メーカーによってイヤホンの特徴や音質は様々です。多くのメーカーがたくさんのイヤホンを販売しているのでどのメーカーが良いか迷ってしまうことも。そこで、オーディオ専門店フジヤエービックがおすすめするワイヤレスイヤホンメーカーとその特徴を解説します。
目次
SONY(ソニー)
SENNHEISER(ゼンハイザー)
final(ファイナル)
Technics(テクニクス)
Audio-Technica(オーディオテクニカ)
DENON(デノン)
Victor(ビクター)
AVIOT(アビオット)
ANIMA(アニマ)
Bang&Olufsen(バングアンドオルフセン)
ag(エージー)
Bowers & Wilkins(バウワースアンドウィルキンス)
NUARL(ヌアール)
Acoustune(アコースチューン)
水月雨(MoonDrop)
radius(ラディウス)
Noble Audio(ノーブルオーディオ)
JBL(ジェービーエル)
Anker(アンカー)
beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)
まとめ
SONYのイヤホンはエントリー向けのワイヤレスイヤホンから本格的にハイレゾ音質を楽しめるハイエンドモデルまで用途に応じた多彩なバリエーションを誇ります。
2008年に世界初のデジタルノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC500D」以降、最新のワイヤレスイヤホンに至るまでノイズキャンセリング技術は進化し続けています。また、ソニーの映像技術が活かされた空間オーディオなど高いデジタル技術による高音質と臨場感のあるサウンドが特徴です。
SENNHEISERは、1945年にフリッツ・ゼンハイザー博士が測定機器メーカーとして 創立したドイツの音響機器メーカーです。
ゼンハイザーのイヤホンは、ハイエンドモデルや比較的手ごろな価格で購入できるモデル、モニタリング向け、リスニング向けモデル、完全ワイヤレスイヤホンなど幅広くラインナップされており、透明感のある伸びやかな高音が楽しめるとして高い人気を誇ります。特に音質を重視している方におすすめのメーカーです。
finalは2007年に設立された有線ヘッドホン、イヤホンの分野で定評のある日本のオーディオブランドです。有線イヤホンのAシリーズ、Bシリーズ、VRシリーズ、Eシリーズ、Studyシリーズ、そして、ワイヤレスイヤホンのZEシリーズを2,000円台から19万円台までラインナップしています。
クリアな中高域とタイトな低域、そして開放的なサウンドを特徴としており、オーディオファイルから高い支持を獲得しています。
Technicsは、パナソニック社の総合Hi-Fiオーディオ・DJ機器ブランドです。ターンテーブル「SL-1200シリーズ」はクラブDJ用機材としてスタンダード機として愛用者も多く、世界中のDJや音楽愛好家から絶大な支持を獲得しています。
ワイヤレスイヤホンは、低域から高域までの分離感がよく解像度が高いサウンドを特徴としています。2023年6月に発売されたEAH-AZ80は、一時品薄になるほどの人気を得ました。
Audio-Technicaは、1962年に東京都新宿区で誕生した日本のオーディオブランドです。現在ではカジュアル用からプロ仕様の製品まで幅広いラインナップを展開し、「オーテク」の愛称でも親しまれています。
ワイヤレスイヤホンにおいても、多種多様なラインナップを誇り、音質傾向としては低音域の量感がちょうどよく、癖がない中高音域のバランスの良さで定評を得ています。
DENONは、1910年に日本で設立されたオーディオメーカーです。100年以上の歴史を持つDENONは、サウンド品質を管理をする上で明確なサウンドコンセプトがあり、「繊細で、かつ力強い音」「正確さと安定感」が特徴です。
この「デノンサウンド」と呼ばれるサウンド品質を全ての機器において統一して管理されていることも、根強いファンを獲得している人気の秘密といえるでしょう。
Victorは、1927年に設立された「日本ビクター蓄音器株式会社」から始まる、長い歴史を持つ日本のオーディオブランドです。蓄音機から流れる亡き飼い主の声に耳を傾ける犬・ニッパー君のロゴマークでも良く知られていますよね。
ビクターの特徴といえば木の振動板を採用した「WOODシリーズ」。2021年にはWOODシリーズ完全ワイヤレスイヤホン「HA-FW1000T」を発表し大きな話題となりました。サウンド面では、落ち着いた柔らかい低音域と繊細な高音域を特徴としています。
AVIOTのイヤホンは、「日本人が聴きやすい音」にこだわってチューニングされた音質とイヤホンを使用するシチュエーションを意識した機能に特徴があります。
