょう。

接続方法で選ぶ

ワイヤレスのイヤモニの画像

ケーブルなどで動きを制限されたくないという場合はワイヤレスタイプがおすすめです。Bluetoothワイヤレスで接続する場合と主にライブ会場などで使用されるワイヤレスシステムを使用する2パターンの方法があります。

DTMなど音楽制作の際にタブレットやPCに接続する場合は、Bluetooth接続で充分ですが、遅延が気になるという場合は有線接続する方が安心です。

ワイヤレスでイヤモニを使用したい場合は、Bluetoothワイヤレスケーブルが別途販売されている機種やBluetoothレシーバーを使用することで有線のイヤモニをワイヤレス接続することが可能となりますので、事前に仕様や製品を確認しましょう。

楽器演奏におすすめのイヤモニ

SONY MDR-EX800ST

SONY MDR-EX800STの画像

ライブパフォーマンスのために生まれたイヤモニ

解像度・分離感の良いモニタリングに適した音質と装着感や耐久性のあるつくりのイヤモニです。耳掛け部分はフレキシブルイヤーハンガーを採用、耳の形に合わせて形状が調整できるという優れものとなっています。

もちろんケーブル交換も可能です。発売から10年以上、長く愛用されるロングセラー製品という点においても実用品として信頼のおけるイヤモニです。
形式密閉型ドライバー16mmダイナミック型、ドーム型(CCAW採用)
最大入力500mW(IEC)インピーダンス16Ω(1kHzにて)
音圧感度108dB/mW再生周波数帯域3 - 28,000Hz(JEITA)

【商品情報】SONY MDR-EX800ST

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SONY MDR-EX800ST

SHURE SE425

SHURE SE425の画像

SHURE独自開発のBAドライバー2基を搭載した実力派イヤモニ

SHUREのイヤホンの特徴であるバランスが良く原音に忠実でフラットな音質傾向はそのままに、BAドライバー2基構成により低音域のバランスを調整した見通しの良いサウンドのイヤモニです。

また、音遮音性の高いイヤーピースは、最大37dBまで雑音を遮断、ライブパフォーマンスやレコーディングなどでの楽器演奏はもちろんですが、モニターライクな音質が好みという方にリスニング用途としてもおすすめのイヤモニです。
形式密閉型ドライバーBAドライバー2基
最大入力-インピーダンス20Ω
音圧感度109 dB SPL/mW再生周波数帯域20 Hz - 19 kHz

【商品情報】SHURE SE425

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SHURE SE425

音楽制作におすすめのイヤモニ

SENNHEISER IE 100 PRO

SENNHEISER IE 100 PROの画像

長時間の制作に適したイヤモニ

小型軽量化により、装着感が良く長時間使用しやすいイヤモニです。IE 100はシングルドライバーを採用したことで耳にフィットするように小型化され、長時間の利用でも重さを感じにくい設計を採用。ライブステージでの使用はもちろんですが、モバイル機器やタブレットを使った外出先でのミキシングや制作にもおすすめです。

なお、SENNHEISER専用のコネクターを採用しているため、ケーブルの交換は対応のケーブルを使用しましょう。
形式密閉型ドライバーダイナミックドライバー
最大入力-インピーダンス20Ω
音圧感度115 dB (1 kHZ/ 1 Vrms)再生周波数帯域20 Hz - 18 kHz

【商品情報】IE100PRO

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IE100PRO

IE 100 PRO はワイヤレスタイプも販売しています。IE100PRO Wirelessは、Bluetoothコネクターが付属し、通話機能やミュージックコントロール機能が使用できます。また、AptX LL コーデック対応により音と映像が低遅延で同期が可能になりました。

Bluetooth接続がしにくい環境の場合には付属のストレートケーブルを使用することで簡単に有線化できます。状況に応じて使い分けられるので便利にお使いいただけます。

【商品情報】IE100PRO Wireless

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IE100PRO Wireless

TAGO STUDIO T3-02

TAGO STUDIO T3-02の画像

ナチュラルで忠実に音を再現

新たなリファレンスモニターヘッドホン TAGO STUDIO T3-01 に続き、天然木の楓材のハウジングがひと際目を惹くイヤモニ「T3-02」は、ナチュラルで忠実に音を再現しながら聴き疲れしにくいサウンドバランスが特徴です。

楽曲制作や動画編集など長時間のモニタリングはもちろん、リスニングにもおすすめのイヤモニとなっています。
形式密閉型ドライバーダイナミックドライバー
最大入力200mWインピーダンス32Ω
音圧感度112dB SPL/mW再生周波数帯域20Hz - 20kHz

【商品情報】TAGO STUDIO T3-02

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TAGO STUDIO T3-02

ゲームプレイにおすすめのイヤモニ

SHURE SE215 Special Edition

SHURE SE215 Special Editionの画像

プロ愛用のSE215がゲーミングイヤホンとして大人気!