また、アーティストとのコラボモデルを次々に発表しており、アーティスト本人がデザインや音質づくりに関わることでアーティストのこだわりが感じられるところも魅力です。
ANIMAは、人気のオーディオブランド「アコースチューン」のワイヤレスオーディオ機器専門ブランドとして設立された日本のオーディオブランドです。
ANIMAのワイヤレスイヤホンデビューモデル「ANW01」は、システムボイスを専用アプリから切替・追加購入可能な製品で、アニメ・声優ファンからの絶大な人気を獲得。2023年7月には高音質ストリーミング対応など機能を強化したANW02が発売されました。
ボーカルが聴きやすいサウンドバランスと着せ替え可能なシステムボイスなどのユニークな機能を特徴としています。
Bang&Olufsenのイヤホンは、「イヤホンの世界に芸術性を取り入れた」として話題となった「A8」をはじめ、オーディオ機器としての性能はもちろん、インダストリアルデザイン性においても高い評価を獲得しています。
広い音場と抜けが良く生音の再現性の高いクリアなサウンドを特徴としています。
agは、国内の人気オーディオメーカーfinalが監修する日本のワイヤレスオーディオブランドです。ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを次々と発売し、そのコンパクトなデザインと確かな音質で瞬く間に人気を獲得しました。
中低音域を中心としたクリアなサウンドを特徴としています。また、最新のトレンドを取り入れた製品づくりにも注目のオーディオブランドです。
Bowers & Wilkinsは、オウムガイをモチーフとしたユニークなデザインの「ノーチラス」などスピーカーの名門として知られています。ヘッドホン・イヤホンの分野でも、スピーカーで培った技術を生かした製品づくりを特徴としています。
スピーカーを思わせるゆったりした低域の量感と柔らかさや落ち着いたサウンドが定評を獲得しています。
NUARLのイヤホンは、「使う人の日常のなかに自然に馴染むプロダクト」をブランドコンセプトとした日本のオーディオブランドです。
独自開発のドライバーによる重低音サウンドを特徴としており、ワイヤレスイヤホンから有線イヤホンまでラインナップしています。
Acoustuneのイヤホンは、メカニックなデザインと、医療用途にも使われるポリマーバイオマテリアル「Myrinx(ミリンクス)」を振動板素材に使用した「ミリンクスドライバー」など先進技術を活用することで人気を獲得しています。
シャープな空間表現を特徴としており、姉妹ブランドやコラボモデルも人気があります。
水月雨(MoonDrop)は、2017年のイヤホン「Liebesleid」発売以降、こだわりの姿勢や驚くほどの製造クオリティの高さで、あっという間に人気ブランドとなりました。
有線/ワイヤレスともに評価が高く、明瞭で解像度の高い中高音域とクオリティの高さを特徴としています。
アメリカで設立され、Macintoshのコンピューター周辺機器・アプリケーションソフトウェア開発企業の日本法人から独立してオーディオ機器メインの製品開発を行うユニークな歴史を持つオーディオブランドです。
中低音中心のバランスの良いサウンドとユニークな製品づくりを特徴としています。
Noble Audioは、オーディオロジスト(聴覚学者・聴覚専門医)であるジョン・モールトン博士によりカリフォルニア州で設立された、イン・イヤー・モニターイヤホンを中心とするオーディオブランドです。
専門家の知見を生かした製品づくりと芸術的なデザインが特徴で、世界各国で高い評価を獲得しています。
JBLは、映画館やコンサートホール向けのプロ用スピーカーから、家庭用オーディオ、ワイヤレスイヤホンまで幅広い製品を展開するアメリカの音響メーカー。特に力強い低音とクリアな音質が特徴で、世界中の音楽ファンに愛されています。
Ankerは、中国の深圳に本社を構えるテクノロジー企業「Anker Innovations」が展開するブランドで、オーディオ以外にモバイルバッテリーなどのガジェットでも有名です。Ankerのイヤホンは、芯に響く低音と硬めでバランスの良いサウンド、そして高い機能性を持ちながらリーズナブルな価格設定で、初心者から上級者まで幅広く選ばれています。
beyerdynamicは、電気技師ベイヤーによりドイツで創業された老舗オーディオメーカーです。1924年の創業以来、ヘッドホンやイヤホン、マイク、モニター機器など、その高品質で硬派なものづくりは世界中のスタジオやプロミュージシャンから評価されています。
ワイヤレスイヤホンメーカーのおすすめとその特徴を紹介しました。それぞれのメーカー毎に異なる特徴を持っていますが、製品やコンセプトによっても音質は変わってきますので、この記事で紹介したメーカーの特徴を参考にして好みの製品を見つけてみてください。