モニタリング用イヤモニとしてプロの愛用者が多いSE215がゲーミングイヤホンとしても高い支持を得ています。

それもそのはず、FPSゲームなどで細かい音を正確に聞き分けることが重要となるゲーミングイヤホンとしてピッタリな解像度の高い音質、長時間の使用でも疲れにくい装着感でゲームユースにも広く使われるようになりました。
形式密閉型ドライバーダイナミックドライバー
最大入力-インピーダンス17Ω
音圧感度107 dB SPL/mW再生周波数帯域21Hz - 17.5kHz

【商品情報】SHURE SE215 Special Edition

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SHURE SE215 Special Edition

Shureの着脱式有線イヤホンを完全ワイヤレスイヤホンに簡単に変換する耳に掛けるタイプのアダプターも販売しています。

【商品情報】SHURE RMCE-TW2

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SHURE RMCE-TW2

Acoustune RS THREE

Acoustune RS THREEの画像

モニタリングにもリスニングにも絶妙なバランス

部品単位での剛性を上げ、過酷な環境下でも故障のリスクを大きく低減した頑丈なつくりとステージモニターとしての使用を考慮したプラグやケーブルなど、実用的な製品設計となっています。

音質は硬質でシャープ、スッキリとしたサウンドです。耐久性が高く、シャープなサウンドでゲーミングイヤホンとしても気軽に使いやすいイヤモニです。
形式密閉型ドライバーダイナミックドライバー
最大入力30mW (定格 5mW)インピーダンス32Ω
音圧感度108dB/1mW at 1kHz再生周波数帯域20Hz - 40KHz

【商品情報】Acoustune RS THREE

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Acoustune RS THREE

カスタムIEM(カスタムインイヤーモニター)のおすすめ

qdc Anole V14-C

qdc Anole V14-Cの画像

qdc14ドライバー搭載のカスタムIEMフラッグシップモデル

超高域の再生能力をアップしたBA型を10基、超高域の再生能力をアップしたEST(静電)型を4基の片側計14ドライバー搭載、さらに4つのスイッチによる独自の「チューニングスイッチ・テクノロジー」で16種類の音質変化が楽しめます。
形式密閉型ドライバーハイブリッド型 10BA+4EST / 14ドライバー(片側)
最大入力-インピーダンス12 - 20Ω
音圧感度105 – 108 dB SPL/mW再生周波数帯域10 - 50,000 Hz

【商品情報】qdc Anole V14-C

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qdc Anole V14-C

qdc Anole V14-C レビュー | 16種類の音質変化が楽しめるカスタムイヤホン

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 qdc Anole V14-C レビュー | 16種類の音質変化が楽しめるカスタムイヤホン ブログイメージ

FitEar MH334 Studio Reference

FitEar MH334 Studio Referenceの画像

BAドライバー 3ウェイを搭載した定番モデル

より音楽を楽しめる機種とし生まれたFitEarの定番のカスタムIEM MH334 のサウンドバランスを継承し、レコーディングやミキシング、マスタリングなどの音楽制作の現場での使用を想定した正確なモニタリング向けに高域周波数レンジ拡大と中低域解像度の改善したモデルです。

スタジオモニターとして使用されることが多いモデルで、ボーカルが近いのが特徴。アーティストの声を重視する方におすすめです。
形式密閉型ドライバーバランスドアマチュアドライバー : 3Way / 3Unit / 4Driver(Low-1 / Low・Mid-2 / High-1
最大入力-インピーダンス-
音圧感度-再生周波数帯域-

【商品情報】FitEar MH334 Studio Reference

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FitEar MH334 Studio Reference

まとめ

・イヤモニとは、正確に音をモニタリング(聞く)ために使用されているイヤホンのことです。
・ユニバーサルタイプとカスタムIEMの2種類
・ステージで使用するためには周囲の音を遮断して、イヤモニを通して適正な音量で自分の声や演奏の音を確認するために使われる
・イヤモニの音質は、解像度が高く、フラットな周波数特性、偏りが少なく原音に忠実な音が特徴
・イヤモニはFPSゲームなどのゲームプレイにもおすすめ

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